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感謝と祈り🍀

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少しでも自分に自信を持って、楽しい日々をみんなに過ごして欲しい・・・。そんな思いを持って、毎日ひと言ずつ、私がいいなと思った言葉を紹介しています。 みんなが根っこでつながっている…
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2023年1月の記事一覧

「感謝と祈り」第241話

「捨てれば捨てるほど、より多くのものが手に入る」(ション・バニヤン) そして、ピーター・ドラッカーは 「革新の鍵は捨てることにある」という。 何かを捨てなければ、新しい何かは手に入らない。 だから、ピンチが訪れて、何かを手放さなければいけなくなった時は、本当は大きなチャンスなのです。 そして、作家の本田健さんはこんな風に言ってます。  【ピンチの後には必ず別のドアが開く】 と.…。 ピンチが訪れると、「あぁ、もう自分はこれまでか。もうダメだ」と思ってしまいますが

「感謝と祈り」第240話

「出世」とは辞書で調べると、通常使われている「世に出る」「社会的に高い地位につき、成功して名をあげる」という意味の他にもう一つの意味があると言う。 それが、「出世間(しゅっせけん)」。 世間に出るという意味で、もともとが、俗世間を離れる、煩悩や欲を無くしていくという仏教の用語だったらしいのです。 世俗を捨てて、仏道に入る僧侶のことを「出世者」と呼びました。 「世間を出るとは、世間並みの価値観から脱すること」と、ここでは説明されています。 そのためには、評論家の白取春

「感謝と祈り」第238話

プロフェッショナルと呼ばれる人達には、ある一つの共通点があるという。 これは、長年プロフェッショナルと呼ばれているアスリートや経営者、芸能人などを多く取材された上阪さんという人から聞いたお話です。 もちろん、プロとして多大な活躍をし、沢山の結果を残している人は、人並み以上の苦労や努力があるのは当然のことです。 でも、彼らに共通しているのは、それらの苦労を、苦労と思っていないということです。 しかし、そんなにストイックに自分を追い込み続けていては、さすがにどこかで息切れ

「感謝と祈り」第237話

祈りについて、とても大きな効果があると文学博士で、シスターの鈴木秀子さんがお話されています。 (鈴木) 戦時中、我が子を戦地に送った母親は朝まだ暗いうちに近くの神社に行ってお百度参りをしていました。 お百度参りとは、鳥居から本殿までを往復しながら百回詣でて無事を祈願するもので、その祈りが遠く離れた異国にいる我が子に伝わり、母親の祈りを感じて元気が湧き戦地で生き抜いたという証言を、いくつも耳にしています。 祈りは何千キロも離れた我が子の元に届けられ、それを確実に受け取って

「感謝と祈り」第236話

「心の時代」とよく言われています。 しかし、人間の心とはそれほどきれいなものではなく、人間の心は宇宙、自然と似ているように思います。 雑草は放っておくと、直ぐに生えますが、美しい花は、水を与え、 肥料をやり、虫を除け、 丹精込めて育てなければ花開かない。 人間の心も、それと同じで、 放っておくと、雑草が生えるのです。 心の花を咲かせるためには、 絶えず心を見張り、 雑草を抜きとらなければいけません。 二宮尊徳は 「あらゆる荒廃は人間の心の荒蕪から起こる」と言いました

「感謝と祈り」第235話

ノンフィクションライターの中村敦彦氏は、3万人の人にインタビューをして、様々な記事を書き続けて来ました。 決してコミュニケーション能力は高いわけではなく、人見知りだという中村氏が様々な失敗を経て、身につけた「傾聴」の仕方があるという。 「悪魔の傾聴」と氏が語るそのやり方を今日はご紹介致します。 悪魔の傾聴は、相手に対して「~をしない」 不作為の技術が中心です。 ●自分の話をしない。 ●相手の話を否定しない。 ●自分の意見を言わない。 ●アドバイスしない。

「感謝と祈り」第234話

斎藤一人さんは「振動数」についてこう仰っています。 『「類は友を呼ぶ」とも言いますが、この世の中には、同じ性質のものが引き寄せ合うという法則があります。 性質が同じということは、同じ波動を持っているということ。 波動とは振動数なんです。 物質は自らその振動数を変えることはできません。 でも実は、人間だけはこの振動数を変えることができる存在なんだよね。 だから、不幸な人が自分の振動数を変えることでしあわせになることができるし、悪い運勢を持っている人が振動数を変えるこ

