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コツを掴むとは?本来の意味から考える

割引あり

前回の記事で

運動の基本である立ち方には

究極的に2つの方法があるとお伝えしました。


赤ちゃんや幼児の時のように
身体の複数のパーツを固めることなく
脳のスーパーコンピューターを使って
各パーツの最適なバランスを追求する方法で

ゴルフだけではなく
スポーツを上達するためには必須の条件で

ゴルフにおいても
これが、正しいスイングプレーンを身につける
唯一の手段と言えます。



そして、今回は前回に引き続き

運動の基本である立ち方について

違った視点で解説していきます。


身体の本来の機能を知る


良い立ち方とは、
各パーツを出来るだけ柔らかく保ち
最適なバランスを保ち続けようとすること
と述べましたが、

人間だけではなく、動物全般に言える
共通した身体の器官とその機能
について
まず考えてみましょう。


骨と筋肉の関係についてです。

骨には、ずっと変わらず硬いという特徴があります。
そして、筋肉には、柔らかくも硬くもなるという特徴があります。

動物から進化してきた人間ですから
当然、動物にもそのような身体の機能があります。

これらの特徴には、
必ず合理的な意味があり

四足動物も人間も、重力に抗って、姿勢を保つために

が身体を支える主役で

筋肉は補助的な役割としての機能があります。

そして、

身体を動かす役割として筋肉が存在するのです。

前回記事で述べた良い立ち方とは、

本来の身体の合理的な役割に従った立ち方と言えます。
その結果、上空から糸で吊られたような
軸が生まれてきます。

良くない立ち方とは、
本来、必要に応じて、それぞれの筋肉にONとOFFの命令を
するべき信号が、
ずっとONになっている状態を指します。

脳の働きとしては、細かく計算をしなくても済むので
楽ではありますが、高度で美しい動きは出来ず
肩こりや腰痛などの様々な健康問題にも繋がります。

これがまさに銅像のような立ち方で、
しなやかな動きで合理的に動くのに
適さない立ち方だと言えます。

骨に任せて立つか。

筋肉で踏ん張って立つか。


皆がコツを掴むために日々練習している


おそらく、ゴルフに取り組む99%の方は、

直立したり、歩行するという目的は最低限クリアしているため

このような立ち方について考えることは、ないと思います。

その背景についてはこちらの無料記事でも
解説させて頂きました。↓


もちろん、若くて健康的で
全てが思い通りにゴルフを
プレーできる人は、そんなこと考える必要もありません。


ですが、ほとんどのゴルファーは常に
何かより良いものを身に付けようと
コツを掴もうと練習に取り組んでいます。


スコア100切りの壁を目指す人も

シングルを目指す人も

トッププロを目指すプロゴルファーも

レベルの違いはありながらも、
それぞれの課題に向き合い
レベルアップを目指していることは、同様で

つまり、コツを掴もうと励んでいるはずです。

課題をクリアして、次のステップに
進めれば
『コツを掴んだ』という感覚になります。

もちろん
もっと、具体的にスイングの問題点を
に取り組んでいると表現することもできますが

簡潔に言えば、コツを掴みたいのです。

コツを掴むとは、骨(コツ)を感じること


では、ここでコツを掴むという本来の意味を考えてみたい

昔、人々は
コツとは、身体の骨のことを指して表現していたのです。

骨を掴む  以外にも

骨を使った慣用句は
多く存在して

例えば、骨がある骨休めなどがあります

これは、いかに昔の人が、身近に骨の重要性に気づき
生活を送っていたのかを表しています。

骨はパーツの中心に存在して
筋肉よりも内側にあるため
より感覚として感じにくい特性
があります。

難しいからこそ、骨の感覚を掴めた時には、

筋肉がリラックスして、骨の位置のバランスが取られ

極上の身体使いができること知っていて

共通認識として持っていたからこそ

そのような慣用句が多くあるのだと思います。


だからこそ、本当にコツを掴みたいなら

骨を感じられるほどに筋肉を脱力させ、

必要に応じて補助的に筋肉を使う立ち方をする必要があります。

結果として

合理的な動きができて、より正確で速い動きもできるようになります。


一度試してみましょう。

指が5本ある感覚は容易に理解できると思います。

ですが、背骨の感覚や肩甲骨、骨盤の感覚はいかがでしょうか?

数十個とある細かい骨を感じることはできるでしょうか。

感じ取れない人は、コツを掴めておらず

それこそが伸び代なのです。

建物も骨組みが命


昔に建てられて
長い間、地震などの災害にも負けずに
建ち続ける木造建築は、動物の身体と同様に
合理的である必要があります。

限られた資材で耐震性や耐久性を保つためには

必ず、骨組みの役割が明確でなければならないのです。

それらが全て計算され、骨組みの位置や太さ、材質が決まります。


耐震性の秘密は、必要以上に固めず地震のエネルギーを逃す構造と軸にある、五重塔       


一方、現代のコンクリートで造られた
建物は、外見からは判断できない欠陥が起こり得るのです。

一見立派に見える建物も
骨組みが、バランスよく噛み合っていなければ
大問題です。

構造体として、縦長な建物ほど安定性が欠けるため

木造で作られて、なおかつあの高さを誇る

五重塔は相当な技術力が必要です。

これは、わたしたちにも関係のある話で

四足動物よりも二足歩行の人間の方が

縦長でバランスを取るのが難しいため、工夫をしない限り

もともと固まりやすい性質なのです。


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