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【芭蕉の足跡を辿る旅】いざ行かん 雪見にまろぶ山寺へ

松尾芭蕉が好きで、前回と今回の一時帰国中、芭蕉の足跡を辿ることをテーマにしていた。

今回は、前回行きそびれた山寺へ。
待つこと6年間、悲願の山寺。
やっと登ることができた。

山寺は、山形県にある立石寺(りっしゃくじ)
山の上にお寺がある。

奥の細道紀行で芭蕉が訪れ、

閑さや 岩にしみ入る 蝉の声

というあの有名な句を詠んだ場所である。

山寺へはJRの仙山線で行ける。
山寺駅から徒歩ですぐのアクセスのよさ。外国人もたくさん訪れていた。

山寺まとめ動画(1分)↓

山の上の本堂まで登って下りてくると1時間ちょっと。軽い登山という感じ。
登るのは石段だが、冬は雪で滑るので注意したい。(転んだ)
また結構急なので、足腰が丈夫なうちに是非訪れて欲しい。

雪で転ぶといえば、芭蕉が読んだ俳句でこんなのがある。

いざ行かむ 雪見にまろぶ ところまで

現代訳なのか『いざ行かん 雪見に転ぶ 所まで』という句も、芭蕉作としてネットで出てくる。
『まろぶ』は古語で、転ぶという意味らしい。
なんとも美しい響きの日本語ではないか。
これからは、何もないところでけつまづいた時「あ、まろんだ」という事にしよう。

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