ニューヨークで卵子凍結⑨ 費用と保険
実際にかかったお金の話です。
私が払ったお金
最初のコンサルテーションと検査(保険適用あり)$40
卵子凍結の施術代(保険適用なし) $9900
保険適用なしの薬代 $455
保険適用ありの薬代(保険適用でも、一部支払いが必要)$1000
保険適用のものも含め実際に私が支払った費用の総額は、$11395でした(1ドル130円ぐらいで円換算すると、150万円弱)。ちなみに、卵子凍結の$9900には初年度のストレージ代$1000が含まれています。卵子の個数に関わらず、毎年$1000の更新代を今後払うみたいです。
保険がカバーしてくれたお金
最初のコンサルテーションと検査 $280
保険適用ありの薬代 $15000
手術のときの全身麻酔代 $1000
そう、保険適用でも$1000もお薬代払うのかーと思ったのですが、なんと、最終的な請求を見ると、保険会社は$15000もカバーしてくれていたらしいです。アメリカの保険の仕組みって複雑で、たぶん保険適用外になったらなったで個人で払うお薬代は謎のディスカウントが入ると思うので、こんなにも負担することにはならないだろうけど、それでもこんなに保険がカバーしてくれてたのか…と驚きでした。
卵子凍結の保険適用とか補助金がいろいろと話題になっていましたが、アメリカも、一般的な健康保険であれば卵子凍結は保険適用にはならないことが多いです。私の入っている保険も、保険適用は不妊治療とそれに付随する受精卵の凍結だけです。お薬代、麻酔代、検査代は保険適用になりましたが、上記のとおり、私の調べた限りでは日本に比べてアメリカの方が全体的にかかる費用は断然高いと思いました。卵子凍結は、日本よりもアメリカの方が保険が適用されたり補助金があったりみたいなイメージだったので、アメリカの方が安いのかなって始める前は思っていたのですが、保険が適用されようがされまいが、そもそもの価格設定が高いようです。
補助金でいえば、私の会社は卵子凍結に対して、実費の半額を上限$20000
まで払ってくれることになっています。なので、$11395の半分を会社が負担してくれる予定です。アメリカの会社がみんなそういう制度を導入しているわけではないと思うのですが、補助金の観点で言えば、アメリカの方が普及しているのかもしれません。
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