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渡英して7年が経ちました🎊【全文無料】

7年前、2015年2月18日にロンドンに到着しました。最初のうちはずっと住むかどうかわからなかったこの街、この国に、結果として7年も住むことになったのは我ながら不思議な気がします。フランス語を専攻していてフランスびいきなわたしが住むならパリだろうと家族や友人は思っていたので、「は?ロンドン?」というリアクションでした💦

それでも、わたしがロンドンに暮らす実際的なメリットは案外あって…。

①民族や文化が多様で「自分らしく」生きられる(着物も着やすい!)
②ミュージアムや舞台芸術などが国際的でレベルが高い
③動物好きがめちゃくちゃ多いので猫好きとしては生きやすい
④ライティングの幅が広がる
⑤翻訳の仕事に必須の英語力を磨ける
⑥天災がほぼない(天災の多い国から来た人だけがわかるありがたさ🥲)
➆夏季が涼しい

他にも細かくはいっぱいあると思いますが、とにかく「エエやん!」と素直に思える環境だったのでした。

そして、それより何より、わたしはおそらくイギリス人とはけっこう相性が良くて友達も1年目からいっぱいできたし、ロンドンの街中でも面白い人たちに出会えて。外国なのに孤独に陥ることもなく、こんなに心地よいなんて今でも不思議なんです💓

不思議と言えば、先日ちょっと驚きの体験をしました。ロンドンの穴場的な歴史的建造物を訪れた際(そのレポートは次回に!)、そこの有名な階段とわたしの着ていた着物の柄が不思議なくらいリンクしていたのです。

これは「和更紗」と呼ばれる着物です。日本の職人さんが「異国的な柄」を想像してつくった…。それが本家本元の異国(?)イギリスのカーペットとこんなに似ているという素晴らしさ。ちなみにこの着物は、イギリス人着物研究家である友人のシーラ・クリフが「ちょっとウィリアム・モリス風ね」とも言っていたので、そもそもどこかイギリス的なのでしょう😊

そしてこの着物はたまたま、7年前、2015年2月18日にロンドンに到着したときにスーツケースに入れていた唯一の着物だったんです。めちゃお気に入りで着やすいから「最初の1枚」として持ってきたもの。それが実はイギリス的な雰囲気を備えていた…。

幼少期からロンドン在住の伯母から送られて来る「イギリス的なもの」(ワンピースだとか英語の絵本だとかF&Mの紅茶だとかウェッジウッド製のピーターラビットの食器だとか)に囲まれてきたせいなのか。『指輪物語』などのイギリス文学(には限らないのだけれど)に傾倒していたからなのか。

イギリスに暮らしたいなんてまったく思ったこともなかったわたしが、驚くほどすんなりロンドンに適応した理由はそんな風にわかるようなわからないようななのですが(笑)。ともかく、楽しい!面白い!心地よい!がほとんどを占める7年間が過ごせたことには感謝しかありません。

もう猫も着物も事業もこちらに移してしまったし、とくに何か起こらない限りはまだまだここで暮らすつもり。noteでの発信もできるだけ続けたいと思っていますので、わたしの他愛ない投稿からイギリスやヨーロッパ他国の魅力を少しでも読み取っていただければ嬉しいです🇯🇵😘🇬🇧

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