見出し画像

Day4- Field Work for mini project

今日も9:00から授業開始のはずが9:00時点で半分も人が集まっていないという、平和な一日から始まりました!横のデンマーク人とこのカルチャーショックをシェアしてました。笑(デンマークは日本と同様の時間感覚です!集合の5分前には集まる意識。)

今日は、グループプロジェクトが本格的に始動し、非常に頭を使かった1日でした!一日の流れは「Mini projectの内容説明→グループで調査内容を考える→Problem based Learningについて学ぶ→実際に街でインタビューをする」といった感じでした。

①Mini Project

Mini Projectの内容は、自分たちの問題意識に対する答えをフィールドワークを通して考え、火曜日にプレゼンするというもの。ちなみに、プレゼンには、Dome of visionという公共のオープンな場所で行い、NGO2団体がリスナーとして参加するそう。ひいいい〜(>_<)

②調査内容のブレスト

グループでは、「SDGsのどのゴールにフォーカスするか」や、「自分たちの問題意識(Research Question)」、「インタビューガイド」を考え、Google documentに書き込んでいきました。

これ(↑)は、教授にチェックを受け、インタビューをしながら、1日を通して修正を重ねたものですがこういった感じ。

教授からもらったフィードバック
1. 選択範囲をもう少し狭めた方がいい。
初めは、サステイナブルな消費行動に関するすべてのSDGsゴールを含め、インタビュー対象や内容も、街や建築物まで含めていたので、フォーカスをもう少し狭めることにしました。
2. 問題意識を明確にする。
初めは、ただサステイナブルな消費行動をただ聞くことしか頭になかったのですが、研究なので何か問題意識や問いをもって説明立てていくことが大事だと気づきました。また論文にする際、問題意識(Problem Based)でないとConclusionが述べずらいというのもあります。
3. インタビューをしながらインタビューガイドを修正していきなさい。

③インタビュー調査で得たデータ

こうして、インタビューの下準備ができたところで、実際にインタビューを行い、合計で11組のインタビューデータを集めることができました!

ざっとまとめると、、
●サステイナブル商品の使用について
・できる限りのものは、オーガニック商品に置き換えている。(卵、肉、花、服、コスメ)
・オーガニックのマークをいつも探して食品を選んでいる。
・ここ1年半以上、Second Hand Store以外から服を買っていない。
・ラムや牛の肉は極力避けて、チキンなどを選択している。

●サステイナブル商品の値段について
・やっぱりオーガニックの物はそうでないものの倍以上の値段がするので、値段が購入のハードルになっている。
・環境を守りたい思いがあるので、オーガニックの値段の高さは気にしない。
・大抵のものはaffordable。

●その他
・パッケージや広告を、未来志向のものにするのはどうか?(例:子供たちのために!)

④調査をしてみて

英語での調査は、初めてで非常に緊張しましたが、デンマークの方はみんな親切で優しかったです。オーフスは、社交的な人が少ないことで有名な街らしいのですが、話しかけるとみんな協力的でした。(日本から来たことを最初に伝えると、娘がポケモン好きなのよ!など反応がよかった笑)

そしてインタビューを通して私が一番感激したことは、質問に答えてくださったどのデンマーク人も非常に環境に対する意識が高いこと!そして一人一人、環境に対する意見をしっかり持っていたこと
意外にも「SDGs: Sustainable Development Goals」という単語を知らない人はかなりいましたが、内容を説明するとSDGsの考えに共感していました。

⑤Problem Oriented Project Workとは?

4日目は、インタビューガイドを作成し実際にインタビューをしたわけなのですが、その際に、「問題に基づいたプロジェクト」にすることが大事だと学びました。
Problem based workとは、解決したいフィールドの問いをベースとしたワーク。(a question on within a research field which you want to give a solution to.)

情報をただ聞くだけのインタビューは問題になっていないので注意。
例えば、Subject oriented group work(エッセイやまとめのように、何かに対して述べただけで問題を解決していない) と Problem-Oriented group work(目的は、対象グループが知らないことを調査すること)

Bloom’s TaxonomyとResearch Problems

ブルームの分類法という、教育のゴールをカテゴライズしたもの。

良い研究は、調査したいことによって質問の仕方を考えることが大事!

・規範からの逸脱や何か新しいものを聞くとき、「Why does the company have full employment?」
・例外的なこと→「Why do unemployment figures rise in areas with good infrastructures and strong industrial policies?」(positive deviance)
・複雑な状況で私たちに何ができるか、何をすべきかの知識が不足している場合、「How can the unemployment problem be solved?」
・当たり前と考えられている何かについての批判的視点の場合→「How does unemployment contribute positively to the company's industrial policies?」

⑥今日の反省

●良かったこと
・自分の役割(Google Slide作り、情報整理)を意識してグループに積極的に関われたこと。
・文法ぐちゃぐちゃになりかけながらも、伝えたいことをしっかり伝えられていたこと。
・インタビュー中に聞き取れず理解できなかったことを、メンバーに「わからなかったんだけど、、」と言えたこと。
・私よりも言語的にグループワークに参加するのが厳しい人に、参加できるよう促していたこと。

●改善したいこと
・焦って文法や単語がおろそかになって、伝わりきらない時があるので、速い英語を聞いてる中でも、落ち着いて自分の話したいことを伝える。
・時々ネガティブな発言が出てしまう。→グループ活動での楽しさを忘れない!ジョークを言えるくらいの余裕をもつ!

今日は、1万5000歩歩いたわけなんですが、非常に楽しかったと思えたのは、一番気になっていたデンマーク人の価値観を実際に聞けたからだと思います。(卒論の方もそろそろ進めなければ!)幸せの国をもっと肌で体感するために、一つ一つのプロジェクトを丁寧に取り組んでいきたいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?