【夢日記】ティーポット

華やかなアナウンサーのような女性2人と、街歩きをしている。
都心から離れたおしゃれな観光地らしく、洗練された瀟洒な建物が並んでいる。
その一角に、濃い緑色に白い文字で店の名前が書かれた看板のかかった陶器屋があったので、入ってみた。
店内には薄いベージュの絨毯が敷かれ、白熱灯の優しい灯りの下、ガラスケースに入った美しい西洋風の陶器が上品に並べられていた。
1階から地下にかけて、緩やかな階段があって、そこにもたくさんの茶器が展示されている。
地下のガラスケースの中にあるティーセットが目に留まった。
艶やかな玉虫色に輝く、濃い百合の花を思わせるピンク色の大きなティーポットの周りに、白い小さなカップがいくつか添えられている。
隣には、クリーム色や深いグリーンのティーセットが置かれていたけれど、圧倒的にそのピンクのティーセットに心惹かれていた。
相当高価なのだろうなと思っていたら、連れ立っていたアナウンサーのような女性のリーダー風の方に、声をかけられ、1階の方に向かった。
ふと、その女性が、「割引チケットの対象になっている商品があるのよね」と言って、チケットを差し出した。
私はそれを受け取ると、地下に戻って、さっき見たピンクのティーセットが割引対象かどうかを確かめに向かった。

ありがとうございます! 短編集の制作に使わせていただきます!