【夢日記】雪山

誰かが私に何かを渡そうとしている。
ここは雪山のようだ。
私はスキーを履いて、山の坂の急な斜面に座っている。
安定した場所にいるのか、あるいは安定した体勢をとっているのかはわからないけれど、滑り落ちる心配はなさそうだ。
坂の少し下にスキーを履いた男性がいて、急な斜面に這いつくばってしがみついている。
つかまるところがないから、何度も滑り落ちそうになりながら、それでも必死に落ちないように斜面に貼り付いている。
男性は、手を伸ばして、私に何か渡そうとしているようだ。
私も手を伸ばして、それを受け取ろうとするけれど、届かない。
男性は、また体勢を崩して滑り落ちそうになる。
それをなんとか堪えて、這い上がってきた。
また、手を伸ばして、何かを渡そうとして、体を起こした瞬間、男性は下の方に滑っていく。
その先は崖のようになっていて、下には深い湖のような海のような、青い水が溜まっているのが見える。
私は男性に「下を見て、落ちたら危ない!」と言うようなことを言ったけれど、男性はあっけなく崖の向こうに姿を消した。

私は、なぜ彼はスキーを脱がなかったのか、スキーを脱いだら、滑り落ちることはなかったのではないか、滑りそうになった時に、体を横に向けて転べば滑り落ちることはなかったのではないかなどと言うことを思っていた。

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