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【37】桃太郎が鬼退治に成功した理由

お店で接客業をしている人は誰でも少なからず、

「もっとお客様に喜んでいただきたい」

「売り上げを上げたい」

「スタッフ同士楽しく働きたい」

という想いがあると思います。


今日は、私が好きな本に書いてあった

「思いが形になって、目的を達成する」桃太郎経営についてのお話をしたいと思います。


桃


私が好きな本。

神田昌典さんの『成功者の告白』という本に

会社をつくりあげていくドラマは、じつは桃太郎さんと同じなんだ

という一文があります。

(この本がどのくらい好きかというと、新婚旅行先のバリに持って行って毎日読んだくらい)


桃太郎さん・・・🍑

桃から生まれて「オニ退治する!」って言いだして。

おばあさんに作ってもらったきび団子を腰に付け

イヌ・サル・キジを引き連れて、

見事オニ退治を成し遂げた人ですね。


この、オニ退治プロジェクト。

起業家(桃太郎)・実務家(イヌ)・管理者(サル)・まとめ役(キジ)による

桃太郎1人では到底達成できなかった、ビジネスサクセスストーリーなんです。


本の文章を借りて説明すると、まず

桃太郎が、「鬼ヶ島に鬼退治に出かけよう」というアイデアを思いつく(起業家)。

桃太郎1人では、キビ団子しか持っていないので最終目的 (鬼を退治して宝を村に持ち帰る) の達成は難しい。

桃太郎が歩いていくと、イヌが鬼退治に加わります。

イヌは主人に忠実に尽くす実務家。

次に、サルが鬼退治に加わる。

サルは知恵の象徴。

起業家のアイデアやエネルギーを汲み取って、その夢を具体化するキャラクターたちです。

最後にキジ。

キジは愛と勇気の象徴。

社内で「お母さん」と呼ばれるような存在で、まとめ役です。


これを会社 (人)にあてはめると、

起業家は、長期的視野のアイデアがどんどん湧いてくる人。想像力があり。そのアイデアを実現しようと行動する。イケイケどんどんで、前に突き進む軍人のような人。                      (桃太郎)
ところが会社は、アイデアだけではスタート出来ない。アイデアを具体化していく人が必要。これが実務家。                (イヌ)
この段階から更に会社が成長していくためには、実務家は管理者と手を組んで、日常業務をシステム化していかなければならない。管理者は、ルールを決めたり、日常業務をルーチン化して、短期的な効率を重視する。(サル)
まとめ役のエネルギーが少ないと、社内はすぐにバラバラになってしまう。どんな人かというと、「この人といるとホッとする」という存在だ。(キジ)


アイデアマンの桃太郎

忠実で、夢を実現させようとするイヌ

文句を言いながらも確実に仕事をこなすサル

犬猿の仲のイヌとサルをもまとめあげるキジ

4つのキャラクターが、どれをとってもいなくてはならない存在なのです。


会社内・店舗内にも、キャラクターが当てはまる人っていませんか??

「私・・管理者タイプだな」「あの人、桃太郎タイプだわ」とか。


桃太郎・イヌ・サル・キジタイプの人が揃っていると、

一見、反発しあったり わちゃわちゃして大変な組織に見えますが、

各々が影響を与え合って、結果うまく回っていきます。


また、桃太郎が「鬼退治をして宝を持ち帰ろう!」と言ったように、

タイプが合わないキャラクター同士も、

同じ目的があると、進む方向が一致して協力しやすい環境ができます。


例えば、「お店単位の理念(ビジョン・ゴール)」を作り、それを共有する事で、よりチームワークが良くなって、仕事がしやすくなります。


私のお店の理念は、

・スタッフ・・・楽しく、稼げる

・お客様・・・また来店したいと思っていただける

・会社・・・利益が出る

そんなお店を作ろう。というものです。

パワポ-チームワークを良くするコツ


「この三角形が綺麗に出来て、初めて「良いお店」って言えるよね。」

と、スタッフに何度も何度も何度も伝えてきました。

たとえば、

●スタッフが楽しいだけで、会社に対して利益が出ない。
●来客数は多いけど、スタッフがギスギスして楽しくない
●忙しくて稼げるけど、お客様の満足度が低い(指名が少ないお店)

↑ このような状態では、綺麗な三角形がつくれません。

どこかに問題が出て、結局は3つとも当てはまらなくなってしまいます。

定期的に「今、三角形は綺麗に出来ているかな」と確認する事で、

お店の状況を客観視する事ができます。


私のお店は最大13人のスタッフがいたので、

(しかも、他のお店で問題児扱いされて異動してきた子が何人もいて)

実に様々なキャラクターがいます。動物園のよう。笑

そんなスタッフが同じ目標に向かって1つになって働いていくには、

店長やリーダーだけの力ではムリです。

ぜひ自分のお店の「理念(ビジョン・ゴール)」を掲げてみて、

どんなキャラクターの人が必要かも考えてみてください。ミーティングで提案してみるのも、面白いと思います^^


「成功者の告白」を読み進めると、

組織が大きくなってくると、「愛の象徴」のほかに、もう1人まとめ役が出てくる。「問題社員」だよ。

という文章も出てきます。

その職場のネガティブなエネルギーを受け取りやすい、感受性が強い人。

どの会社や店舗にもいると思うのですが・・・

この桃太郎経営を読んでいくと、「問題社員って排除したくなるけど、そういう人も、組織の成長のためには必要なんだな・・・」という事が分かってきます。

ここまでくると、もうこの本を読んでほしい!!笑

そんな、オススメの1冊です。

(新婚旅行に持っていくくらいですから。)

起業家が会社を立ち上げ、軌道に乗るまでの道のりや、その間に起こり得る問題がかなりリアルに書かれているストーリーです。

起業家ではなくても、志を持って働いている人が読めば、至るところに色々な刺激が散りばめられています。


9月に入り、新しい季節の始まりですので、

気持ち新たに頑張っていきましょう^^💛

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