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元バスケ部が映画SLAM DUNKを観て「バスケがしたいです、、」ってなった話

(※ネタバレあり、2月に鑑賞したときの記録です)

子供の頃、TVでセーラームーンのアニメを観た流れでSLAM DUNKも観ていた。
バスケのルールもよく分からなかったけど、面白くてTVにかじりついて観ていたし、家族が単行本を買い揃えていたのでそれも読んだ。
推しはミッチーと水戸洋平。ゴリも好き。

そして私は小学校で仲良くなった友達の誘いで、いつの間にかミニバスをやることになっていた。

中学でもバスケ部に入り、ポテンシャルはあるのに全く活かせていない(練習だと3Pの打率7/10本くらいなのに試合じゃ全然入らない、身長180cmある男子相手に155cmの自分が何故かリバウンドで勝つ)ことを「お前は絵に描いた餅だ」と顧問になじられ、バスケ自体やチームメイトは好きなのに辛く苦しい2年半を過ごした。
大人になってからも定期的に夢に見るくらい、良くも悪くも「バスケ部」での活動は私の学生時代に染み付いていた。



大好きな漫画の映画化、しかもアニメ化されていなかった山王戦。
前情報はほとんど見ずに行ったので、オリジナルストーリーの部分に驚いた。
山王戦を2時間で収めるだけでも大変なのに、試合以外の部分がこんなに長くて間に合うの?というほどのボリュームだったが、要所要所は押さえられていたし物足りなさはさほど感じなかった。
(強いて言うなら魚住の「お前は鰈だ」の件と晴子さんの「あんなに練習したのに、、」の件とゴリの「まだ何かを成し遂げたわけではない」の件は観たかった。何故か全部ゴリ関連。)


昔のカクカクアニメーション、コート何mあるんだよってくらいずっと走ってる描写とか(笑)、あの頃から格段に爆上がりしているモーションのクオリティ、それを大きなスクリーンと迫力ある音響で楽しめること。
普通に試合を観ている感覚で、点が入ったときには思わず拍手しそうになったし、展開も結末も台詞も分かっているのにハラハラドキドキしながら魅入ってしまった。


宮城がゾーンプレスでボール運べなくて無理矢理パスするけどカットされてみたいなあの状況、ほんと胃が痛くなるよね、、、とか沢北の目でのフェイントからの鋭いドライブに痺れたり、一番好きなシーン、ミッチーの「静かにしろい」のところとか(私も一応3P入る人だったからめっちゃ気持ち分かる)、もうほんとに挙げたらキリがないけど改めて名作・名シーンだらけだなと。
(中盤からずっと涙目ではあったけどまさかのベンチ石井の「湘北に入ってよかった、、」で決壊したのタイミング謎すぎた)

宮城の生い立ちとか、他のメンバーとの過去の関係性とか、そういうことだったのか!と思えたし決して蛇足にはなっていなかった(終り方は若干「え?!」ってなったけど)。
こうなってくると全メンバー視点で観たくなる。



そんなわけで見事に「バスケがしたいです、、」ってなってる。
ボールの感触、バッシュの擦れる音。恋しい。
今じゃ準備運動だけでバテるだろうな(笑)。

あとOP曲めっちゃ聴いたことある声だなと思ったらチバユウスケさん!
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT好きだったのでそういう意味でも懐かしかったな。

青春時代を思い出した1日でした。




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