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◯◯からの学び【3】恋愛編②

おはようございます。

こちらは、『◯◯からの学び【3】恋愛編①』の続きになります。

1. 初恋

2. 初恋ふたたび、からの…

ここまでが前回。

25歳で人生初の大失恋をした私でした。
そこからの続きになります。

3. 大失恋の反動

失恋から半年後にようやく立ち直り、そこから数ヶ月して同じ会社の営業である先輩Yさんと付き合うことになります。

私が経理をやっていたころ、その方の担当をしていたことがありました。

その先輩を含む仲の良い4人でちょこちょこご飯も行っていたのですが、付き合うことになるなんて当時は1ミリも思っていなかったのですが、きっかけは合宿でした。

その会社は不思議な会社で、定期的に合宿があったり、富士山に登ったり滝を上ったり、マラソンをしたり運動会をしたり、とにかく体育会系な会社でした。

そして、その合宿では、洞窟に潜りました笑。

その先輩は車の運転が上手く、行きも帰りもずっと一人で運転してくれていたこと。

洞窟の中が本当に真っ暗闇で一切の明かりがなくとても狭く、閉所恐怖症のその先輩にちょっと母性本能を感じてしまったこと。

合宿のあと少ししてその方の誕生日だったので、手紙を書きました。

デートに行こうとなって、夜のみなとみらいにて、無事付き合うことになりました。


結果的に、Yさんとも4年間付き合いました。
社内恋愛も、それはそれで楽しい思い出です。

付き合って半年ほどでお互い実家を出て同棲
一緒に帰ったり、一緒に通勤したり、うまくいっていると思っていました。

前のKくんと付き合った4年間で少し学んだ私には、このような変化がありました。

✔️ なんで分かってくれないの?
 →男性と女性では根本の考え方が違うから仕方ない

✔️ 言いたいことを言う
 →言いたいことを言わない

✔️ こういうところを変えてほしい!
 →人はそんなに簡単に変わらない


Kくんのときはあれだけ喧嘩をしていましたが、Yさんとは4年間の間、一切喧嘩をしませんでした

そのときは、自分が大人になったような気がしていたのですが、実際のところは思ったことを伝えるのが、そして伝えたことに対する反応が怖かっただけ。

表面上は穏やかに、うまくいっているように見えましたが、実際にはまともな会話もなく、ぶつかることや本音で伝えることを避け続けていただけでした。

3年半くらい経ったある日、思ってしまいました。

あれ…?

一緒にいるのに寂しい。

一緒にいるのに、一緒にいないような感覚。


変わったように見えた自分でしたが、表面的な行動が変わっただけで、根本的に "彼に嫌われたくない" という依存からくる保身は変わっていませんでした。

そのときの年齢は28歳、彼は30歳。

結婚したら将来どうにかなるのではないか、早く結婚したい、そのときの私は完全に人任せな人間でした。

彼の方からは結婚の話が全く出なかったため、29歳の誕生日を過ぎて耐えかねた私は彼にこう聞きました。

「今すぐにというわけではないけれど、私と結婚する気ある?」

彼の答えはこうでした。

「分からない。」

……

「分からない??」

イエスでもノーでもない、思いがけない答えに戸惑いました。

理由としては、今は仕事に集中したいとのことでしたが、今すぐに、と言っているわけではないのに分からない??

「急にこんな話したから、もう少し待つね。
 1ヶ月後にまた同じこと聞くから考えておいて?」

そう、ひとまず期間をおくことにしました。

4. それぞれのステージへ

1ヶ月後。

彼がその1ヶ月を覚えていたのかすらもはや分かりません。

1ヶ月前と、全く同じことを私は聞きました。

「今すぐにというわけではないけれど、私と結婚する気ある?」

彼の答えはこうでした。

……


……


……



「分からない。」


……


そこで初めて、私は4年間溜まりに溜まった想いをぶちまけました。


しかし、まともな会話をしないまま4年が経ってしまった私たちは、もはや会話の仕方すら分からなかったのでした。

挙げ句の果てに彼が言った一言。

「距離を置いてもいいよ。」

その一言でプツンと糸が切れた私は、翌日、不動産屋に行って引越し先を決め、2週間後に家を出て行くことになります。

ひとまず距離を置こうと出て行きましたが、その1ヶ月後、私の方から正式に別れを切り出しました。

好きではありましたが、だらだらと関係を続けていてはダメだと直感したこと。

人に依存し続けていたら自分が幸せではないと学んだのに、また同じことをしてしまっていたこと。

いいかげん、ひとりでも幸せを感じられるよう自立しようと思ったこと。

いざ離れてみたら悲しかったのは一週間くらいで、意外と彼がいなくてもやっていけると気付いたこと。

別れたのは、そのような理由からです。

ただ、そのときは、まだこのような結果になった本当の理由が分かってはいませんでした。


そこからは、初めての一人暮らしを謳歌したり、全くなかった趣味を作ろうと新しいことを始めたりして、ひとりでの時間を楽しめるようになってきました。

同時に、初めての一人暮らしで学んだこともたくさん。
とくに、生きているだけでこんなにもお金がかかるのか!というのは衝撃でした。

同棲は、家賃も食費も全部半分だったので、気付かなかったのです。

同棲解消して半年ほどして、たまたま読んだ『いい女は「変身させてくれる男」と付き合う。』(きずな出版 / 中谷彰宏著)という本をきっかけに、ふと気付きました。

結婚する気があるの?
と聞いて、彼が「分からない」と答えたのはなぜか。

実際聞いたわけではないので本当の本当は分かりませんが、逆の立場になってみて、全面的に寄り掛かられるのはそりゃ重いよな、と思いました。

結婚したら何もかもなんとかなるだろう。

愛してほしい、これをしてほしい、と相手に求めるばかり。

お金のことを全く何も考えておらず、どうにかしてくれるだろうと思っていた。

彼が結婚したくならないのは当然のことだったと、今なら思います。

自分のことばかりで彼の気持ちや立場も考えず、求めるばかりで自分は何も与えず、ひとりで勝手に彼を責めていた自分を大いに恥じました。

そして、そんな状態や考え方のまま結婚しなくて本当に良かったなと、今では彼の正直な「分からない」に感謝しています。

私にとって、彼はそれを気付かせてくれた大切な人です。

彼は彼で仕事に集中するという道を行き、私はその事実に気付くことで、やっとそれぞれのステージへと本当の意味で別れられた気がします。

彼と別れ、一人暮らしを始め、自分と本当の意味で向き合うようになってから、私の人生は180°といってもいいほど大きな変化を迎えます。

そこから、出会う人が変わり、読む本が変わり、考え方や価値観が変わりました。

私の、大きな変化のきっかけには、いつも恋愛がある気がします。

そんな、恋愛からの学びの話でした!

2回にわたり、長いこと読んでくださりありがとうございます!

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