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パリこでかけ 魅惑の“東のパリ”ブダペスト編②-ブダ観光と元祖ナイトプール- (パリ節約自炊生活番外編)

ブダペスト編第二弾は西岸のブダ観光と元祖ナイトプール“セーニーチェ温泉”です。(パリやケルンと同様に)ブダペストは大河沿いの街で、船を利用した貿易で古くから栄える一方、橋が掛かるまでは両岸を渡るのは困難であり、それぞれ独自の発展を遂げ、同じ街なのにどこか違う街のような雰囲気があります。ブダペストも西岸のブダと東岸のペストでは雰囲気が大きく異なります。今回は城を中心とした堅牢なブダの街と、一点、リア充アゲアゲな元祖ナイトプール“セーニーチェ温泉”についてお伝えします。

◆魅入る小高い丘、ブダ

平坦な東岸のペストに比べて、西岸のペストは小高い丘が連なっています。写真上はゲッレールト山洞窟という洞窟に作られた教会で、近年修復されて観光客が増加しているそうです。岩肌に沿う様に建てられた協会が趣があって素敵です。

◆魅入るセーチェーニ鎖橋

ブダペストで最初に造られた恒久橋がセーチェーニ鎖橋です。ブダペストでは15世紀以降何度も橋を渡す試みが行われましたが、恒久的な橋の建設は頓挫し、一時的な舟橋や冬の凍結に頼るばかりでした。19世紀になり、セーニーチェ伯爵が実父の訃報に駆けつけられなかった事がきっかけで恒久橋の実現に働きかけ、1849年に完成した初の恒久橋がこのセーチェーニ鎖橋。その後、ソ連軍の侵攻を受けたナチス・ドイツによって橋は破壊されてしまいますが、1949年に再建され、今では「ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区」としてユネスコの世界遺産に登録されています。その美しい佇まいや、細い橋桁の中で車や路面電車が行き交う様、そして何より鉄骨の構造美は圧巻です。

◆魅入る王宮・美術館・博物館

こちらの写真は東岸から見たブダ城。小高い丘の一番上に堂々と鎮座しています。古くはモンゴル侵攻の際に石造りに再建され、その時代ごとに作りかえられて現在の荘厳なブダ城になりました。中にはハンガリー国立美術館、ブダペスト歴史博物館があり、一度で3度美味しい観光施設です。

◆魅入る漁夫の砦

ブダ城から更に丘を登ったところにあるのが漁夫の砦。ハンガリー建国千年を記念して1902年に建てられたもので、昔この近くに漁師組合があったことに因んだ名前だそうです。見晴らしが良いためこちらも観光名所になっています。

漁夫の砦から見た景色。ドナウ川を挟んで居並ぶブダペストの美しい町並みを一望する事ができます。

◆魅入るブダタワー

ブダの丘の最も高い場所に位置するのがこのブダタワー。15世紀終わりに建てられたこの塔も、様々な歴史の変遷を見守りながら今日に至ります。こちらのタワーは上まで登る事ができ、ブダペストで最も高い位置から街を見下ろす事ができます。

ここまで、前回紹介したブダペストカードで美術館・博物館・ブダタワーの入場料と丘を周遊するミニバスが無料になります。さすがブダペストカード。地図で見ると分からないのですが、ブダ城はかなりの高度があり自力で登るのは困難、ブダペストカードで無料になるミニバスか、公共バスを利用する事をお勧めします。

◆惑わすナイトプール、セーチェーニ温泉

ブダペストといえば温泉の街!という事で、数ある温泉の中でも最大級と言われる「セーチェーニ温泉」に行ってきました。一言で言うと、東京カレンダーもびっくりのリア充集まるアゲアゲナイトプールです。

温泉と言いながら、水着で入る混浴スタイル。湯温はぬるい程度で、屋内には硫黄の香りのする天然温泉やサウナがあり、屋外は広大な露天温水プールになっています。

屋外温泉は噴水やバブルバス、流れる温泉など楽しいアトラクション?が盛りだくさん。七色にライトアップされていて、さながらリア充が集結する事で話題のナイトプール状態です。屋外温泉のすぐ横にはバーコーナーもあり、ビール飲みながら温泉に浸かる人、名物の温泉チェスをしながら浸かる人、小学生の様に水を掛け合う人、可愛らしくイチャイチャするカップル、激しくイチャイチャするカップルなど、それぞれがリア充に楽しんでいます。
日本では今話題のナイトプールですが、ブダペストでは既に1913年からリア充が集う東京カレンダーもびっくりの大人の社交場が築かれていたようです。

という事で、第二弾はここまで。第三弾はいろいろな意味で惑わすペスト編をお伝えしたいと思います。

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