はじめて礼拝をやった(イスラム教)
サウジアラビア人の夫と結婚して1か月ちょい。
彼と結婚するためにはイスラム教徒になる必要があったので、わたしは結婚のタイミングで改宗しました。
そして今日、はじめてイスラムの礼拝を教えてもらいました。
今までは彼が礼拝しているところを隣で見ているだけで、特に何も気にしたことがありませんでした。
付き合いたての頃は、礼拝という行為が珍しく、隣で礼拝が始まるとソワソワしていたのですが、今となっては当たり前になっています。
ただ、自分がやるとなるとやっぱり気持ちがちがいます。
そもそもわたしは、イスラム教について詳しくありません。
日本生まれ日本育ちでイスラム教に触れる機会が少なかったので、彼に出会う前までは全く興味もありませんでした。
礼拝の方法もよくわかっていません。
なのでまずは、礼拝の基礎から勉強しました。
夫からも教えてもらいましたが、わかりやすく説明されているYouTube動画があるので、それを見ながら流れを勉強しました。
英語ですが、これです↓
夫も自分で教えるのは難しいそうです。
夫にとっては小さい時からやっていて無意識でできるから、やり方を説明しろと言われると難しいんですかね。
ちなみに彼は、6歳ごろから礼拝のやり方を学びはじめたそうです。
彼が子どもの時は、夕方友達と遊び終わるとみんなでモスクに行って礼拝をしていたそうです。
周りの子みんなが礼拝をしていたら学びやすいですよね。
礼拝は一日に3回あり、朝1回/昼1回/夕方1回です。
礼拝の回数はイスラム教の宗派であるスンニ派とシーア派でちがいます。
スンニ派の場合は1日5回ですが、シーア派は3回。
わたしの夫はシーア派なので3回です。
夫いわく、昼と夕方にそれぞれ2回分をやっているから合計的には5回分と変わらないそうです。
詳しくはわかりませんが…。
個人的には回数が多くなると大変そうなので、少ないシーア派で良かったです。
3回の礼拝ひとつひとつに名前があります。
※カッコに書かれた数字は礼拝の一連の流れを何セットやるか
1回目(朝)ファジュル(2)
2回目(昼) ズフル(4) - アセル(4)
3回目(夕方)マグリブ(3)- イシャ(4)
※シーア派の場合、昼と夕方は2つの礼拝が1つになっている
この朝や昼などの時間は毎日固定ではありません。
日の出や日没の時間が毎日少しずつ変わるように、礼拝の時間もそれに合わせて変わります。
礼拝の時間は、把握できるアプリがあるのでそれに従ってやります。
アプリ↓
お祈りの手順としては、まず手や顔を洗うことから始まります。
(このお清めをウドゥーといいます)
日本人が神社に行くときに手や口を水で清める行為に似ていますね。
神様に触れるときは清潔でないといけないんでしょう。
この手や顔を洗うのにも決まった順序があります。
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1.手と口と鼻を3回洗う
2.顔を洗う
※ただ顔をゴシゴシ擦すればいいわけではなく、右手だけで顔を覆うようにして上から下に洗う。
3.右腕、左腕の順に洗う
※右腕を洗うときは左手で水をすくって洗うのではなく、まずは右手で水をすくってそれを左手に移して洗う。
4.頭(おでこより少し上あたり)を軽くなでて湿らせる
5.右足、左足をつま先から足首にかけてなでる
※頭と足は水で洗わなくてもいい。水が付いた手でこする感じ。
以上
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このように洗う順序があるところも、神社で行う手水と似ていますね。
日本人は無宗教と思っている方も多いですが、実はけっこう宗教的な行為をしているなと思います。
洗い終わったら、礼拝をします。
わたしは子ども用の動画を見て真似しながらやりました。↓
礼拝は動きに合わせて言葉を言います。
この「動き」は簡単ですが、「言葉」が難しい。
言葉はすべてアラビア語で言わないといけません。
アラビア語を勉強したことがない、ほぼ聞いたこともないわたしはどうやって覚えればいいのか…。
英語ならまだしもアラビア語って…。
覚えるのはとても大変そうですが、とりあえず毎日やって音で丸暗記しようと思っています。
意味はわからなくても自然と口から言葉が出てくるようにしたいです。
もしサウジアラビアに住むとなったら、買い物に行ったり、友達と会話をしたりしたいのでアラビア語の勉強をしますが、今のところは勉強する気はありません。
必要がないので。
ただ、礼拝の言葉だけは言えるように頑張ります(汗)
まだまだ礼拝の順序も言う言葉も覚えられていません。。。
でも、なんかすごく未知のものを学んでいて新鮮です。
わたしはこうやって新しいことを学ぶのはきらいじゃないと思います。
だからサウジアラビア人と結婚ができたのでしょう(笑)
今後、文化や宗教のちがいで壁に当たることもあるかもしれないけれど、新しいことを恐れずに自分に吸収していければと思います。
ただ、新しいことを覚えるからと言って日本人らしさは絶対に忘れません。
日本大好きなので!
また何か文化のちがいなど気づいたらNoteに書きます。
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