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ポジティブのキャッチボール~セルフイメージが寿命に与える影響を考える~

イメージが世界を作り上げ、人生さえも変えてゆく。

だから、ポジティブをキャッチボールしよう。

信じられないかも知れないが、名前がポジティブかネガティブかによって寿命は13.4歳も変わるらしい。

米・ウェイン大学のエイベル博士は、3835人のメジャーリーガーを対象に名前と寿命の関連性を調査した。その結果、名前がポジティブな人(エース、ウェル)などの平均寿命は80.4歳と長かったのに対して、名前がネガティブな人(デッド、ヘル、マッド)などは67.0歳と大幅に短かった。博士は名前のポジティブさで自信がもて、心理的に余裕があったから長生きになったのだと考えている。

このことから、名前にはセルフイメージに対して寿命を左右するほどの強力な影響があることがわかった。だから僕が伝えたいことは、名前にはキラキラネームがベターということだ。その子自身が自信と輝きを発するような名前にするというのが、名付けのグラウンドルールであってもいいと思う。

ほとんどの人が本名にはポジティブなイメージを持っているが、軽い気持ちでつけた雑なあだ名も多いかもしれない。小学生の僕は、野球チームの監督からしょっちゅう「ザル」と呼ばれた(笑)。守備が下手で、よくエラーをすることが由来だ。こんなことをすると心理学では「あなたはこういう人」というレッテルを貼ると本当にそのようになるラベリング効果が働く。だから、芸能人や落語家が芸名をつけたり、僧侶が名前をつけるというのは心理学的には正しい。

呼び名が寿命を伸ばすなら、ポジティブなあだ名を自分につけて名乗って仕まえばいい。相手には、不自然でない程度に賞賛し、認めたいと思っている。そして、ポジティブな言葉を人々に投げかけることで、返報性の法則と呼ばれる心理効果でおのずとポジティブな言葉が返ってくる。すると互いにポジティブなイメージが出来上がっていく。ポジティブはキャッチボールできる。

イメージが世界を作り上げ、人生さえも変えてゆく。僕はポジティブを投げかけていきたい。そして、投げかえさなくてもいいから、せめてその気持ちを素直にキャッチしてほしいと思っている。その一球はポジティブな心を揺り動かす。そして、自らポジティブを発信できる人が増えれば、世界は優しさに満たされる素晴らしい世界になると思っている。






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