「感謝と祈り」第233話

「それはそれとして」と言う言葉は、「日本最大の仏教研究家」と呼ばれる鈴木大拙がよく用いた言葉として知られます。 「それはそれとして」.… それは、問題の次元を切り替える言葉だと言います。 それまでの話題、相手の考えや感情を 「否定」も「肯定」もしていないという点が重要です。 そればかりか、「あなたの悩みは分かりました。それはそれとして、Bという考えもありますね」と、一つ上の次元へとアドバイスする事が出来ます。 否定も肯定もしないのだけど、言ってもらえた方は、むしろ受容

「感謝と祈り」第232話

教育者の森信三氏の信条に、こんな言葉を見つけました。 一、人生に二度なし 一、念々「死」を覚悟して、初めて真の「生」となる これは《人生の二大根本真理》 だと思います。 「人生というものは二度とくり返し得ないものだ」ということ。 そしてもう一つは、われわれ人間は、いつ死なねばならぬかわからぬということ。 人生に関するこの二大根本真理が、心の底でガッチリと切り結ぶようになると、そこからして初めて「今日」という一日が、いかに大切かということがわかり出すと森氏は言います

「感謝と祈り」第231話

八十六年の人生を振り返り、 人生で一番大事なものは何かの質問に、 稲盛和夫氏はこう即答されている。 「一つは、どんな環境にあろうとも 真面目に一所懸命生きること・・・・・・ (私が)ただ一つだけ自分を褒めるとすれば、 どんな逆境であろうと不平不満を言わず、 慢心をせず、いま目の前に与えられた仕事、 それが些細な仕事であっても、 全身全霊を打ち込んで、 真剣に一所懸命努力を続けたことです」 「それともう一つは、やはり利他の心、皆を幸せにしてあげたいということを強く自分に

「感謝と祈り」第230話

小林正観さんは、今置かれて状態を最高に楽しんでいく事が、本当に自分に出会える秘訣だという。 よく、「本当の自分に出会いたい」とか、 「自分の天職が他にあるのではないか?」と質問したり、探し続けている人がいる。 でも、そんな人は自分の目の前の事を疎かにしているから、探しても中々巡り合えないと正観さんはいいます。 確かにSNSで活躍している人の姿をかいまみたり、お金持ちになっている人の姿を見ると、自分も他に何か違う生き方があるのではないかと思ってしまいます。 そこで、自分

「感謝と祈り」第229話

「〜為(ため)にする」という言葉をよく聞きます。 自分の利益という下心が先にあって、ものごとを行うことをいう。 例えば、将来有望な若手を、食事に誘い、食事代を払ったりするのを「為にする」ようなら、それは決していい結果は生まず、その下心は直ぐに見透かされてしまうでしょう。 人として一番上等な人は「人を喜ばせる」のが好きな人だと言った方がいます。 仏教でいう「忘己利他(もうこりた)」の人です。 自分のことを忘れて、人に喜んでもらうことをひたすら続ける人。 「愛語」とい

「感謝と祈り」第228話

今日は、松下幸之助さんの言葉を紹介します。 松下幸之助さんは、「素直な心」が何よりも大切だという。 「囲碁や将棋でも、1万回打つと、大体初段になれるそうや。 僕は365日、 毎朝“素直”になりたいと 願い続けて30年、 回数にしたら1万回願ったから、初段や」と。 素直な心とは、何事にもとらわれる事なく、受け入れる広い心であり、真理に対して素直であれ…という事です。 初段になるまでに30年かかるとすれば、二段になるまでは、一生かかりますが、神様が喜ぶ生き方をする事で、

「感謝と祈り」第227話

日本の文化は、「みぎわ」の文化だと、 日大社権宮司、岡本彰夫(あきお)氏は仰っています。 みぎわとは水際、つまり陸地でもなし、 水面でもなしという、水際すれすれのところに美しさを認めてきたのです。 時刻でいうならば、日暮れどきの「黄昏(たそがれ/誰そ彼=日が沈み、人の見分けがつかない時分の意味)」や、夜明け前の「かわたれ(彼は誰=薄暗くて、彼は誰かはっきりわからない時分の意味)」を喜びます。 暮れるでもなし、暮れないでもなしという時間を好み、食べ物でも、極端に甘いものや