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【88】不要なプライドと必要なプライド②

前回の記事 『【87】不要なプライドと必要なプライド①』では、
【自分の見栄の為のプライドを捨てて弱さをさらけ出す事で、逆に周囲から応援してもらったり、認めてもらえる事がある。】
というお話をしました。

今回は逆に、『セラピストにとって必要なプライド』と、試験で社長に『プライドを持て‼️』と言われた理由をお伝えします^^


セラピストにとって必要なプライドとは

不要なプライドと必要なプライド。

不要なプライドとは、自分の見栄のために、失敗を隠したり素直にならなかったりすること。

そしてセラピストにとって必要なプライドとは、

【セラピストである自分に自信を持ってお客様と接すること】だと思います。


■ 例えば、週に2回程度しか出勤できないセラピストさんから、たまに

「週2回しか出勤していないので、お客様に『次回はぜひ指名してください』なんて言えないんです」

という質問をいただきます。

私の考えは、逆に

「週2回しか出勤しないレアセラピストなので、指名して予約枠を押さえていただいた方が良いですよ」

と説明してほしいなと思います。

少ない出勤数だからこそ、その時間を大切に使ってほしいし、お客様にも「こんなに素敵なセラピストさんが週2回しか出現しないなら、次回の予約をしておこう!」と思っていただけるように練習をして、自分の存在にプライドを持ってほしいな、と思います♡

もちろんそのための練習や勉強は不可欠です。
練習も勉強もしていないのに自信だけあるセラピストさんには、お客様もついていきませんよね。
少ない出勤数の中でいかにセラピストとしてのパフォーマンスを上げるかに集中する。
それこそプロフェッショナルであり、プライド (誇り)だと思います。


■ レギュラー出勤 (月22~23勤務くらい?) しているセラピストさんは尚更、「自分の生きるステージはここ」と胸を張って言えるように、プライドを持って日々接客・技術を提供してもらいたいです。

私達の使命はお客様にリラックスしてもらい、安心してもらい、笑顔になってもらうこと。

私達も日々の生活の中で、ツイてない事があったり、恋人と喧嘩したり…色々な出来事がありますが、仕事中は全てを忘れ目の前のお客様に集中すること。それも、セラピストに必要なプライド(誇り)だと思います。


そして、技術に関しても、セラピストに必要なプライドがあります。
それが、下記↓↓↓ 社長に言われた言葉です。


社長に『プライドを持て‼️』と言われた理由


ラフィネの昇進試験では通常、筆記試験に加えアカデミーの講師に接客と施術を行います。

そして、最高職位のグランドマスターセラピストになるための試験だけ、社長に対して接客と施術を行います

●5,000人以上のセラピストと社員が働く企業を作った社長・・・
●リラクゼーション業協会の理事長でもあった社長・・・
●自ら鍼灸国家資格を持ち、プロフェッショナルな社長…
●常にお客様目線に立ち、情熱を燃やし続けている社長・・・

そんな社長に対して接客と施術をするのは、誰でも超・超超緊張します。

それでも、今目指しているのはグランドマスターセラピスト。
「緊張して、いつも通りの力が発揮できなかった~><」
なんていう言い訳は一切通用しません。

相手が誰であろうと、いつどんな時も、常に平常心でハイパフォーマンスの接客・技術を提供する必要があるのです。


そんなグランドマスターセラピスト試験を受けていた2016~2018年。たしか3回目か4回目の試験でした。

社長にボディケア60分の施術で肩部拇指圧迫をしている最中に、

「あれ?圧の入る角度が、左右でちょっと違うかも…?」
「左側の時は、もっと正面から直圧で圧せていた気がするけど、右側は少し下気味からじゃないと入らない気がする・・・」
「でも圧方向が変わっちゃうしなぁ。。正面から圧そう。。。」

と、自分の施術に迷った瞬間がありました。

そして施術後の試験解説時間(60分の施術を全て撮影していて、試験後に社長とアカデミーの先生と振り返る時間)の時に社長から、

『肩圧す時、なんか手元がグラついてなかった?』

と聞かれました。

「あ、バレてら」
と思った私は素直に「圧の入りやすい角度が左右で違う気がしたんですけど、左右同じ入れ方の方が良いかな~と思って迷っていました。」と言いました。

すると社長にこう言われました。

『私の肩は左右で入れる角度が違う。それが正解です。都築さんは感覚的にそれを感知したけど、自信が無くて左右同じ入れ方にした。』

『お客様は1人1人、筋肉の付き方も左右差もバラツキがある。「この人の場合、左はこうだったけど右はこう。」と自信を持ってその感覚に従えるようになってください。トップセラピストとしてのプライドを持ってください。
それがトップセラピストになるというもの。』

ほほ~、なるほど~~。と思いました。

自分の感覚に従い。自信を持ってそれをお客様に提供する。
基本をマスターしているからこそ出来る事ですが、自分の技術に自信とプライドを持って施術することが必要なのだと気付きました。

その後は、基本的な手技から逸脱しない程度に自分の指センサーを今まで以上に頼るようにし、「なんだかココから指が離れたくない、もっとほぐしたい」「この筋肉は横方向じゃなくて縦方向に切る!」等の感覚を大切に施術するようになりました。

あの時、社長のアドバイスが聞けて本当に良かったなと感謝しています。


まとめ

2回に分けてお届けしました、セラピストにとって不要なプライドと必要なプライド。

人と対面して直接身体に触る仕事だからこそ、変なプライドで固めてしまうと自分もお客様も気持ち良くなれません。

自分の弱さはさらけ出しちゃう。
自分の強みにはプライドを持つ。

これが出来る人が、お客様にも支持されるセラピストになるんじゃないかなと思います。

きっと今日からも何かアクションが出来るはず。
何かの参考になれば幸いです^^💛

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