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永遠の1人卓球☆因果応報☆ ~ちょっと不思議なお話~

私は出口のない密室で壁に向かって
1人せっせと卓球をしている

まんまるなボールを真っ直ぐやさしく打てば
優しいボールがそのまま返ってくる
ちょっと変化球を打てば変化して
戻ってくる
大きなボールはゆっくり戻る

トゲだらけのボールを打てば
そのまま返ってきて自分に突き刺さる
歪んだボールを打てば素直に返らずに
歪んで戻り自分の頭にぶち当ってくる

多面体のボールなんて打てば
部屋じゃうを跳ね返り
いつ返って来るかも分からない

ボロボロになりながら
沢山のボールを受け止め
学び そしていつのまにか力尽きる…

そしてまた生まれ 記憶を忘れ
永遠の1人卓球をせっせと始める…
いつまでたっても
また倒れるまで打ちつづける

あの生まれる前に打った
多面体のボールがその頃に戻ってきて
ガツンとやられたりもする
それでも なぜ人は玉を打ちつづけるのか?

もう打つのを止めて
打ったボールを受け止めるだけで
終わらせればいいじゃないか?

なぜ人は玉を打ちつづけるのか?
打たずにはいられないのか…?
そこには妄想や夢という
何かの執着があるのだろう

(まだ出るかも‼️
ジャラジャラ……とは違う(ヾ(´・ω・`)から)

なぜ私はいつまでも 気がつくと
1人卓球をしてしまうのか?
渇愛から逃れられないのか
妄想に囚われ歪んだ玉を打ち
欲や執着を求めてしまうのか?


「永遠の1人卓球を辞める」
それはきっと私の永遠の課題なんだろう

☆☆☆ちょっと不思議なお話でした☆☆☆


















―――仏陀/お釈迦様より―――

比丘たちよ、苦を終止するための諦が存在する。
それはこの渇愛の完全な消去と終止である。
この停止と放棄により、
解脱が手に入るのである。

暴流を枯らし尽くすように、
渇愛を根こそぎ抜いてしまうのならば、
その修行者は蛇が脱皮するように、
この世とかの世をともに捨て去る。
《スッタニパータ1.3》

Wikipediaより…(´∇`)




《おしまい★》






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