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あなたはどっちが多い?「役割的な関わり」と「感情的な関わり」

どうもガクせんです。

子育てをしていると、子どもにいろいろな声かけ(関わり方)をしますよね。

「今日、学校どうだった?」
「今日の夕飯は唐揚げだよ」
「宿題終わったの?」
「TV面白かったね」
「早く寝なさい」

などなど。

何気なくするこれらの声かけ(関わり方)ですが、実は大きく2つに分類することができるのです。実際に上記した声かけにも「2つのタイプの声かけ」を織り混ぜてみたのですが分類できますでしょうか?

「分かった!」というあなたはすごい。普段意識して子どもと関わっているのかもしれませんね。

「いやいや、全然わかりませーん!ギブアップ!」というあなたも大丈夫!今回の記事を読めばきっと今日から二つの関わり方を意識しながら子どもと接することができるようになります。


それではまいりましょう!


2つの関わり方とは?

何度も申し上げているように、子どもへの関わり方には、大きく分けて2つのタイプがあります。

その2つの対応とは↓

⑴役割的な関わり
⑵感情的な関わり

です。


ボクは、この2つの関わり方についてNPO法人ハートフルコミュニケーション代表理事である菅原裕子さんの著書で初めて知りました。


「うーんなるほど!」と納得し、それからというものこの2つの関わり方を意識しながら子どもと接しています。

実際に、意識して接することで子どもとの関係構築にめちゃくちゃ役立つ!と感じたのでシェアしていきたいなと思います。

それでは、一つひとつ詳しくみていきましょう!


役割的な関わり

「役割的な関わり」とは、親、先生などの役割(責任)から生まれる働きかけのこと

上述した声かけの例でいうと、「学校どうだった?」「宿題やったの?」「早く寝なさい」がそれです。

このような言葉は、「親」という役割から生じる言葉です。なので、友達に毎晩のように「早く寝なさい」なんて言いませんよね。もし言っていてら嫌われるので即やめてくださいね。

このような、関わり方は親の立場から子どもに向けて発せられる言葉である性質上、親の関心が出発点となる関わり方になります。

例えば

「学校どうだった?」は、「学校の様子を知りたい」という親の関心から生ずる言葉
「宿題をやったの?」は、「子どもがちゃんと宿題終わらせたかな?」という親の心配からから生ずる言葉
「早く寝なさい」は、「健康のために早く寝てほしい」という親の願望から生ずる言葉

です。

なので、このような「役割的な関わり」は意識しなくても生じてくるため、親であれば自然と多くなる関わり方といえます。


感情的な関わり

一方、「感情的な関わり」とは、どのような関わり方なのでしょうか?

詳しくみていきましょう。

「感情的な関わり」とは、会話を通して、感情的な交流や、お互いの関係性を深めようとする働きかけのこと

上記の声かけの例でいうと、「今日のご飯は唐揚げだよ」「TV面白かったね」がそれです。

このような言葉は、相手と「嬉しい」「楽しい」などの気持ちを交流、共有することを通して「関係性への欲求」(絆を感じたいという欲求)を満たそうとする関わり方です。

例えば

「今日の夕飯は唐揚げだよ」は、子どもの「やったー嬉しい」という感情と交流する言葉
「TV面白かったね」は、子どもの「面白かった!」という感情を共有する言葉

です。

そして、このような感情を交流、共有し合う中で、「理解し合えている」「お互いを大切にしている」という絆を体験し、安心感や満足感を獲得していくのです。


バランスが命!

「役割的」「感情的」の2つの関わり方について解説してきましたが、どちらか良い!悪い!といった話ではありません。

何よりもバランスが大切なのです。

「役割的な関わり」ばかりで子どもに接していれば、子どもは親との絆を構築することができず、「うっせぇ!」と反抗的になったり、「こっちこないで」と心を閉ざしたりするでしょう。

また、「感情的な関わり」だけだと、良い習慣が身につかずに不健康になったり、無礼者になったりと大切なことを学べないまま大人になってしまいます。

なので、バランスが大切!ということです。


ポイントとしては、特に「感情的な関わり」は意識的に行っていった方が良いといえます。なぜなら、上述したように「役割的な関わり」は意識しなくても自然と多くなる傾向にあるからです。呼吸するのと同じ感じです。ボクも、「最近、口うるさいおじさんになっているな・・・」と反省することがよくあります。

そんな時は、子どもたちが好きな「ヒーローアカデミア」(アニメ)の話をふるなど感情の交流ができる関わりを意識するようにしています。「子どもの関心に関心を寄せる」のがコツですね。


また、感情的な関わりでしっかりと関係性を築けているからこそ、役割的な関わりも相手に届くともいえます。なので、分量的にも7対3くらいの割合で「感情的な関わり」を多めにしてみると良いですね。


まとめ

「役割的な関わり」「感情的な関わり」の2つの関わり方について解説してきましたがいかがだったでしょうか?

まずは、1日の声かけ(関わり方)に意識を向けて見ることからスタートです。

最近「役割的な関わり」ばかりになっているなと気づけたら、意識的に「今日TVで○○やるらしいよ」「新しく服買ったんだけど似合うかな?」など「感情的な関わり」を増やしていってみてください。

きっと、子どもとの関係がよくなりハッピーな子育てを実現していけることと思います^ ^


以上、ガクせんでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

良い一日を!

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