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初めて読むショーペンハウエル

こんにちは!ヨーガ講師のこがゆりかです。
初めて読むショーペンハウエル「知性について」
ジョン・キム氏の「一生忘れない読書」を読んで以来、毎日1冊本を読んでいます。彼の「私は生きるために本を読んできた」という言葉を聞き、感嘆符がつきました。生きるため・・・。それを味わってみたいと思いました。

彼が勧めている著書の中に、ショーペンハウエルという哲学者がいたので、購入。
中をみると少し難解そうですが、一度で理解しようとする必要はなくまずは読んでみる、今読まないと一生積読。そして今日は場所を変えて、近くのコメダ珈琲店へ。環境が変わると感覚に入る情報もちがい、またモーニングコーヒーを飲んだ後なのでエネルギーもちがう。私はカフェインに強くないため、1杯のコーヒーでだいぶ覚醒する。ちなみに余談になりますが、ヨガの師グルジが「ヨガをしているとカフェインに敏感になる、体が綺麗になっていくから」と言っていましたが、その通り。敏感にエネルギーが変わっていくのが感じられます。もしガンになっても気づくかな(笑)それはさておき。

「知性について」これはとてもとても深い。一回ではわからない。その中で今残った言葉、そしてすぐ生活に違いをもたらしてくれる言葉、概念?!は
「時間について」(昨日「生の短さについて」セネカを読んで時間について、新鮮な気づきがあった)
『時間は物理的な実在ではなく、認識主観から発現するものである』
セネカの本にもドキっとする表現で書かれていましたが、今手元にないので割愛します。

時間とは生きるそのもの、生き方、命そのもの。

という言葉が私の中に落ちてきました。時間=命、初めてきく言葉ではないけれども、よく分からないものでしたが、時間の長さはその人の感覚的な物でいくらでも長く、濃く、質の高いものになり得るということ。
実はときどき、とても浅い1日を感じる日があります。何をやっていたかな?振り返るとそれなりに何かをしてやっているのですが、何か充実がない。
この充実感という感情はとても大切なもの、ということも最近気づきました。幸せは充実感の副産物だと。なるほど!
では、この充実感を何から得るかというと、それは目的。しかも「快」の目的。
これがないと残っていかないので、なんとなく・・・になる。ここに充実感のある無しがあると気づきました。しかも、これに時間というものを合わせてみると、
その時間をいかに感じるかは、その人生そのものになると。

今更ながらこれに気づき、なんと曖昧な過ごし方、緩い過ごし方をしてきているんだと感じざる終えません。時間の価値を何より高く感じている経営者の方々から、何度となく聞いてきましたが、やはり人間、字面だけではわからず、自分から求めて、あるいは経験して、あるいは時間をかけて、落ちていくものたんだと気付かされます。今こうして書いていますが、また通常のように戻ることも往々にありますが、少なくとも今書いていることによって、感動は心に残りやすいかと思います。

「空間について」もまた、考えずにはいられません。でも、実はまだ時間ほど、あ!!と感じられていません。その中でも「空間というのは追い払えるものではなく、また頭脳が空間のなかに存在し、頭脳に中にあるに過ぎない」というのは、印象深い。確かに・・・
人のと距離感も空間、過去と未来も空間のなかにあり、頭脳のなかにある。

哲学はおもしろい、どんどん入り込める。

そして最後に「直感について」。直感は認識の土台だそうです。
「本当に理解するためには、直感的に把握し、はっきりした像を描き、それもできれば現実そのものから、さもなければ想像力によってその像をうけとることが必要」である、と。
お〜〜〜!なるほど!私たちは常日頃、このようにして理解している。
コミュニケーションのギャップは、このイメージしているものが違うことで起こると知っていたものが、ここでつながる。このような流れで理解しているのだから、相手がどのような像を描いているのか、この像を一緒にすることが大切。
そんなの知ってる(笑)という方もいると思いますが、なるほど!と私は今にしてわかりました。
だから、何が伝わったかが大切なのかと。こちらで描いている像ではなく、相手の中にどんな像として残ったか。

本は人と会話していて、あ!なるほど!と光があるときのように、その道のプロ、偉人から教われる、素晴らしいツールだと、今ようやく感じています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
また読みにきてね♡

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