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「イギリスの新型コロナの状況は?今も残っているパンデミックの爪痕はある?」【全文無料】

今日は、いただいたご質問にお答えします😉

日本はまたあちこちでコロナの感染者が増えたりしていますが、イギリスの状況はどうでしょうか?また、すっかりコロナ以前に戻っているというイメージですが、「ここは変わったなぁ」と感じる点はあるのでしょうか。


イギリスのコロナの状況は?

実際のところ、友人知人と会ってもコロナのことが話題にのぼることはほぼありません身近で最近感染したという話も聞きません。駅やショップに必ず設置されていた消毒ジェルも、最近はほとんど見かけなくなりました。

ただ、新型コロナ自体がなくなったわけではなく、むしろここ数週間はまたじわじわと入院者が増えているという報道も見ます。イスラエルやアメリカで発見されている新しい変異株がロンドンでも発見され、要注意かもしれないというニュースも。

わたしはもうマスクはずっと着用していないのですが、地下鉄内などでマスクをしている人は常にちらほら見かけますし、この2~3週間でマスク着用率は若干上がった気もします。と言っても全体の5%程度ですが…。今は夏季休暇中で海外から来る方々やファミリーで街がごった返しているため、たしかに心配すべき状況なのかも💦

今後のワクチン接種は?

また、こちらもつい先日、今秋にワクチン接種の対象となる人たちが発表されました。高齢者施設の入居者、65歳以上の人、それ以外の高リスクの人、医療従事者や介護士などが対象となります。逆を言えば、それ以外の人はブースターを受けることはできないのですが…。

2024年には、誰でも有料で新型コロナのブースターが受けられるかもしれないという報道もあります。こちらはまだ未定😌

ビジネスへの影響は?

また、パンデミックの影響が残っているかという点ですが、やはりビジネスにとっては大きな転換点となりました。とくに小売業者はほとんどが厳しい状況で、パンデミックのみが原因ではないのですが大手チェーンストアがバタバタと倒産または規模を縮小しています。

「Wilko」という大手ホームセンターもそのひとつ。他社からの救済案を期待しつつ、当座の分のキャッシュをかき集めるため、早めの「ハロウィン&クリスマスグッズのセール」を開催中。まあ、イギリス人はちょうどこのくらいの時期から「今年のクリスマスは…」と言い始めるので(どれだけ楽しみにしているのか・笑)、ちょうど良いのかもしれません🎅

それでも、ロンドンに限って言えば、かなり景気は良いです。夏はとくに富裕な外国人旅行者が詰めかけてどんどんお買い物や外食をしてくれるので…。ハロッズなども持ち直しているよう。

一方でロンドン以外のほとんどの地域が苦戦しており、飲食店やショップがどんどん閉店しているのが実情。「国内旅行しようかな~」と思って、飲食店ガイドなどを参照しても、人気だったお店も半分くらいは消えていて。パンデミックの影響もあるし、その後の光熱費や原料費の高騰なども不景気に拍車をかけています😢

働き方への影響は?

イギリスは他国と比べても、かなり積極的に在宅勤務に移行したようです。ある調査によると、ロンドンで、パンデミック前と同じくらいの頻度で出社している人は59%に留まっているそう。会社員の友人たちも、前は毎日通勤していたのが、今は週2回くらいという人が多いです。

これにともない、ロンドンのオフィスビルの空き状況が、パンデミック開始時には5%だったのが今では8.9%に。周辺のカフェなども影響を受けていると思われます。

まとめ:やはり社会は元通りにはならない

ロンドンの街を歩いていると、パッと見た限りではパンデミック前も今も何ひとつ変わらないように見えると思います。ただし、ビジネスや人々の働き方を詳しく見てみると、やっぱりすべては元通りにはならないんだなと。

イギリスはよほどの事態にならない限りもうロックダウンになることはないと思いますが、感染者が激増すればあまり外出しないようにする…などの対策を取る人は増えるはず。そういう意味では、とくに接客を含むお仕事の方々はまだ完全に安心できる状況でもないかなって。今のうちにがっちり稼いで、少しでも不安を減らすしかないかもしれませんね😌

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