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ニューヨークで卵子凍結② 動機

エッグフリーズしようと思ったきっかけは、友だちとの会話です。30代半ばになると、すでに凍結した友だちだったり、今年しようと思ってる子やまだ凍結するか悩んでる子も周りに結構いて、エッグフリーズがすごく身近で現実的な話題になってきました。

私自身は最近まで、正直しなくていいかなって思ってました。子どもがいる人生を送りたいような気はしてるけど、30代になってからの恋愛は全然長く続いてないし、そもそも相手がいないことに困ってるのに、エッグフリーズしたところでその問題は解決しない、数年先延ばしにしたところで問題の本質は変わらないじゃんって思ってたから。本当に子どもが欲しいなら、エッグフリーズするよりも、自分が今だ!って思ったタイミングで精子バンクにいくか、養子をもらうことを考えた方がいいんじゃないかなって(日本はシングルだと養子も難しいらしいので、それはそれでまたハードルがあるんだけど)。

そんな話をしていた時に友だちに言われたのが、最終的に精子バンクか養子のオプションも考えているなら、その選択は出産できるぎりぎりの年齢になるまで待って、それからでもいいんじゃない?ってことでした。そのオプションだったら、今じゃなくても、この先1人でいつでも決断できることだよって。36歳もすでにぎりぎりだよって声が聞こえてきそうだけど、ニューヨークだと40歳を過ぎてからの出産はあまり珍しくありません。街中で見かける妊婦さんや赤ちゃん連れの女性は、基本的にみんな年上に見える。だから、あと5年ぐらいは一緒に家族をつくりたいって思える相手を探してみてもいいんじゃないかなって。

そうなると、意味ないじゃんって思ってた数年の先延ばしが、すごく意味のあることに思えてきました。しかも、凍結した卵子から将来子どもが生まれる確率は、37~38歳を境に結構がくっと落ちるらしい。ぎりぎり36歳の今、凍結しない理由はないよね、ということでエッグフリーズすることに決めました。


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