☘幕引き、エンディングって大事

物事には始まりがありそして終わりがある。

終わる時が肝心なんだよね。

終わり良ければ全てよし、とはよく言ったものだ。

全くその通り。

どんなに嫌な思いをしても終わるときに、きちんとエンディングを丁寧にして良い終わり方をすると、時間が経ってから思い出しても「辛かったけど良い経験だったな」と糧にすることができる。

そして、辛い思いをした上に悪い終わり方をすると思い出すのも嫌な、トラウマになりかねない苦しい思い出になる。汚点としていつまでも記憶に刻み込まれる。

反対にとても良い関係性であったとしても終わり方が悪いとやはり良い思い出とはならず、いつまでもカサカサと心が乾く。

良い関係性で良いエンディングをきちんと踏めばとても素晴らしく充実した良い経験として、思い出すだけで元気が出る。

面白いものだよねぇ。

始まりより終わり方が大切なんだよね。

きちんきちんと終わらせていくことは次に一歩踏み出すときのメンタルにとても影響を及ぼす。

終わらせることはとても勇気がいる。

結婚も恋愛でも仕事でも友人でも習い事でも集まりでも。

大なり小なりの伝え辛さ、言い辛さが伴う。

相手に悪く思われたくないと思うあまり、言いだしかねて逃げるように去るということもありがちだ。

この場合、エンディングを放り出して終わらせちゃったわけだから、後味悪いことはこの上ない。

エンディングをきちんとする、ということは

「わたしはここを去ります。今までありがとう」

と自分に対しても相手に対しても宣言すること。

双方がもう会わなくなることについての覚悟をきちんと認識し、これまでの関係性を振り返る時間を作るということね。

お互い不満だらけだったよね、とか

色々お世話になってありがとう、とか

うまくいかなかったけど良い経験になったよ、とか

新しくやりたいことができたので頑張ります、とか。

思いはそれぞれあるだろうね。

その思いをきちんと共有しておくと

気持ちよく次のステージへ行きやすい。

是非是非大切にして欲しいことね。

幕引きの時間をきちんとつくる。

これも自分らしさを見つけることにつながるよ。