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2021年ノーベル化学賞の発表が来た

ゆーです。

今週はノーベル賞ウィーク。

そして、今日は…

ノーベル化学賞の発表!
先ほど発表されましたね。

審査基準とか何も知らないんで、毎年「今年は知ってる人かなぁ?」ぐらいのテンションで見てます。

ちなみに、ボクの専門分野は「有機合成化学」
その中でも、薬で使われるような化合物の合成ではなく、合成に利用する「合成反応」を探し出してくる「反応開発」という分野です。

…まぁ化学に興味のない方からすると、ただただ「で??」って感じかもしれません。笑

じゃあ、どうしてわざわざ説明したのか。

実はですねー。
今年の受賞者の研究内容が、もろにこの分野なんです!
まさか、学生時代に慣れ親しんだ研究領域の界隈で有名な人が、ノーベル化学賞を取るなんて!!

正直ですねー、もう「有機合成化学」の分野からは受賞者が出ないのかと思ってました。
実用化・工業化されているような、そんな画期的で礎となる研究もなかなか無く…。
これまでには何人か受賞されてきたので、「もう時代かなぁ」と思ってたというだけです。

そんな中、まさか「有機分子触媒」というテーマが受賞するとは
驚きしかありません!!

…リアル研究者が”謎に驚いてるだけ”の記事になってしまってます、すみません。笑

でも、ホント“まさか”だったんです

あとですね、この分野、日本人にとっても他人事ではないんです。
実は(?)日本人もかなり研究していて、研究分野の発展に大きく寄与してます。
ボクはあまり「有機分子触媒」を触らなかったので、詳しくはないんですけれども、それでも断言できるほど日本人は発展に貢献しました。
競争してるんじゃないか?と思えるような研究グループもあります。
ん?共同研究もしてなかったかな?(久しぶりに見たので忘れてしまってる…。)


とまぁ、懐かしさも相まって、今年の化学賞は個人的にすごく面白かったです。
まだまだ捨てたもんじゃないぞ、有機合成化学!
来年からも楽しみに見れそうです。

なんか日記みたいになってしまった。笑
研究者にとってのノーベル賞ってこんな感じです。(←ボクだけ?)

正直、馴染みにくい分野ではあるかと思いますが、面白い分野です。
解説記事もたくさんあるので、もし気が向いたら読んでみてください。

とにもかくにも…

Benjamin List先生、David W. C. MacMillan先生
おめでとうございます!!


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