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カメラ歴が長い、というコンプレックス

生まれてはじめてカメラを買ったのが、大学の合格発表の日。2011年の3月10日だった。はじめてカメラを持って撮影に行ったのが、その翌日。

写真を撮るようになってから、かれこれもう8年になる。

8年という響きに、ぞっとしてしまう。この8年、私は何を撮ってきただろう。何を見てきただろう。何か成長できただろうか。何か変われただろうか。途中で3年ほど、ほとんどカメラを持たない時期もあった。もっとちゃんと写真と向き合えていれば、ぜんぜん違う未来がひらけてたんじゃないだろうか。ふと、そう思ってどうしようもなく苦しい気持ちになる夜がある。

「いつから写真やってるんですか?」という質問を、心のどこかで恐れていた。答えた瞬間、「そんなに長く撮っててまだこのレベル?」と思われるんじゃないかと怯えていた。いや、過去形じゃないのかもしれない。今、こうやって書いててもこわい。

このコンプレックスをいつか忘れられることを願って、今はただ筋トレのように毎日撮るしかないんだろうと思っている。数年後、このnoteを読み返した私が笑っていることを願って。

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