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50代からのロマンス❤️ツインレイ 過去の恋愛

ツインレイの彼は私の過去の恋愛話も聞きたがる。嫌な思いをするのでは?と危惧もしたが、そんな懸念は無用のようだ。

ふむふむ、ほほう、などと相槌を打ち、若かりし頃の私の恋愛談議をさも楽しそうに聞く。

とてもお洒落に気を使う男子と付き合っていた頃のエピソードなどは、特にお気に召したようで、ギャグを交えてその再現などもする有り様。

どんなエピソードかといえば、

そのお洒落な彼氏と渋谷ハチ公前でデートの待ち合わせ。そこに現れた私のファッションを見て

「今日の俺の服装と釣り合わないから5m離れて歩いて」と言ったのだ。

その日、デートと聞いた母は私の服のコーディネートに張り切って参加し所謂お嬢さんファッションを勧めた。生地もしっかりしたクラシックな作りで品は良い。皇室の普段着はこんな感じであろうという感じのワンピースであった。

とはいえハッキリ言って当時はダサい感じであったのは否めないが、母の強い推しもありそれを着て出かけたわけだ。

その結果が、「5m離れて歩いて」である。曲がり道などでお洒落な彼氏は私がちゃんと5m後ろを歩いているか確認して、私が彼を見失わないように何度も振り向いた。

私は黙って5m離れてついて行ったのだが、途中で腹も立ち馬鹿らしくなったのでくるりと回れ右をして家へ帰った。

その後お洒落な彼氏は私が迷子になったと思い渋谷を2時間以上も探して歩いたそうな。


それを聞いたダーリンは「そんな男子もいるのだなぁ」と感心したようだ。「さすが桑沢ダナ、我は山の中だったし油絵だったからな、お洒落も何も、あまりに汚い格好をしていたから心配されたものだ」と遠い目で語った。

その直後は

ふたりで散歩などいくと「5m離れて歩いてみるか」などと言い、自分から5mほど離れて距離を検証して「これはデートではない」「30年前にすでにソーシャルディスタンス」などと一人で喜び、楽しそうであった。

「もし私がものすごい格好でデートに来たらどうする?」と聞くと「🤔........特に気にしない。着て来てしまったものは仕方ないからな」とのこと。「5m離れて歩く?」「歩かん。デートの意味がなくなる」「若い頃でもそう?」「若い頃なら反対にゆらりんに5m離れて歩いて、と言われるサ」とふっと笑った。


その他、別れた元夫とのやり取りやお洒落な彼氏とのその後、また別の彼氏の話しなど、ふむふむと友人の恋バナを聴くくらいのノリで極めて軽く聞いているのだ。楽しげに。

「焼き餅は焼かないのか?」

「焼かないのぅ」

「嫉妬しないのか」

「終わったことだからのぅ」

「そうか。」

「ゆらりんの隠された過去を知るのは良い」

「そうか」

「また、知らない一面が、と参考になる」

「そうか」


かく云うわたしも実はダーリンの傾向と対策の一環として、彼の恋バナを聞きたいものだと思い色々と聞いてみたものだ。

その中で3年間ほどプラトニックで友達以上恋人未満の女性がいたとのことだ。友人からはよく尽くすなぁと感心とも呆れとも思える感想が聞かれたそうである。その彼女は別れた彼氏を忘れられないためヨリを戻すために健気に頑張っていたそうだ。にもかかわらず、ずっと大切に1番になんでもしてあげたいと思い続けて大事にしておったそう。その彼女は念願かなって元サヤを果たし結婚したということだ。

これはちょい嫉妬したものだ。

3年以上もプラトニックな片思い、その上別の男を思う彼女のために、元気付けたり必要なときには力を貸し、彼氏がやってくれないようなことも影になり日向になり協力者となって話を聞き元気づけたり呼ばれるとすぐにすっ飛んで行ったりしていたというから相当な入れ込み具合だ。

今はこんなにエロエロなのに!むー、

「頑張りたまえ」とわたしにはスパルタな時もあるのに!むー

「何故プラトニックでもそんなに思い続けておれたのだ?」

「なんといっても20歳の頃のまだ経験値もあまりない頃だからな。経験や知識を得た今とはまた違っている」

「なるほど。ではダーリンの思う究極の恋とは?」

「究極の恋は片思いであろう」

「ふーん」

「『君、恋は残酷ですぞ』と夏目漱石のこころの先生も言っておる」

「そうだな。相手の幸せを1番に望む。例え自分は報われなくても」

「だがそれは理想であって理想ではない。やはり心と身体もちゃんと交流しなければ。」

「そうか」

「セックスの相性だけが悪くて他に何も不満がなかったら関係は続くのかなぁ‥我は無理だ 笑」

「うむうむ」

「「愛の交換」でありたいのぅ」

月日を経て変わったのだな、しみじみ。


私たち50代ではあるが、過去の若かりし頃の恋愛もちゃんと今につながっているのだ。

恋は終わったらおしまいではないのだよ。

恋の層が重なり年月が経った分枯れ葉が土に帰り良い肥料となるように、古い恋の記憶も発酵するのだ。

恋せよ、乙女、

恋せよ、おばさん

である。

自分を「おばさん」なんて言ったら「なぬー、おばさんじゃないぞー」とダーリンに文句言われそうだ。

ダーリンからみたわたしは今も「可愛いゆらりん」だそうだ。笑

ずっとそんな風に彼にとって可愛い恋人として心に居続けたいものである。( ´ ▽ ` )🎶❤︎

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