2022/9/24 スプラトゥーンについて考えてみた。


おれはスプラトゥーンが好きだ。
これは今に始まった感情である。

というのも、以前からスプラトゥーンのアイドル(キャラ名は知らないが)を可愛いと思っていた。
それはもう、とても。
しかしこれまでは触れる事なかった。
というのも。
小学校の頃に、イカのフライを食べて蕁麻疹が出てからというものイカに対する不信感というのは、それはもうすごいものであった。そんな私がイカに対する不信感を取り払ったのはスプラトゥーンがあったからではない。普通に食べてみたら食えたから食べれるものなんだと認識した。(主に駄菓子に分類されるイカゲソによる働きかけであろう)

私はスプラトゥーンを3から始めた。しかも発売日からではない、9/15日からだ。それなのに、こんなに、好きなのである。1も2もやったことない。だからこそなのかもしれないが。
とにかく楽しい。本当に楽しい。全てが初めての経験、という訳ではないのだか、こんなにも楽しんでいる。お笑いとかどうでも良くなるくらい、にだ。
初めての彼女ぐらい気を引かれている。本当に。浮かれているのである。

しかしどうだろう。ふと冷静になった。私はスプラトゥーンの事が好きであるが、スプラトゥーンは私の事が好きなのであろうか?
私はスプラトゥーンに気を許している。現にジャイロやなんだ、スプラトゥーンに順応させられている。いや、順応しに行っている。それが苦にならないレベルでスプラトゥーンを好きだと言える。
さてスプラトゥーンはどうだろう。彼、もしくは彼女は私の事を好きなのだろうか?考えたって答えは出ない。何故なら彼女は私ではないのだから。
私は彼女が好きだ。彼女と遊びたい。彼女と一緒にいたい。その一心でプレイしている。彼女はどうだろう。私がいかに凄いプレイしても普段と反応を変えず普段と同じ結果を示す。さながらコンピュータの様に均等に平等に審査してくる。
私は私の経験に則って彼女の行動や思考について考察する。私がここで弾丸を放ったら彼女はどう思うだろうか?、このコーディネートはめっちゃ行けてるんじゃないか?絶対彼女も好きだろう?、相手強過ぎてキレそう。そう思うたびに彼女はどう考えているのか考えている。しかし、それは全て彼女の思考とはかけ離れているに違いない。なぜなら私と彼女の経験は違うからだ。一つの結末にたどり着く過程、結末は同じでもそこに至る過程は全て同じという事はありえない。幼少期、少年期、成年期、誰一人として全く同じ過程はあり得ない。たとえデザインベイビーとして成年期まで育てられたとしても、それ以降に置かれる、経験する環境、いや戦場と言った方が良いか、何一つ同じという事はあり得ないからだ(頭部・眼球の向き・視力が全く同じで、常におんぶ且つ頭を真横に置いていて、考えた事を全て喋ってしまう性格であり言動が全てハモっていた場合を除く)。
つまり私がいくら彼女の事を考えたとはいえ彼女が私の事をどう思っているか、その答えは出ないという事である。

つらい、つら過ぎる。
それが嫌で、今日は彼女を理解するために水族館へ行った。
そこでたまたまこんな画像を見つけた。

イカとタコの内部構造について

興奮した。
「レントゲンじゃん!!」そう言った。
レントゲンでは無いのに。
只、この興奮がおかしい事にはすぐ気付いた。
彼女の身になって考えればすぐに分かる。
彼女は「私のレントゲン」を見たいのだろうか?
否、断じて否、である。
彼女が見た私の造影画像なんて、肋骨が写っている薄らボケっている何かなのでしか無いのだから。
私が見たってそうだ。彼女のレントゲンを見た所で、「おっ!健康やなぁ!!」しか思わん。例えそこから病状を読み取れたとして分かるのは彼女の身体面。彼女の精神面までは推し量る事はできない。(全部が全部分からんとは言ってないで!ダメ出しとかやめてな!!)
自分のレントゲンを見られて私生活や精神面を言い当てられたとしたら、確実に、おれは、キレる。物とか投げる。人間なんてそんな物だろう。不確実な推測にはキレる。腹ただしい。(全員が全員キレるとは言ってないで!ダメ出しとかやめてな!!)

そんなこんなあるもんで、私が彼女の事を理解しようとしても、彼女が私の事を理解しようとしても、彼女の吐き出したリアルに対して自分の考え方でのコーティングをしてしまう為に歪めてしまう。ありのまま捉えているつもりでも、自分の中の価値観に当てはめて理解しようとしてしまう。そんなもんだろう。知らんけど。まじで知らん。わしの考えやし。

ましてや言葉なんてもってのほかだ。思考の一部分を私なりの言葉で端的に具現化した物なのだから。彼女が私の思う様にまるまる100%理解してくれるなんて事はありえない。彼女にしたってそうだ。私に差し出す言葉は、パーリィーやババババババッっといったよく理解のできない言葉、いや、記号だけだ。こんな奴のこと理解できるはずもない。

そしておれは結論を出した。
おれはスプラトゥーンを嫌いだ。
おれの気持ちを汲んでくれないスプラトゥーンが嫌い。そんなもん。結局は自分のスキルに応えてくれるミスタードリラーしか勝たんのよ。
そうしてまたSwitchの電源をつけた。
パーリィー、ビシャン、バババ、ビシャン、リスキルすんなクソが。

スプラトゥーン楽しいんでみんなやりません?
フレコ交換しましょう!!

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