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過去のいじめを振り返ったら、いじめっ子の気持ちが少しわかった話。



こんにちは。

お読みいただきありがとうございます。

少しだけ久しぶりの更新。
ゆる他人軸女(ゆるたに)です。

生きづらい同志に向けて、お友達に話しかけるような気持ちで、今日も言葉を紡いでいきます。

以前も書きましたが、これまで私は生きづらさ払拭のため
専属ライフコンサルタント(通称“先生”)の力添えのもと、私の言葉を引き出してもらいながら、
私のアダルトチルドレン思考や依存行動がどのように習慣づいたのか深掘りをしてきました。


過去の振り返りをした上で、
確実に私の思考行動に影響を与えたと断言できる要素が4つあります。(先生の分析結果)

具体的には、

①親子関係(元アル中の父と、世間体重視の母)
②子供の時に受けた性被害
③中学生の時のいじめ
④トランスジェンダーの子との交際

の4つ。

「この4項目については特にしっかり深掘りした方がいいですね」

というアドバイスのもと、
その時の感情や思考を可能な限り思い出して振り返りました。

①について振り返ったのがこちら。


そして今回は棚卸シリーズ第二弾で、
③のいじめについての振り返りを書いていこうと思います。

結論から言いますと、
確かに当時の私をいじめたくなる気持ちがよくわかりました。

そう思うほど、今以上に自分に自信のなかった過去の私の振り返りにお付き合いください。

私の黒歴史


いじめが始まったのは、確か中学2年生の夏頃。

集団からいじめを受けたわけではなく、
当時所属していたグループ内の一人(Aちゃんとします)からのいじめでした。

その他グループメンバーは、便乗するわけではなく、ただその様子を見ていたという感じでした。

いじめられている様子を見て笑っていたこともあったかな。

正直当時のことを思い出そうとしても、思い出せないことの方が多いんです。

時間の経過とともに忘れたというよりかは、脳が記憶へのアクセスを拒否しているんだと思います。

なので具体的ないじめの内容の記載はほぼありません。悪しからず。



当時私は今よりもずっと太っていたし、赤面症や多汗症のような症状があり、そのことがコンプレックスでした。

ちょうどこの当時は父親のアルコール依存が重症で、家庭が崩壊していた時期。

家での居心地が悪くて、そのストレスから自律神経が不安定だったんだと思います。

今振り返ればですけど。

いじめはそのコンプレックスを笑われ、いじられるような形から始まりました。

「嫌がったり怒ったりしたら、空気読めないと思われるだろうし。
こんなことで傷ついたと思われるのも嫌だ」

そんなことを思って、
いじりを拒否せずにいたら、だんだんことはエスカレートしていくわけです。

Aちゃんからはグループの他の子を囲うようなことをされ、無視されることもありました。

無茶振りみたいなこともされたかな。

とにかく、私の一挙一動を笑われていたような感覚だったことは覚えています。

自尊心が削られていき、最終的にはAちゃんの私への態度が、自分自身への評価基準になっていました。

結果、自分を全否定していました。全部間違っていると。

だから当時の私は、常にAちゃんの気に触らない行動をすることに神経をすり減らしていました。

常にオドオドしていたから、Aちゃんは私を見てイラっとしたんだろうな。

Aちゃんから変に思われないように。
出来るだけ目立たないように。

そんなことを続けていたら、人から構われること自体を拒否していました。

けどそう意識すればするほど、自律神経は乱れて、汗が出たり顔が赤くなったり。
止めたい症状が相反して現れるんですよね。

そんな自分のことがすごく嫌でした。

どんどん自分に自信がなくなりました。
所作や表情にも自信のなさが出ていたと思います。
当時の私は、人の目を見るのが怖いと思っていました。

いじめられてつらい気持ちはありましたが、
相変わらず拒否や抵抗はしなかったし、弱音も吐けなかったし、そのグループから去ることもしませんでした。

一度、グループ内の友人から、
「よくあんなことされて我慢できるね」と言われたことがありました。


私のことを心配して声をかけてくれたんでしょう。
グループ内で弱い立場の私を気にかけてくれるって、勇気がいることだったと思います。

けど、その時私は平気なふりをしてしまいました。

自分が傷ついていることを認めたくないし、人から悟られたくなかったんだと思います。

いやいや、その時に正直な気持ちを話して助けを求めなよ。
せっかく心配してくれたのに。
声をかけてくれた子にも失礼じゃん。

今の私ならそう思うのですが…
当時の私は、謎の脅迫観念で人を頼れなかったんだと思います。

とにかくここで逃げたら負けのような感覚でした。

コミュニティを失って孤立することが怖かったのももちろんありますが、
意地の方が大きかったように思います。

「辛い状況にも耐えられる私」を貫くことで、自分を保とうとしていたんでしょう。

だからひたすら耐え続けて、負の感情は自分で飲み込んでいました。

ただ、自分でストレスを抱え込むには重過ぎた。

結果、快楽に逃避をしました。
この頃から、男遊びを始めるようになったんですよね。

30を過ぎるまで飽きもせずにこんな習慣を続けることになるとは…
当時は全く思っていませんでした。
(性依存についての話はまた別の機会に)


