「感謝と祈り」第230話

小林正観さんは、今置かれて状態を最高に楽しんでいく事が、本当に自分に出会える秘訣だという。

よく、「本当の自分に出会いたい」とか、
「自分の天職が他にあるのではないか？」と質問したり、探し続けている人がいる。

でも、そんな人は自分の目の前の事を疎かにしているから、探しても中々巡り合えないと正観さんはいいます。

確かにSNSで活躍している人の姿をかいまみたり、お金持ちになっている人の姿を見ると、自分も他に何か違う生き方があるのではないかと思ってしまいます。

そこで、自分探しの人生が始まり、あれこれ悩んでしまうのです。

「自分探しの人生」の反対の生き方は、「頼まれごとの人生」や「おまかせの人生」。

自分を探すのではなく、他人の喜ぶことをするという生き方。

それが、自分の好き嫌いではなく、世の中の流れとしてやる羽目になったらやっていくこと。

何かを頼まれたら「はい、わかりました」とやっていくこと。

そして、「何が起こるかわからない」という状態を面白がっていくと、人生がさらに面白い方向に流れていくのです。

お任せの人生とは、自分の人生を他人の言うままに生きることではなく、目の前の事に集中して、そのときの流れに身を任せる事です。

そして、人生を面白がって日々生きていく事が、本当の自分を探す事よりも、大切な事になるのではないかと思います。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。