Yuno

歌って撮って創ってます。 今まで携わった作品たちの備忘録。 🎙Dannie May🎙 …

Yuno

歌って撮って創ってます。 今まで携わった作品たちの備忘録。 🎙Dannie May🎙 https://danniemay.com/

マガジン

  • The Back Scene of Films

    制作の裏側的な。 Notes written about the back scene of films (e.g. music videos)

  • Who is Yuno?

    自己紹介的な。 About Yuno.

最近の記事

待ってたよ、00s。

8/17 ドラマ『イケメン共よ メシを喰え』主題歌、 「ぐーぐーぐー」が遂に配信リリースされた。 それに伴い本楽曲のMVも公開されるわけで、 今回は久々にこのnoteにて本作について深掘りしていきたい。 何と言っても本作はテーマが00sということで、 平成一桁世代の自分としてはルーツがありすぎる為 話したいことが山ほどある。 さて、なにから話そう。笑 そもそも本作の始まりはドラマタイアップが決まった5月頃まで遡る。 待ちに待ったタイアップ、しかも書き下ろしという事で相当

    • もうこれで終わり。

      Dannie May3周年の記念ライブを終えて。 今回は機材トラブルに見舞われて、ライブ中みんなと話せなかったのもあってここに残しておく。 まず今回のタイトル「Period!」だけど これはスラングで、『以上!これで終わり!』と言った意味から取ってきた。 去年11月の初ワンマンでもマサから話があったように、正直ここまでが順調というわけでもなかったし 一つ問題を解決したらまた一つ新たな問題が生まれたりもして。 正直もう気が滅入っていたところがあった。 もっとファンはこう思っ

      • 今日までそして明日から

        11/28。 Dannie Mayが始動して2年と9ヶ月で迎えた初のワンマンライブから一夜明けて。 思えばこの2年と9ヶ月は、長い1日を過ごしているような感覚だった。 2年と9ヶ月前。2019年3月18日。 3/18というのは実は公式な結成日で、 実際顔を合わせたのはもう少し前。 2018年の暮れだったと思う。 当時映像を撮っていた俺は、その数年前に一度ソロで対バンしたことのあったマサに誘われバンドを組むことになる。この辺りは何度も話してるので割愛するが、誰が何を担当する

        • 三つ巴。三本の矢。

          2020年秋、某日。 僕たちは4月に発表するシングル曲の打ち合わせをしていた。 候補曲がいくつかある中で、「春に投げたい曲」はなんだろうと言う議論になった。 今作、「メロディが浮かばなくても」はご存知の通りタリラ作になるのだが、彼自身が製作した楽曲がDannie Mayのシングル曲になるのも初めてとなり、楽曲自体も明るくポップなものであったから、 春にふさわしいだろうということで決まった。 「針よ墜とせぬ、暮夜の息」から僕たちはかなりディープでダークな楽曲ばかりを出して

        待ってたよ、00s。

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        • The Back Scene of Films
          8本
        • Who is Yuno?
          3本

        記事

          届かない未来と過去へ捧ぐ。(後編)

          1日目 この日は主人公のパートナーの撮影だ。 例によって家ロケは予算の都合上用意できないので、マサの家を借りた(何回目?笑)。 12月に入って2週目だったと思う。 朝9時ごろだったか。 現地に集合し撮影を開始する。 この時マサは作曲による疲れから別室でずっと寝ていた。 だいぶ撮影でごちゃごちゃしていたのに 撮影が終わる15時くらいまで一度も起きてこなかったので、 相当疲れてたのだろう。すまんな毎回。 前回お伝えした通り、このMVは結末から始まる逆再生作品なので、中身も全

          届かない未来と過去へ捧ぐ。(後編)

          届かない未来と過去へ捧ぐ。(前編)

          「この曲が人生最後の僕の代表曲だったら」 この曲を初めて聞いた時は去年の11月頃だったか。 アコースティックギターを片手にマサがふと口ずさんでいた。 その時にはまだギターのコードをただ弾いてるだけだったから、歌詞もメロディもはっきりしない。 ただ僕は何故かぼんやりと、ものすごく広大な自然、そして静寂の中ポツンと1人立ち尽くす若き青年が浮かんだ。 彼はそこでなにを思ってるんだろう。 何故この場所にいるんだろう。 答えを見つける為に、フル尺のデモを待つ。 完成したデモを聞

          届かない未来と過去へ捧ぐ。(前編)

          仮面とその奥。

          いよいよ発売になる2EP「DUMELA」から リードシングル「灰々」のMV企画の話が始まった 9月某日。 この曲は現代社会におけるさまざまな記号に囚われた人間をイメージして作られた曲であり 歌詞も意図的に記号(単語)の羅列で描かれていたりと、とてもエネルギッシュな内容になっている。 更にこの曲を解釈する上で外せないものがある。 さまざまな記号に出逢い、身に纏い生きる我々でも絶対に共通して持つ記号。 それは、『灰』だ。 結局有機物である我々人間はいずれ灰になる。 そうし

          仮面とその奥。

          人の苦しみ、自分の物差し(後編)

          『針よ墜とせぬ、暮夜の息』が いよいよ10月にリリースを迎えた。 これは12月にリリースした2ep「DUMELA」から 先行配信されたシングルとなり、リード曲でもある 『灰々』へ続くDannie Mayの序章的な意味合いもあった。 この曲を初めて聞いた時、 そしてMVを作るにあたって、 まず浮かんだのは登場人物が2人とも女性だったということ。 そして、主人公はどうにもならない苦しみの中にいるのだということ。 そのイメージをデモをあげてきたマサに共有し、 そのまま再解釈して

          人の苦しみ、自分の物差し(後編)

          人の苦しみ、自分の物差し(前編)

          今回は長くなりそうなので2回に分けようかな。笑 10月から始まるリリースの最初を飾ったのは 「針よ墜とせぬ、暮夜の息」。 これが前回登場したカメラマンの福田さんとの最初の作品となる。 音源デモが上がりMVの撮影をそろそろ企画しなければ、という頃。 元々は曲調的にもアニメーションが合うんじゃないかとメンバーのマサとも話していた。 割愛するが色々な事情でアニメーションは土壇場で頓挫した。笑 急遽リアルで撮らなきゃいけないとなってしまい、 しかし我々のバンドは、先にMVの

          人の苦しみ、自分の物差し(前編)

          動き出し。前足。

          初夏のじめっとした暑さが心を不愉快にさせる7月下旬、 Dannie Mayは新たなる挑戦として 10月以降の連続リリースに向けて走り出していた。 やることはたくさんあった。 アー写、ロゴデザインの一新、 MVやジャケットの撮影、楽曲の制作などなど。 Dannie Mayはこれまた分業がすごいので、 ・楽曲制作をタリラとマサ ・アレンジをタリラ ・MVとアー写のディレクションをYuno ・その他諸々は3人全員で と言った具合で進んでゆく。 本当にDIYバンド。笑 新しい技

          動き出し。前足。

          はじめに。

          はじめに。 noteを始めようと思った所以と簡単な自己紹介をここでしようと思う。 書きはじめにしては唐突すぎる? 先に言っておくと、 話は長いし、自己紹介は苦手。 ではまず自己紹介から。 Yuno Dannie Mayというバンドに所属し主にコーラスを担当。 ミュージシャンとして活動しながら、映像作家(主に監督)としても活動し自身のバンドのMVはもちろん、様々なアーティストのMVやファッションイベントのショートムービーや企業の映像制作に携わる実績を持つ。 最近はコラージ

          はじめに。