「感謝と祈り」第425話
アメリカのインディアナ大学の心理学者である、エドワード・ハート氏は、人間の行動と感情の関係について、こんな実験を行いました。
まず、彼は被験者たちを、 A.楽しい映画を見せる グループと、B.悲しい映画を見せる グループの2つに分けたのです。
そしてその上で、それぞれにある作業をやらせたといいます。
さて、その結果はどんな風になったと思われますか?
Aの楽しい映画を見せたグループは、Bの悲しい映画を見せたグループに比べて、 20%以上も作業効率がアップしていたという事です。
人間、気持ちが落ち込んでしまうと、色々とスピードは落ちてしまうものです。
この結果、人間の気分と、作業の速度というのは比例するという事が分かりました。
そしてその逆も然りで、生き生きと楽しそうに作業をやっていると、気持ちも明るくなり、益々作業効率はアップしていくのです。
実際、多くの心理学調査によって、「判断や行動が早い人ほど、気持ちも明るい」ということが示されています。
とにかくすべてにおいて、行動は早い方が良いのかもしれません。
森信三先生は世俗的な雑事、雑務の処理の切り抜け方は、「スグサマ着手」、「即刻処理」以外にない、と語っています。
面倒なことこそ、マメである事が必要なのです。
「返事をする」、「礼状を書く」、「頼まれごとの処理」…これらの事を、すぐにやった方が、必ず良い結果を出すのです。
これらの処理が早ければ早いほど、信用され信頼される。
そして不思議に、マメであればあるほど、気持ちは明るくなり、イキイキとしてくるでしょう。
行動は素早く行い、明るい気持ちで日々を過ごしたいものですね。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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