芥川龍之介「蜘蛛の糸」を日本語学習者向けのシンプル小説にリメイク!◇monogatary.comにUPしたよー
はじめに
いえーい、ゆにおだぜえ!
日本語学習者の外国の方向けに、
シンプルな日本語で書かれた「シンプル小説」(朝木万葉さん提唱)。
ゆにおも新作を書いて
monogatary.comに投稿したので、よければ読んでねー!
◇
芥川龍之介『蜘蛛の糸』が原作! Simple Japanese Novel「The Spider Thread」
今回は、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』をリメイク。
外国人の方に、日本人の宗教観や倫理観が伝わるといい。
もちろん、日本人の方が読んでもおもろいおもう!
◇
ゆにおが思う「小説」とは。
青空文庫からの翻案を何作かしているけど、
ことばをカンタンにするのに加え、
「読解」を楽にしようと、
解説や説明を本文中に仕込んでいる。
あと、解釈をわかりやすくするため、原作にはないセリフを入れたり、キャラの数を減らしたりしてる作品もある。
本来は、作者本人が書いたものから
自分なりの何かを読み取ることこそが
文学鑑賞だと思う。
特に小説は、「言葉にしきれないもの」を
できる限り正確に、あぶり出していくために、
たくさんの言葉を紡いだり、
色んな角度で陰影をつけて
その作者の言葉で、「かたちにならないもの」をかたちあるものへと
スケッチしていく行為だと思う。
(純文学系のはなし。
エンタメ系の作品はまたなりたちが違うようおもう)
だから小説は詩歌なんかと比べて、
長くなるんだな。
けど、時間のない人や、読解は他人に任せて名作に書いてあることを
ざっくり知りたい!って方も
たくさんいると思うから、(現代人は忙しいのだ!)
シンプル小説、是非便利に読んで欲しい!
◇
岡本かの子『越年』翻案での気づき!
こないだシンプル化した、
岡本かの子の「越年」なんかは
まさにそのかんじだった。
だから
かなりゆにおの解釈や読解を盛って書いた。
彼女は、愛とか恋とか好きとかの単語をつかわず、別の単語やその組み合わせで表現を重ね、
男女のリアルな恋の機微を描いてるのだ。
だから、高いオリジナリティがでるし、
かなり高度なこと(手間がかかる!)をしちょる作品と感じた。
日本人の方はぜひ、原本にも挑戦して欲しい。
短いし、青空文庫で無料で読めるぞ!
◇
b.C・作 『ギュスターグ(ナイルワニ)』
さて、monogatary.comに『蜘蛛の糸』をモチーフのひとつにした
作品があるので紹介しよう!
この作者はやっぱりきになる!
蜘蛛の糸を「心を病んだお釈迦様がカンダタをいたぶる話」と解釈したんだな-。
おもしれえなあ。
◇
藤井言子さんの羅生門朗読、老婆のセリフが怖すぎィ!
あと、芥川で検索してnoteをさまよってたら
こんなすげえ朗読を発見!
藤井言子さんとゆう方だ。
羅生門のラストシーンなんだけど、老婆の台詞が
うますぎて、こわすぎる…!
おすすめだー
◇
おわりに
ボイスの配信もたのしそーだなーとおもう。
べしゃりは、うまくはなかろうが、すきではある!
いまひとつやり方がわからんが、いつかそのうちやってみたい。
銀色夏生も楽しそうにやってるな。
以上!
■シンプル小説もだいぶたまってきた。いろんな国の人が読みやすいように、キンドル版にしてまとめてみたい。もちっとためてチャレンジするぞ!
by ゆにお★みすてぃか
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