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蒸気機関車に魅せられて

鉄道の中でも、特に蒸気機関車が好きだ。
蒸気機関車にハマったきっかけは、2017年メルボルンでPaffin Billyという蒸気機関車に乗ったことと、同年末に日本に一時帰国した際、鬼怒川のSL大樹に乗ったこと。

それからは、NZでも日本でも、蒸気機関車や保存鉄道を探してせっせと乗りに行くのが一番の趣味となった。

蒸気機関車の魅力は、五感を刺激してくれる点だ。
黒光りするつやした車体に目を奪われるだけでなく、音、蒸気の熱、石炭の燃える匂い、そして働いている人と見物人たちの熱量。

今回、日本で乗ったSL冬の湿原号とSLもおか↓

SLもおか、機関車の爆音で女の子が泣き出してしまった。。

近くで見ても遠くで見ても、心の奥の郷愁を誘い、汽笛の音に胸が熱くなる。
過去の世界に迷い込んだような、子供の頃に戻ったような、不思議な気持ちになる。
そして機関車を見ると、いつも古い友人に会ったような懐かしい気持ちになるのだ。
これほど魂を揺さぶられる乗り物はない。

機関車をほぼ擬人化して思いを寄せる鉄婆↓

蒸気機関車とは、出会いもあれば思わぬ別れもやってくる。
Weka Pass Railwayの機関車 A428は、私がNZに来たころから走っていた蒸気機関車だが、昨年オーバーホール(分解修理)のため、一時引退ということになった。
修理には何年もかかり、戻って来れない可能性だってある。

28年前 A428と撮った写真

日本では、今回の一時帰国中、SL人吉のサヨナラ・ランに立ち会えなかったのが残念でならない。

機関車は本当に楽しいものだ。
もしも一度も乗ったことない、近くで見たこともないと言う人は、機会があったら是非機関車を見に行って、できたら是非乗ってみてほしい。

クジラを見ると人生観が変わると言うが、黒さと大きさで言えば、機関車を見ても変わるかもしれない。

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