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ドイツの花粉症と波長の話、ほめおぱしー

今年はドイツでシラカバ(Birke)の花粉が多い気がする。
日本のスギ花粉ほど目に見えて舞うわけではないが、今年初めてシラカバの花粉症を発症した友人が多い、私もその1人。
皆地味なダメージを食らいながら生きている。
目のかゆみ、くしゃみ鼻水、喉奥の腫れ、症状は人それぞれだが花粉症の薬は眠気やだるさの副作用が強いため服用している人は少ない。
私はその点ホメオパシーの薬を飲んでいる。

ホメオパシー(漢字表記では同質療法[1]同種療法[1]: Homöopathie、: homeopathy, homoeopathy、homœopathy)とは、「その病気症状を起こしうる薬(や物)を使って、その病気や症状を治すことができる」という原理のもと、1796年にザムエル・ハーネマンが提唱した代替医療[1]ホメオパティとドイツ語風に呼ばれることもある[2]

ウィキペディア(Wikipedia)

なんたる可愛い響きのホメオパシー

ゆるキャラにいそうな名前の割にはドイツの自然治療法として確立されている様子。
効き目の強いものでは無いのでだいたい「ホメオパシーの薬を飲んでる」と言うと「ああ、でも効かないでしょ、あれ」と言われることが多い。

しかし体に無理をさせるような副作用もなく薬局のおねいさんもオススメのホメオパシー。
実際目の痒みとくしゃみは治まったが、基本毎日喉奥が腫れていて耳が遠いまま。運動をするとすぐに喘息が出るのでアレルギー対策にはなっていない様子。
効いているのかいないのか、そんなホメオパシー
ウィキペディアを読み進めると何ともネタなのかマジなのか分からない内容が書いてあり、より魅力度が増す。

〜このようにレメディの元となる薬効成分は多くの場合極めて高度に希釈震盪されており、元となる物質は1分子も含まれていないが、そこには元となる物質の「オーラ」や「波動」、「パターン」、あるいは「水の記憶」が染みこんでいて[注釈 1][23]、1分子も含まれていない毒物(成分は1分子も含まれていないためリスクは全くない、という)の「パターン」や「波動」に対する体の抵抗力を引き出すことにより、自己治癒力などが高まるとする。

ウィキペディア(Wikipedia)

ホメオパシーのレメディが効くかどうかは波長が合うか合わないかで決まるので、本質的には必要な波の影響しか受けない。

ウィキペディア(Wikipedia)



波長が合うかどうか、そんな友達選びの基準に用いるような曖昧な内容に胸がときめく。
しかし目に見えないものはバカにはできない、私たちの現実生活は波長だとか気圧だとかだとか、そういう形のないものたちと共存し成り立っている。

野菜の皮で染物を始めた頃、色素が水質や酸、石鹸などで変わってしまい何でだろうと調べたところ、暮らしの中には沢山の水素イオン指数であふれている事を知った。


特にぶどうや紫キャベツの紫(濃い赤)であるアントシアニンはphがとても不安定で色がすぐに変化する。布に定着せるために金属イオンを用いてキレート化合物を作る、など目に見えない世界でいろんなことが起こっている。
ちなみに色、と言っても物体が特定の波長を吸収し、跳ね帰った可視領域の波長が目の奥の錐体細胞を刺激し認識するものが色として見えているだけなので、目に見える現実世界は案外目に見えないもので構成されている。

そもそも目に見える範囲の方がめちゃくちゃ少ない。
乙女の天敵、紫外線も目で見えていれば戦いやすかっただろう。
メイプル超合金のギャグ「ここwi-fi飛んでんな」も、もしかしたら彼の可視領域が高域に振り切っていて本当に見えている可能性もある。
そう考えればパワースポットや岩、巨木、人の念や心霊なども波長の延長線上にあり人によっては感知できる領域なのかもしれない。

私は霊やWi-Fiは見えないが見たくないものはある、ここ1週間冷蔵庫の中のイチゴに増え続けているカビは、想像を絶するほどの勢いで栄養を蓄え成長し現実世界に目に見えるかたちで姿を現しているが残念ながら私の目には写ってこない。でも捨てた方がいいという波長は感じる。



こういう曖昧で形のないものってすごく面白い、ありがとう、ホメオパシー。