見出し画像

美味しくないものなんて無いんじゃないか

ある日、勉強がてら地元のワインショップに行って、めちゃめちゃ怒られて帰ってきた、と言う子がいました。当時私が勤めていた会社内でもっぱらの話題になりまして。ある社員は「まぁ〜あそこのお店(店主)だからなぁ〜」と言う人もいれば、「いやお前、それは怒られて当然だわ」という人もいました。

私は完全に後者なのですが、その怒られた内容というのが、どうやら彼の注文の仕方やワインの感想が原因だったそうです。

「すんげークッセェやつ」、「あんま美味しくない」、「足の臭いみたいな」云々。そこの店主の方もしびれを切らして彼に

「あのさぁ!造り手の人も売り手の人も美味しくないと思って出してないから。」

と一喝。本当正論です。

飲食店で働いていると本当にたまに「美味しくない」という人いらっしゃるのです。でも料理人だってバーテンダーだってバリスタだって、美味しくないものをお客様に提供するはずがないんですよね。美味しいと思って作った料理やカクテル、選んだワイン達。正直、若き彼のその一言一言ってものすごく礼を失した言動なんです。もし自分がお店側の人間だとしたら、間違いなくその店主の方と同じ気持ちになっていましたし、しかも勉強中の立場で…と思うと、正直言うと、このクソガキが!って思っちゃいます。(直属の部下じゃなくて内心良かったと思いました)

提供している側の人だって、何言われても良いわけではないし、人間だからそりゃ傷つきます。じゃあ美味しくないの代わりにどう言えば良かったか。

これはあくまで私個人の意見なのですが、以前勤めていたノルウェーのバーで、バーテンダーの先輩達からこんなことを言われました。心に残る言葉だったので、今でも自分の生活の中にきちんと取り入れている事の一つです。

「美味しくない」と言う否定的な言葉は使わない方が良い。その日の君の舌に合わなかっただけだ。

確かに〜と思いました。おそらくその口に含んだものも、その日とはまた違う体調や天候、食事内容、メンバーによってはものすごく美味しく感じたりすることもあったりなんて、しょっちゅう起こりうることですし、かなり納得したのを覚えています。そこから美味しくないと言う言葉は一度も使っていません、for sure.

だからお店側の人も美味しくないものなんて、まず出すはずがないんですよね。私はもう自分の舌に合わなかったなと思ったら、100%自己責任と思っています。(もちろんそうじゃない場合もあるんですけどね…)でも、こう考えるようになってから、また更に外食が楽しくなりましたし、自分がいろんな場面で料理したりカクテルを作ったりする上で学ぶこともかなり増えました。

何を言ったら良かったか云々の話ではなく、
美味しいか美味しくないかを口に出して言う前に
今の自分にはどんな味が適していたのか、を考えた方が誰も傷つけずに、且つもっと飲食を楽しめるようになるんじゃないかなぁと思いながら、自分も従事者として、そしてお客側として色々と工夫していきたいなと思います。

と言うことを職場の人に話したりするのですが、どう足掻いても克服率が低い食材ってのもやっぱりあるんですよねぇ。

ホヤ。

個人的にはかなり好きで、夏は家でも捌いていろんな料理にして食べてます。

沢山の人にこの素晴らしさをわかって欲しいのですが、こいつは特別曲者みたいです。

みなさんはホヤ好きですか?


朝ごはんに、父が買って来てくれたフレッシュのプルーンを食べました。いつもドライの状態で食べていたのですが、フレッシュの状態もかなりうま〜でした!

その後、母とカフェでランチ。これでもかって言うくらい野菜を食べました。でもその夜に炭水化物をたくさん摂ってしまったので、プラマイゼロ…ペヤング食べちゃったからむしろマイナスでした。しかもペヤング食べた後、案の定胃もたれ _(:3」∠)_ 

年々歳取っていくのを実感しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?