【都道府県シリーズvol.35】香川県:プロローグ
都道府県ごとに地形と地質を見る「都道府県シリーズ」。
第35弾は香川県です!
これで四国4県制覇しました!
香川県の全体像
香川県と言えば、やはり「うどん」ですよね!
香川県は一度、仕事で行ったことがあります。行ったと言うか通過したと言うか・・?(;^_^A
まだ若手社員だった頃、徳島県の美馬市へ出張することに。
上司の指示で、飛行機で高松市まで行き、レンタカーで美馬市へ行きました。この道中に寄ったうどん屋に衝撃を受けました。
外観が立派な建物でしたが、中に入るとコンクリート打ちっぱなしの土間のような広い店内。
学食みたいな感じで、長いカウンターの向こうに厨房がある。
そしてカウンターの手前には、何故か「おでん」がある。
私より一歩先に入ったお客さんは、まず「おでん」をいくつか選んで皿に入れ、カウンターで店員さんにうどんの注文をして会計をしていました。
私の頭の中は「???」でしたが、とりあえず前のお客さんの真似(笑)
別のお客さんを見てみると、どうも、うどんが来るまでの間、おでんを食べながら待つのがセオリーらしい。
と、軽いカルチャーショックで良く覚えています。
おでん&うどん、とても美味しかったです。(※何か特別なことはなく、シンプルな、基本的な部分がシッカリしていて美味しいという印象。最強ですよね。)
しかも安い!!
コストパフォーマンス的に素晴らしくて感動しました。
そして相互フォローしているポメラいつしさんの小説に何度か香川県が登場しています。讃岐富士がどんな山か楽しみです♬
地理が苦手な人もいるでしょうから、日本列島の中の香川県の位置を確認ください。
周辺都道府県との位置関係はこんな感じ。
スーパー地形(カシミール3D)より抜粋。
なおカシミール3Dは元データとして国土地理院の「電子国土」を使っているそうです(出典:国土地理院ウェブサイト)
※トップ画像や以下の地形・地図画像すべて引用もとは同じです。
四国の北東で瀬戸内海に張り出した地域が香川県です。
まるで山間地を扇状地で埋めたかのような地形ですよね。
大きく見て3つの扇状地があって、海岸に面した地域は平坦地になっています。
四国本土に目が行きがちですが、瀬戸内海の島々も香川県です。
そして南部の県境では東西方向に山地が連なり、さらにその背後には中央構造線(だいた吉野川沿い)が走っています。
地質分布もだいたい東西方向ですよね。
国土地理院地形図をかぶせました。
海沿いの平地をつなぐように道路が走っています。
そして南の徳島県へ通じる国道が何本も山を貫いていますね。
地形区分
いつものように標高や地形的特徴の違いから、地形区分してみます。
香川県は標高が1000mを超える地域が少しでしたので、3色(青・緑・茶)での区分です。
8の地域に区分できました。
これまでと同様、概ね土地の高さの違い等で色分けしています。
青色:標高0m~500mくらいの平地を中心とした地域。
緑色:標高0m~600mくらいの平地~中山間地域。
茶色:標高200m~1000mくらいの山地を中心とする地域。
便宜的に市町村境界で区分した地域もあります。
以下に各地形区分が属する市町村をお示しします。
香川県シリーズのインデックスとして使って頂ければと思います。
都道府県シリーズ:「香川県」のインデックス
①:北東部山間地域
土庄町(とのしょうちょう)・小豆島町(しょうどしまちょう)の全域。
②:北東部平坦~中山間地域
直島町全域。高松市北~北東部。三木町(みきちょう)・さぬき市・東かがわ市の中~北部。
③:南東部山間地域
高松市・三木町・さぬき市・東かがわ市の南部。
④:北東部平坦地域
高松市中~北部、三木町北西部。
⑤:中央北部平坦~中山間地域
高松市中部・北西部。坂出市(さかいでし)南部~東部。綾川町(あやがわちょう)中~北部。丸亀市(まるがめし)東部。
⑥:南西部山間地域
綾川町南西部。まんのう町北東~南部。
三豊市(みとよし)・観音寺市(かんおんじし)南部。
⑦:北西部平坦地域
坂出市中~北~西部。宇多津町(うたづちょう)全域。
多度津町(たどつちょう)・琴平町(ことひらちょう)・丸亀市・善通寺市(ぜんつうじし)のほぼ全域。まんのう町北部。
☟この地域の記事
⑧:西部平坦~中山間地域
坂出市北西部(島しょ地域)、丸亀市北部(島しょ地域)。
多度津町北部(島しょ地域)・西部、善通寺市南西部、琴平町西部。
三豊市・観音寺市のほぼ全域。まんのう町中~西部。
今回はここまでとなります。
今後は各地域の地形・地質についての詳しい情報をお届けします。
お読みいただき、ありがとうございました。