自分の文体を脱却する試み
文章を書く練習をしよう、と思った。
いや、前から思ってはいるのだが、そしてそれなりに分量を書くことで、文章力をつけようとしているのだが、書くのが早くなっているだけのような気がする。
中身は相変わらず自分の文章だ。
なんと言うか、記録的で、固い。(主観)
洒脱な文章が書けるようになりたい。
文体模写の試みを行ったことがある。
以前に流行ったあれだ。
好きで読んでる作家のなら、意外と簡単じゃん、と思った。
こういうのをいっぱい書けばいいんじゃないか?
ところで、私は青空文庫が好きだ。
パブリックドメインの作品が読み放題という、活字中毒者には夢のようなサイトである。
なぜこれらの作品がネット上で読めるのかというと、ボランティアの方々がせっせと入力、校正などをして下さっているのである。
素晴らしすぎる。
話は飛ぶが、父が視覚障害者の為のカトリックの団体の仕事をしていて、私も録音図書などの活動ができないかな、と思い、調べてみた。
すると、青空文庫に掲載されている作品を朗読した、青空朗読というサイトを発見した。
録音を送って、間違いなどがあれば修正し、聞くに耐えるものになれば掲載してもらえる。
これまでに数編を送り、掲載して頂いた。
青空文庫でもボランティアになって、好きな作家の文章の入力にいそしめば、文章を書く練習になるかも知れない。
でも、ただ書き写すだけというのも能がない、気がする。
そうだ、文語体の文章を口語体に(またはその逆)してみるのはどうだろう。
レトロ喫茶ライターとしては、喫茶店についての文章などだと面白そうだ。
そう思って、まずは斉藤茂吉の「カフエ・ミネルワ」を選んでみた。
次の投稿で載せてみたいと思う。
※画像は飛行機の中から見た青空
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