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イギリスのコロナ事情:ほぼ完全に日常を取り戻したイギリス😄入国制限も大幅緩和!【全文無料】

現在、イギリスの新型コロナ感染者は毎日4万人ほど。死者数は毎日130人前後です。2週間ほど前には感染者数が1日5万人を超えたため、野党や一部の科学者、医師は「プランB」(状況が悪化したときに導入する規制)の発動を求めたものの、ジョンソン首相は「現在の数字は想定内」とこれを一蹴。

というわけで、相変わらず「ほぼ何でもあり」のフリーダムな日々が続いています。

ワクチン対象者が拡大され、12歳~15歳にも1回のみ接種が行われています。「1回のみ」なのは、この年代では2回目の接種で重篤な副反応が多いことを考慮してのこと。11月1日からはイングランド内800以上の中等学校(日本で言う中学校・高校)にも保健チームが訪問して接種を進めます。

現在、イギリスでは12歳以上の人のうち86.8%が1回目、79.4%が2回目、13.2%が3回目(ブースター)の接種を終えています

なお、アメリカ食品医薬品局がファイザー製ワクチンを5~11歳にも認めたことから、イギリスやEUも今後これに倣う可能性が高いとのこと。

若年層へのワクチン接種に関しては賛否両論があるとはいえ、実際問題として、8月半ば以降は10~19歳の感染率が最多。とくに9月に学校が再開してからのこの年代の感染率はうなぎのぼりです。

そして最新の研究により、ワクチン接種者は感染リスクは下がるものの、いったん感染すればそれを家族に移す可能性はワクチン未接種者と変わらない(38%)ことが判明。一方で家族全員がワクチン接種済みの場合、移し合う確率は25%まで下がります。

つまり、「周りの人が全員ワクチン接種済みだから、自分は未接種だけど安心」というわけではなく、少しでも感染リスクを下げたいならやはり自分も打った方が良いということ。もちろんワクチン接種自体にもリスクはあるので、自分で情報収集してどちらが良いか考えてからですけど💉

また、感染者数や入院者数には地域ごとにかなりの差があるため、状況が悪化している地域には重点的なサポートが実施されています。たとえば現在対象となっているのがケンブリッジシャー。学校でのマスクの再導入やワクチン接種のスピードアップといった対策を導入。

不思議と、イギリス全体で見るとロンドン市内の感染者率はかなり低め。それでも最近は地下鉄で咳をしている人がたまにいて…。「コロナなのか風邪なのかアレルギーなのかその他なのか、でも心配~💦」と思って離れることも。ちなみにわたしは、NHSが無料で配布中のコロナ検査を3日おきに行っていて、今のところずっと陰性です。この1年半は風邪も引きませんね~。

さて、人の流れもほぼ以前通り…かと思いきや、列車を使って通勤する人はいまだパンデミック前の半分以下との報道。自宅勤務を続けている方が多いのですね。

一方で、レジャー目的で列車を利用する人はパンデミック前の約90%と、ほぼ通常に戻っています。わたしも今週はひさびさに観光で列車を利用する予定🚉

海外旅行に関してもこの1か月間で大きな動きがありました。まずは10月4日以降、レッドリスト以外の国からワクチン接種完了済みの人がイギリスに渡航する場合、渡航前のPCR検査が不要になっていました。

さらに先週10月24日からは、ワクチン接種完了済みの人がイングランド入国後に必要な検査が、PCR検査からラテラルフロー検査に変更。ラテラルフロー検査のメリットは、①安価(最安値19ポンド=約3,000円)、②自分で結果がすぐ確認できるという点にあります。

つまり、日本から入国する場合、ワクチン接種証明書があれば以下の手続きだけで済み、入国後も2日目の結果が陰性ならすぐに行動開始OK。サイコーやん!😆イギリスへの渡航のタイミングを図っていた方はこのご機会にぜひどうぞ~♪

①連絡先フォーム(passenger locator form)に記入
②入国後2日目のラテラルフロー検査をオンライン予約

ただし、日本へ戻った際にはまだ公共交通機関の使用不可+10日間の自主隔離が必要という点がネック。それでも、日本側の隔離も今後短縮されていくでしょうから、年明けや春ごろにはイギリス旅行や短期留学へのハードルがぐっと下がる可能性大!

わたし自身も、日本側の隔離が大幅緩和または撤廃されたら、また一時帰国したいと思っています💓

さらに、日本とは関係がないものの、10月31日には、イギリス入国時ホテル隔離が必須だったレッドリスト国がとうとうゼロになりました!11泊で大人1人2,285ポンド(約36万円)という鬼のようなシステム(笑)。このシステム自体は存在し続けますが、今のところ世界中でデルタ株が優勢になっているので、心配すべき変異株が存在する国がないということで。

行動制限が緩和されてあらためて感じるのは、イギリスにはやっぱり自由が似合う!ということ。どの国でも同じですが、人々がキラキラと過ごしているのを見るのは素敵なものです。

イギリス各地のクリスマスマーケットも、今年はほとんどが開催!日程はそれぞれですが、11月20日前後~クリスマス前または年明けまで続きます。イギリス中が光と祈り、笑顔と優しさに包まれるこれからの時期は、1年でも最高のシーズン。どうかこのまま素敵なクリスマスが迎えられますようにと願うばかりです🎅✨

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