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同じクラスのオナクラ嬢

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自作なんちゃって小説。そんなにえっちくないです。青春恋愛ものです。きっと。毎週1話ずつ更新予定。
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#連載青春小説

同じクラスのオナクラ嬢 第33話

 九条友里さんの部屋を出て、エレベーターに乗り、広いエントランスを通り、マンションから出…

yurika_0501
7か月前
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同じクラスのオナクラ嬢 第32話

 集合場所である神社の石段前に行ったあたしを待ち構えていたのは、浴衣姿の名越鏡花と九条友…

yurika_0501
7か月前
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同じクラスのオナクラ嬢 第31話

 ――いい、正くん? 人のものを取るのはいけないことなんだよ。  母が、幼い僕に、そう言…

yurika_0501
7か月前
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同じクラスのオナクラ嬢 第30話

 こうなることはわかっていただろう?  九条友里さんの言う通りだ。  わかってて、お前は、…

yurika_0501
7か月前
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同じクラスのオナクラ嬢 第29話

 掃除機をかけ終え、額の汗を拭き、綺麗になった部屋を眺めて「良し!」と私は満足する。普段…

yurika_0501
8か月前
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同じクラスのオナクラ嬢 第28話

 お味噌汁の匂いを感じて、はっと目を覚ます。 「お、おはよう。お……正。目、覚めたか?」 …

yurika_0501
8か月前
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同じクラスのオナクラ嬢 第27話

 冷たいものを額に当てられた感触に、はっと目を覚ます。 「おはよう、友里ちゃん。意識戻った?」  見慣れた天井がまず目に入り、頭上からは名越鏡花の声が降ってきた。 「え、鏡花……? ここどこ……? まるで私の家みたいだけど……」 「まるでっていうか、友里ちゃんの家だよ。ほら、愛しの妹ちゃんもいる」  視線を向けると、湯飲みを両手に持っている紫乃の頭を、鏡花が撫でているのが見えた。どうやら私は自分の家のリビングのソファーに横たわっているようだ。  額に手を伸ばすと、アイスノンが

同じクラスのオナクラ嬢 第26話

 番号がない、ということを認識するのに、時間がかかった。  実際は数秒のことだったのだろ…

yurika_0501
8か月前
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同じクラスのオナクラ嬢 第25話

 頭が、ふわふわとする。  むせかえるような女性の匂いが、部屋の中に漂っている。  啄むよ…

yurika_0501
9か月前
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同じクラスのオナクラ嬢 第24話

 唐沢晶と神永梨奈さんが乗ったタクシーが発車するのを見届けてから5分くらい経った頃、もう…

yurika_0501
9か月前
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同じクラスのオナクラ嬢 第23話

 九条友里さんが僕のズボンのベルトに手をかけて、外そうとするが、難しいのかなかなか外れず…

yurika_0501
9か月前
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同じクラスのオナクラ嬢 第22話

 来週のゼミが、前期のゼミとしては最後になる。  もう3年生になって半分が終わろうとして…

yurika_0501
9か月前
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同じクラスのオナクラ嬢 第20.5話(名越鏡花ifルート)

もしもあの時、断れていなかったら。 もしもあの時、彼女の誘惑に堕とされていたら。 そんな…

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yurika_0501
9か月前
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同じクラスのオナクラ嬢 第21話

 携帯電話を弄っていた九条友里が「えっ」と声を出した。何があったのか知らないけど、わざわざそんな声に出さなくてもいいだろうに、とあたしは思う。何か聞いてほしいのであれば、直接言うべきだ。今まで、そういう態度をとれば誰かが構ってくれるような、そういう人生を過ごしてきたのだろう。 「どうしたんですか、九条さん」  無視するのも感じが悪いので、あたしは訊いてあげる。すると、九条は声を出してしまったことを恥じるように、口許に今更手を当てた。そういう言動が、いちいちあたしの癇に障るが、