きっかけは覚えていませんが、確か半年くらいでピークは落ち着いたような気がします。

ただいじめられることは無くなったものの、Aちゃんに対する恐怖心はずっと消えませんでした。

これが私が今思い出せる限りのいじめの記憶。

具体的なエピソードは思い出せないし、感情や思考の変遷も詳細が出てきません。

おそらく自己否定と恐怖心が強過ぎたんじゃないかな。

この経験をきっかけに、人からの評価を気にする癖が重症化したことは間違いありません。


「普通から外れないように」

常にこの意識がありました。

いじめを受けていた時、私は自分の本心を押し殺していました。

「いじめられても耐える」という選択は、自分が本当にしたかったことではありません。

「逃げても反抗しても負け」というルールを自分で作り込んで、我慢をしていました。

それは、人から見た自分を優先していたから。自分を大切にできていませんでした。

「じゃあ当時、本当はどうしたかったのか。もしくはどうしたらよかったのか。今のゆるたにさんはどう思う?」

先生の引き出しの問いです。

20年後の今、冷静に当時の自分の状況を客観視した上で、考えました。

エピソードを振り返って思うこと


私のたどり着いた回答は以下の通りです。

・傷ついた、悲しい、苦しい、しんどいという素直な気持ちをちゃんと自分で認めればよかった

・Aちゃんと向き合えたらよかったけど、苦しいのであれば逃げてもよかった。グループを離れるということも、彼女に対する意思表示だから

・一人になることを恐れなくてもよかった

・Aちゃんの私に対する評価が本当に正しいのか、ちゃんと自分で考えればよかった

・言葉や態度の表面を受け取るのではなく、なんで彼女が私をいじめるのかを考えればよかった

・辛い時に、問題から逃げて、一時的に不安を紛らわせて、根本の解決をしなかったことを後悔している

・多分Aちゃんは、私がちゃんと彼女に向き合ってくれないことに対してムカついてたんだと思う

・彼女が私のことを嫌っていた訳ではないのはわかる。多分彼女はムカついてた。それは、私が思ったことを言わない、彼女に合わせ過ぎている、彼女に対しておどおどしている、そういう態度を見て誠実じゃないと受け取っていたんだと思う


当時の自分の気持ちを考えていたら、自然とAちゃんの気持ちまで思い測っていました。

Aちゃんの本心はわかりませんが、今の私なりの解釈は書いた通りです。

結局その場しのぎで逃げてばっかりいたから、
確かに時間が経つことでいじめは無くなったけど、
私の心のわだかまりは解消できずに、大人の今まで引きずってしまっていました。

今の私なら、「なんでそんなこと言うの?」って言えるかな。
少なくとも一人になることは怖くない。
自分の意思表示をしなければ、健全で建設的なコミュニケーションは築けない。
だから、Aちゃんと向き合う努力はしたいと思う。
それでも分かり合えないなら、離れればいい。

そう今の私だから、断言できます。

自分との対話の時間をとって、
一人の時間の大切さや、物理的に一人の状態が孤独でないことに気づいたから。

言葉にしてみると、自分の気持ちの強さが確認できました。

こうやってキーボードを打ちながら、心が動いている感覚があります。

自分の言葉を話せている時って、もう勝手に言葉が出てくるし、
心がドキドキしませんか?

それはナーバスな緊張じゃなくて、アドレナリンが出てたぎっているような感覚。

きっと今の私は感覚として、
「相手の顔色を伺うのでなく、お互いに自分の意見を伝えて理解し合えるようなコミュニケーションを取りたい」
という気持ちを、ものにできている証拠なんじゃないかな。

ただ感覚として持つのと、実践することの間には高い壁があるので、ここは実践あるのみなのかなと。

そんなふうに自分の現状を俯瞰している今の私です。

終わりに


ここまで書きましたが、私にとっていじめのエピソードは本当に黒歴史で、忘れたいし、人にも話したくないものでした。

先生にも、話はちょこちょこしていたのですが、大まかなことしか話せず、
「他のトピックに比べて、いじめの話はあんまり出てこないよね」と言われてきました。

意識をしていたわけではないのですが。
前述の通り、脳がストッパーをかけていたんだと思います。

意を決して振り返りをすることで、細かいエピソードはほぼ出てこなかったものの、気持ちが軽くなりました。

そして不思議なことに、いじめられた事実が自分の中で消したい過去ではなくなりました。

当時を振り返って気づくことがあったから。

気づきを学びにして今後に活かすためには、ないことにはできないなと思っています。

過去の傷を掘り起こして、どこで傷つけたのか、どうして傷が深くなったのか20年も経った今分析しようなんて、自分では到底思えないことでした。

いじめが心の傷の一つであることは認識していましたが、

「困難な状況に置かれたときに、現実と向き合わずに逃げる」という私の回避行動を強調させた一件だとは全く思っていませんでした。

先生の問いにより気付けたことです。

自分がこれまで経験してきたエピソード一つ一つが自分を作り上げているんだな。
そして無意識的に思考や行動の癖を築き上げていったんだな。

棚卸しをするたびに得た学びです。

ちなみにこの私の回避癖は、最初に挙げた4大エピソード全てに現れていました。

深掘りをするたびに
「うわ。またここでも逃げてたーー」と、
心の中でズコーッとなることばかり。

他のエピソードについてもまた改めて書いていきたいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
生きづらい同志の心が少しでも軽くなりますように!

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