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カンディンスキーの魔法:抽象画の先駆者が描いたアートの魅力


ワシリー・カンディンスキーは、抽象画の父として知られ、その作品はアートの歴史を大きく変えたと言われています!
彼の絵がなぜそこまで特別なのか、アートに詳しくない人には少し難解に感じるかもしれません。
今日は、その秘密を解き明かし、カンディンスキーの絵が持つ力をわかりやすくご紹介します。

色と形が感情を表現する


カンディンスキーは、色と形に対して強いこだわりを持っていました。彼にとって、色や形はただの装飾ではなく、感情や音楽のように深い意味を持つものでした。
鮮やかな赤や青は、それぞれ異なる感情やリズムを表現しています。彼の作品を見ると、まるで音楽を聴いているかのように、色や形が心に響いてくるのです。

今回の、見出しに使われている絵はコンポジションⅦという作品です。
線や絵だけで音楽を表現するという発想はとても斬新ですよね。
でも、なぜか絵を見ていると線と色だけで表現されているにも関わらず絵に奥行きを感じませんか?
なんだか楽しげなリズムや音が聞こえてくるような感じがするし、明るい色は高い音、暗い色は低い音のように感じました!

現実を超えた世界への誘い


カンディンスキーの絵は、現実を描いたものではありません。具体的なものを描くのではなく、内なる感情や精神的な世界を描き出しました。
今までの画家は、目に見えるものを描いてきたのです。それが画家にとっての常識であり、だれもがその通りに描いていました。
しかし、カンディンスキーは音楽を絵画に表すことでこの常識を取っ払ったわけです!
これが彼の絵を特別たらしめる理由の一つです。
好きな音楽を絵と融合させて、それを表現できてしまうのはすごいと思いました。

観る人それぞれの物語が生まれる


カンディンスキーの作品は、具体的なストーリーを持たないため、観る人それぞれが自由に解釈できます。その絵を見るたびに、異なる感情や想像が浮かび上がり、自分だけの物語が生まれるのです。これは、彼の絵が観る者に対して常に新しい発見や感動を与える理由です。

私はこのコンポジションⅦの絵を眺めているといくつかの目があるように見えるんですよね。
もしかしたらカンディンスキーは、音楽を聴いている人も意識して描いているのかなと思いました!
また、いろんな色の中にある目から、何かを成し得るのに必ず色んな目で見られているなんていうメッセージ性を勝手に感じていました!

抽象画の可能性を切り拓いた


彼の最大の功績は、絵画が現実の再現だけではなく、感情や思想の表現手段であることを示したことです。カンディンスキーが切り開いた抽象画の道は、その後のアーティストたちに大きな影響を与え、現代アートの多様な表現を可能にしました。
実際に目に見えるのではなく目に見えないものを表現するという新しい試みが、多くの芸術家に火をつけたわけですね!


カンディンスキーの絵は、ただ「見る」だけでなく、「感じる」ものです。彼の作品に触れることで、色や形が持つ力を実感し、アートの世界に引き込まれる楽しさを味わえるはずです。カンディンスキーの絵を通じて、アートの奥深さとその魅力に、ぜひ触れてみてください。

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