Yuna

36歳シングル、NY在住の会社員。最近経験したニューヨークでの卵子凍結の話を記録しよう…

Yuna

36歳シングル、NY在住の会社員。最近経験したニューヨークでの卵子凍結の話を記録しようと思ってます。

最近の記事

ニューヨークで卵子凍結⑨ 費用と保険

実際にかかったお金の話です。 私が払ったお金 最初のコンサルテーションと検査(保険適用あり)$40 卵子凍結の施術代(保険適用なし) $9900 保険適用なしの薬代 $455 保険適用ありの薬代(保険適用でも、一部支払いが必要)$1000 保険適用のものも含め実際に私が支払った費用の総額は、$11395でした(1ドル130円ぐらいで円換算すると、150万円弱)。ちなみに、卵子凍結の$9900には初年度のストレージ代$1000が含まれています。卵子の個数に関わらず、

    • ニューヨークで卵子凍結⑧ 採卵の結果

      手術後すぐ、何個採卵できたかを教えてもらって、翌日の電話で実際に何個凍結できたか連絡がありました。私は結果的に、39個採卵できて、31個の成熟卵を凍結することができました。これはたぶん、結構びっくりするぐらい多いと思います。 エコーのたびに「卵胞がすごくいっぱいできてるよ」と言われていたけど、私はなんとなく知りたいような知りたくないような怖い気持ちがあって、実際に何個卵胞があるのかは聞かないまま、当日を迎えました。なので、手術後に39個と聞いた時は本当にびっくりしました。

      • ニューヨークで卵子凍結⑦ 採卵のながれ

        採卵前から当日にかけての話をしようと思います。 手術のまえ サイクルの後半、たしか10日目ぐらいからは毎日、「今日がトリガーショットの日かもしれない。血液検査の結果も見てから後で電話で知らせるね」と言われていました。トリガーショット(Trigger Injections)は、採卵の35時間前に打つ排卵誘発剤です。結局、私は12日目の夜にトリガーショットのゴーサインが出て、12日目の夜(35時間前)にOvidrelとLupron、13日目の朝(23時間前)にLupronを打

        • ニューヨークで卵子凍結⑥ 通院

          今回は通院について。サイクル中は頻繁に病院に行かなきゃいけないのだろうと漠然と思っていたので、立地的に自宅から近くて通いやすいNYU Langoneに決めたのですが、個人的には大正解でした。と言うのは、結果的に通院した回数は私の想像以上だったから。 通院は14日間中10回 サイクル開始は、まず生理が来たらその2日目または3日目に病院へ行き、血液検査とエコーを受けたら始まります。ただ私の場合は、その月に限って2週間以上生理が遅れていつまで経っても始められなかったので、いい加

        ニューヨークで卵子凍結⑨ 費用と保険

          ニューヨークで卵子凍結⑤ 投薬

          今回は、実際の投薬について書こうと思います。繰り返しになってしまうけど、私が使った薬は下記の5種類でした。 Gonal F(Gonadotropin - FSH):卵胞を成熟させる(ペン型の注射) Menopur(Gonadotropin - HMG):卵胞を成熟させる(普通の注射器型) Cetrotide(GnRH Antagonist):排卵を抑制する(普通の注射器型) Ovidrel(Trigger Injection):排卵を誘発(普通の注射器型) Lupr

          ニューヨークで卵子凍結⑤ 投薬

          ニューヨークで卵子凍結④ 薬の準備

          個人的には、薬(ホルモン剤?)の手配がすごく大変だったので、ちょっと詳しく残しておこうと思います。たぶんこれはアメリカならではだし、卵子凍結に限ったことではないと思いますが、病院、薬局、保険会社とのコーディネーションが本当にややこしくて大変でした。 最終的に私が利用した薬は、下記の5種類です。 Gonal F(Gonadotropin - FSH):ペン型の注射 Menopur(Gonadotropin - HMG):普通の注射器型の注射 Cetrotide(GnRH

          ニューヨークで卵子凍結④ 薬の準備

          ニューヨークで卵子凍結③ サイクル開始前のながれ

          エッグフリーズしようと決めたら、早速、普段お世話になっている婦人科の先生に、専門のお医者さんを何人か紹介していただきました。その中から、家から近い、且つ、インネットワークのNYU Langone病院の先生に決めました。アメリカの医療保険では、契約している保険によってそれぞれ提携しているお医者さんがいて、それをインネットワークと呼びます。自分の持っている保険のインネットワークのお医者さんを選べば、それなりに保険会社が費用をカバーしてくれるという仕組みです。卵子凍結自体は私の入っ

          ニューヨークで卵子凍結③ サイクル開始前のながれ

          ニューヨークで卵子凍結② 動機

          エッグフリーズしようと思ったきっかけは、友だちとの会話です。30代半ばになると、すでに凍結した友だちだったり、今年しようと思ってる子やまだ凍結するか悩んでる子も周りに結構いて、エッグフリーズがすごく身近で現実的な話題になってきました。 私自身は最近まで、正直しなくていいかなって思ってました。子どもがいる人生を送りたいような気はしてるけど、30代になってからの恋愛は全然長く続いてないし、そもそも相手がいないことに困ってるのに、エッグフリーズしたところでその問題は解決しない、数

          ニューヨークで卵子凍結② 動機

          ニューヨークで卵子凍結① はじめに

          はじめまして、Yunaです。 ちょうど昨日、エッグフリーズ(卵子凍結)の手術を受けてきました。 私が卵子を凍結するにあたって情報収集していたとき、実際に経験した方の話がとても少ないように感じたので、少しでも足しになればいいなということで私の体験談を書こうと思いました。 私は2023年4月現在36歳、シングル。4年半前に仕事で東京からニューヨークに引っ越してきて、こちらのコンサルティングファームで働いています。 私の体験談はニューヨークの病院での話なので、日本と違うことも

          ニューヨークで卵子凍結① はじめに