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パリこでかけ 魅惑の“東のパリ”ブダペスト編①-街・物価・食- (パリ節約自炊生活番外編)

パリこでかけ、今回はハンガリーのブダペスト編です。東欧は日本からだとなかなか行きづらいと思いますが、一言でいうと、観光地として最高です。パリこでかけ史上、最も高いと書いて最高の観光地でした。東欧まだ行かれた事のない方、必見です!

◆ブダペストとは

ハンガリーの首都であり、東欧の中心都市でもあるブダペスト。南北に雄大に流れるドナウ川によって東西に分けられた街で、東岸のペストと西岸のブダが合併してブダペストになったそうです。

古くはローマ帝国時代から栄え、モンゴルやオスマン帝国に侵略されるも、その度に城を含めた街の機能を強化してきました。その後、オーストリア=ハンガリー帝国時代にはウィーンに続く第二の都市として隆盛を極めるも、20世紀以降はナチス・ドイツによる占領やソビエト連邦による包囲戦、共産主義政権による統治など体制が大きく揺れ動きます。1990年以降は政治体制も代わり、工業により発展を遂げ、現在は中央ヨーロッパの経済・金融の中心都市になりました。

オーストリア=ハンガリー帝国時代にアールヌーヴォーが興った事で、街中には美しいアールヌーヴォー様式の建物が立ち並び、カフェ文化も発展した事から、街はさながらパリのよう。ブダペストは“東のパリ”とも呼称される実に風光明媚な街です。それと同時に、様々な歴史的経験が残した多様な観光資産があり、見るべき・行くべき場所には事欠きません(もう何日か居たかった…)

◆魅惑の物価

ブダペスト観光の最大の魅力と言っても過言ではないもの、それは物価の安さです。先日「パリこでかけ 試練のオスロ編」で高物価により痛い目を見たばかりだったので、物価が安い事がどれだけ旅行自体を楽しくさせてくれるかを思い知らされました。

上の写真のハンガリアンビール(生大ジョッキ)は何と1.5€(約193円)!街のハンガリアン料理のレストランで前菜・メイン・デザートをコースでいただいても全部で7.3€(約939円)!7.3€だとパリでは前菜もいただけない、オスロではサンドイッチも買えないので、この物価の違いは観光を楽しむ上で非常に重要です。

◆魅惑のブダペストカード

パリこでかけ名物観光カードは、勿論ブダペストにもありました。ブダペストカードはHPから事前購入が可能で、空港や主要駅で受け取りが可能です。これ1枚で市内交通、一部美術館・博物館、ガイドツアー等が無料になり、行動範囲が広がります。しかも驚くのはその安さ!24Hで21.99€(約2,827円)、48Hで32.99€(約4,242円)、72Hで42.99€(約5,527円)と、これまでパリこでかけで見てきた各地の観光カードの中でも最も安いです。因みにアムステルダムカードは24Hで59€(約7,586円)、48Hで74€(約9,515円)オスロカードは24Hで395kr (約5,275円)、48Hで595kr (約7,946円)でした。ブダペストカード、良心的すぎます。

ブダペストカードの情報はこちら↓
https://www.budapestinfo.hu/budapest-card

◆魅惑のハンガリアン料理

ハンガリアン料理、何を食べてもハズレ無し。とにかく全てが美味しい、日本人の口に合う味付けなのかもしれません。上の写真はハンガリアン料理の名物の一つ、具入りのパラチンタ(クレープ状の薄いパンケーキ)。中にはとろとろに煮込んだビーフシチューが入っていて、ソースと絡んだパンケーキの柔らかい食感と相まって大変美味しかったです。

こちらも名物の一つ、グヤージュというスープで、ハンガリー特産のパプリカと牛肉、タマネギを煮込んだものです。具材から沁み出た旨味とパプリカの風味がたまらなく美味しい、毎日でも食べたい味噌汁的なスープです。

因みにハンガリー料理は欧州の中でも最も辛いと言われているようで、夕食の時もピーマンの輪切りが付け合せで出てきたと思ったら唐辛子でした。上の写真は中央市場での一枚、八百屋さんはどこの店も大量の唐辛子とにんにくを吊り下げて売っていて、まるで魔除けのようです(笑)。個人的に辛いもの大好きなのですが、パリでは辛い料理に(中華以外で)出会えないので、これまたハンガリー料理の嬉しいポイントです。

こちらは街中で開催されていたクリスマスマーケットで見かけた人気メニュー、ラーンゴシュという丸い揚げパンの上に、肉や野菜の煮込みやチーズを乗せてピザの様に食べています。カロリーがとんでもない事になりそうですが、美味しいに決まっていますね。

そして!ハンガリーといえばワインも有名です。トカイ地方で作られるトカイワインを始め、赤白問わず、高品質のワインがお得にいただけます。

もう既に此処まででブダペスト行くしかない!モード全開ですが、観光編は改めて書きたいと思います、観光編もぜひご覧ください♪



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