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身重感と、疲労感と、失望感と_トーキョー爆誕子育生活

妊娠9ヶ月、出産予定日まで45日となりました。妊娠期間を「身重」とはよく言ったもので、本当に体が重くなってきます。大きくなったお腹だけが重いのではなく、体全体が重く、むくみやすく、動きにくくなってきます。
そんな今日この頃感じるのは、身重感と、疲労感と、そして上手く動けない、生産的でない自分に対する失望感です。ちょっとネガティブな内容ですが、今この時に感じた素直な気持ちとして綴りたいと思います。

慢性的な疲労感

コロナでステイホームなので、殆ど家から出ずに在宅勤務をしているわけですが、以前に比べて何だかとっても疲れやすい、慢性的な疲労感が抜けない日々が続いています。ツワリがひどかったときは明確にツワリだと分かる症状(私の場合は強烈な頭痛)で、それはそれで辛かったものの、分かりやすく「症状」だったわけです。ところが妊娠後期になると、とにかく疲れやすい、疲労感が抜けないという、症状とも言えないような状態が続いています。通勤したり立ち仕事したりしているならまだしも、在宅勤務なのに慢性的に疲れが続き、仕事以外の時間はほぼ横になっている日々。

こんな状態が続くと、何だか自分がただただ怠けているような、不甲斐ない気持ちがむくむくと沸き起こってきます。こんなに体力無くて、目前に迫る出産や育児を乗り越えられるのか不安が募ってきてしまいます。

生産的でない事への失望感

一番辛いのは、生産的でない自分への失望感。先日友人とZoom飲み(もちろんソフトドリンクで)した際も、遅くまで話したわけでもないのに、翌日午前中完全に起き上がれないという事がありました。毎日出勤してガンガン働き、2~3軒ハシゴして帰宅、翌日も元気に仕事していた頃の私は何処に行ってしまったんだろうと、寂しいような虚しいような気持ちになってしまいます。そして、疲労感という特段症状とも呼べない状態が続き、生産的でない日々を送る自分への失望感が募っていきます。
旦那様には日々「不甲斐ない」「忍びない」と、武士かトータルテンボス的な詫びを入れていますが、どんなに私が寝たきりでも寛大な旦那様は気にしていない事は重々承知で、本当は自分の失望感を埋めるために言っているのです。おそらく今までの人生で一番生産的でない日々の中で、失望感が募っていきます。

ゆるめる、手放す、受け入れる

そんな時、尊敬しすぎて鼻血が出るほど敬愛している山崎繭加さんが翻訳してくださったHarvard Business Review の記事を思い出しました。

ゆるめる、手放す、受け入れる。

今までは苦手な事だったけど、この記事をもう一度読んで、今の自分を否定するのではなく、向き合ってみようと思えるようになりました。失望するのではなく、見つめて受け入れてみようと思えるようになりました。
何があっても動じない安定感抜群の旦那様には足元にも及ばないけれど、もうすぐ生まれてくる赤ちゃんに、心から生まれて来てくれてありがとうと言えるように、少しずつでも自分を受け入れられる私になりたいと思います。

すぐにはできなくても、ゆっくりと、お母さんにしてもらえるその日に向けて。

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