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仙台防災未来フォーラムに行ってみたpart4:内容編③【地質番外編vol.10-4】

3月6日、7日に仙台市で開催された「仙台防災未来フォーラム」
前回は初日のシンポジウムについてお話ししました。

しかし当日、2つ目のセッションの後半あたりから頭が重くなってしまい、帰宅。残念ながら3つ目のセッションは聞けませんでした。
やはり体力的にまだまだのようです(;^_^A

ということで、今回は2日目のお話です。

口頭発表

発表は6つの会場で同時並行で開催されました。

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どれも興味深いものでしたが、ブース展示も含めて見たいものが沢山あったので、大部分はチラ見で終わってしまいました(;^_^A
以下では重点的に見た発表について紹介します。

〇SDGsの視点から考える防災・減災
最近世間で良く話題になっているSDGs(エスディジーズ)。簡単に言えば国連で定めている世界共通目標です。
これについては色々と思うところがあったので覗いてみました。

一番印象に残ったのは、主に住宅のリフォームなどを手掛けている建築会社の話です。
東日本震災直後の「無償の応急対策」に尽力されたようで、その時に関する話がメインです。

そもそもSDGsってある意味、当たり前のようにみんなが思っていることなんですよね。明文化してる点が良いのでしょうが。
どちらかと言うと企業や団体の活動をピーアールするための「看板」として使われている印象が強いように感じますが、どうなのでしょう?

SDGs目標

SDGs17の目標:外務省ホームページより

この建築業者は、震災で家が破損した方々から依頼され、屋根や壁にブルーシートを張ったりなどの応急処置を無償で行ったようです。

社長さんとしては「困っている人から頼まれたら何とかしてあげたい」という気持ちや、「後々、家の補修の仕事をもらえるかも」という考えもあってのことでしょう。
もちろん素晴らしい活動だとは思いますが、やはり大変だったようです。
何件か引き受けるうちに、どんどん依頼が来てしまったようで、自社だけでは間に合わず、同業者に連携を呼び掛けたり・・。

職人さんには最低限の給料を支払ったようですが、それは会社持ちです。
何より職人さんの安全対策に気を遣ったようです。
屋根に登るとなれば危険を伴う作業ですし、それを無償で行うと言うのは、色々と葛藤があったのだろうと感じました。

私の実家も「大規模半壊=全壊」でしたので、玄関は開いたままで閉まらないし、あちこち窓が開いたままの状態でした。
幸い、兄弟や従兄弟が数日後に県外から助けに来てくれたので、数人でブルーシートを張ることができました。
一方、例えばお年寄りだけの世帯の場合は自分での対応は難しいでしょうから、この建築会社に助けられた人は多かったろうと思います。

しかし、この様な業者に、きちんと報酬を支払うための良い仕組み(保険や共済、クラウドファンディングなど?)があれば良いのになぁ・・。と、つくづく思います。
私はそもそも災害対策に関してボランティアをあてにする風潮には疑問を持っています。もちろんボランティアそのものは素晴らしいことですが、「当人の経済的な安定があってこそ出来ること」ですよね。
そこは最低限、忘れてはならないことだと思っています。

これに関しては長くなりそうなので、いずれ記事にしてみたいと思います。


仙台弁こけし

話題が重くなってしまったので、ちょっと息抜きも兼ねて(笑)
宮城の御当地キャラクター「仙台弁こけし」についても、このセッションで発表がありました。
親しみやすいキャラクターを使い、防災やSDGsに関しての啓蒙活動を行っているようです。

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当日のスライド1コマ:筆者撮影

「いぎなしなまってる宮城のご当地キャラクター」と言うキャッチフレーズで思わず爆笑するところでした(笑)
「いぎなし」あるいは「いきなり」とは、仙台弁「とても」「すごい」などの意味なんです。
私も子供の頃は多用していました。
例えば、ガンダムを見て「いきなりカッコいい!」など・・。標準語で考えると「突然カッコいい!」になるので、今思い出すとちょっとクスッとしてしまいます(笑)

公式ホームページのリンクを貼りましたので、是非見ていただきたいです。
心にモヤモヤがある時などに見ると良いかも♬
宮城県民の1人として「全国的に流行らないかなぁ?」と思っていまして・・。ご協力、お願いします(笑)


今回は以上です。こりゃ、あと数回続きますね(;^_^A
お読みいただき、ありがとうございました。

次回はコチラ👇


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