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レイシズム映画『ブラインドスポッティング』レビュー(ネタバレ)
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オークランドが地元で黒人のコリン(ダヴィード・ディグス)は保護観察期間の残り3日間を無事に乗り切らなければならない。コリンと、幼馴染で問題児の白人マイルズ(ラファエル・カザル)の2人は引越し業者で働いている。ある日、帰宅中のコリンは突然車の前に現れた黒人男性が白人警官に背後から撃たれるのを目撃する…。これを切っ掛けに、2人はアイデンティティや、急激に高級化する生まれ育った地元の変化などの現実を突きつけられ、次第に2人の関係が試されることとなる。コリンは残り3日間耐えれば自由の身として新しい人生をやり直せるのだが、問題児マイルズの予期できぬ行動がそのチャンスを脅かす…。
日本生まれ日本育ちの日本人である私が、レイシズムをテーマにした映画を観て痛感する事は、どれだけ歴史を学んだ所で当事者にしか知り得ない苦悩があるという事。
先日、アメリカで行われたアカデミー賞で騒動となった疑惑のアジア人差別。
見ていて気分の良いものではなかったけど、悲しみや怒り、悔しさが込み上げてくる事もなかった。
真相は分からないし、言われなければ疑問を持つ事すらなかったかもしれない。
世界が抱えるこの社会問題に良くも悪くも無自覚なのは、自分がアジア人である事によって受ける利害を肌で感じた事がないからなんだろうと思う。
この作品は遠い昔の出来事ではなく、今も現実に起こっている事が描かれていて、恐怖や葛藤をとてもリアルに感じた。
幼稚で危険な悪ノリにはまったくやれやれ感が否めないけど笑
黒人のブロと白人のニガー、偏見による差別に晒されながらも、人種の壁なんてものともしない2人の友情は最高だぜメーン🤝✨
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