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エッセイ

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2021年12月の記事一覧

何も無いこともないが

何も無いこともないが

何も無いことはなかったけれど、特に何を書くというわけでもない日。
そんな日がたまにあってもいいじゃないか。

そう思いながらも年末年始の。特に昔のことを思い出しながら書いている。

もう年の瀬も近いというのに、けっこう暖かい日が続く。
子供の時分には霜柱をザクザクと踏みしめていたものだが、はて最近ではあまり見かけない気がする。

都会で地面を見ないというのならわかるが、田舎はそこらじゅう地面が露出

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買ってよかった。

買ってよかった。

何のひねりも無いタイトル。「買ってよかった」
変にひねってもだいたい上手く行くことはないので、直球のタイトルをつけた。

以前にも少々触れた記憶もあるが、一体何の話で触れたのか忘れてしまったので新たに書き起こすことにした。

Pilotのボールペン「クーペ」

たぶんこの「クーペ」という商品だけではなく、"アクロインキ" を使っている商品。アクロインキシリーズというものがあるので、その商品は同じよ

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古いとか新しいとか

古いとか新しいとか

あまり "古い" という言葉。価値観などを感じなくなった気がする。

皆それぞれに好きなものを探し当て、その場所で好きなように活動している。

キャンプ、絵画、音楽。何でも構わない。ほんとうにそれぞれが "あぁ、これ良いな" と感じることを、伸び伸びとやっているように見える。

多少ブーム的な面も見え隠れはしていると思う。正直なところ。

しかし、それはかつての火付け役であったメディアが扇動してい

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罫線

罫線

だいたい小学校に通い始めるころから、この "罫線" で区切られた用紙に文字を書くことが当たり前のように教えられてきた。

ずっとそうであったものだから、別に疑問に思うこともなかった。枠があれば枠の中に、罫線があればその幅で書く。

ちょっと昔の手紙。書状と言われているようなものは、結構自由に書かれていることに気づく。

罫線なんてものは引いてないし、定規を当てながら文字を書く。なんてこともなかった

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気に入らない文章

気に入らない文章

あまり良いとは思えない文章。
だけれどソレも自分の中から生まれてきたものに違いない。

見ないようにしてしまうのは簡単だが、なんとなく。
ただなんとなくその失敗作のほうに本当の自分がいるような気もする。

では良くできたと思える文章。
そちらに自分はいないのかと自分に聞けば、それは・・そちらにも自分はいる。と答える。

でもまぁこれ、あくまで自分の中だけで感じていることで、他人からすればまた違った

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上等なお茶のように

上等なお茶のように

良い作品。興味深いもの。本当に楽しめているものというのは、頭ではなく、カラダに抵抗を感じない。

上等なお茶を頂くと、スッと体に入ってゆく気がする。
それは世間一般に高級とされているものではなく、 "自分のカラダ" が良い。と感じたもの。

どうしても "良いものだ" というラベルが貼られてしまうと、頭のほうが強引に「これは良いものなのだ」と思い込もうとする。

その時に感じるカラダの違和感。抵抗

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アナログな暖房

アナログな暖房

九州といえどもいつまでも暖かいことはなく、冬が近づいてくるのと共に、だんだんと寒くなる。

寒さを好む好まないはさておき、寒くなってくると自然界の生き物は活動を止めて休眠へと入ってゆく。

夏にはあれだけ勢力を誇っていた背の高い雑草も休眠に入り、今は背の低い冬の草へと生え変わっている。

夏の時期には「またか」と、うんざりするほど草刈機を持ちだしては繰り返し草を刈ったが、それもしばらくはお休み。

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