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落選文学展

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コンテストに落選した珠玉の迷作たちを「落選文学」として公開。自画自賛展といっても過言ではない。完全なる自己満足の世界。 ・・・と言いつつ、誰かに読んでもらいたいだけという寂しがり…
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2021年8月の記事一覧

色づく体温~短歌6選~

色づく体温~短歌6選~

影を踏む揺れる木の葉が落とす影ここは水底見上げれば空

向日葵のような明るさないけれど朝顔ほどの潔さ得る

はっとした言葉の綾も病葉も気づいた時に色は過ぎゆく

雪原に紅を染めたる寒椿空より他に知る者もなく

強くあれ念じながらも震えてたタンポポみたい記憶飛ばして

流れゆく砂をせき止め握る夜それでも闇は白々と明け