食べられなかったごはんはこんなにも美味しかったのだ。と、「感動」したから
才能があるか、ないか。それは「これまで」を見た時に出てくる言葉だろう。でも「これから」はどうだろう
これは、阿部広太郎さんが書かれた
「コピーライターじゃなくても知っておきたい
心をつかむ超言葉術」
に書かれていた一文だった。
SNSでたまたま誰かがシェアしていた一冊。
気づいたら本屋に出向いて、手に取っていた。
これまで、InstagramやTwitter、各SNSを自分なりに試してみて、色々な反応があった。
けれど、「心をつかむ」ということはいったいどんなものであるかが自分の中で具現化できず悩んでいた。
でも、この本は「心をつかむ言葉の魔術(つかいかた)」を、引き込まれる文章で教えてくれる、私にとっては魔法書であった。
と、同時に私にもっと大切な事を、思い起こさせてくれた。
それが今日一番最初に書いた、本に書いてあった文章である。
実は、この言葉、約4~5年ほど前に植松努さんの書籍「空想教室」でも同じような言葉に出会い、私の悩んでいた心を大きく動かしてくれた。
それと同時に今の自分が「これまで」を見てきて今、悩んでいるのであろうということにこの本に出会って、再度気づかされた。
ここ最近の私は
「自分ビジネス講座や料理教室、自分に投資してきたのに、自己回収でいなかったから・・」
「昔から人前に出る事が苦手で、土壇場でいつも焦って失敗してしまうから」
「やりたい」「ワクワク」するという気持ちよりも、「これまで」を言い訳にして、先の一歩が進めなくなった自分がいた。
さらに進めない自分にさえ蓋をして、もう26歳なんだから現実を見なければとか、こんなにふらふらしてたら、色々な人に迷惑をかける。才能がないならないなりに、身の丈にあった生活をしていよう。
そう思い込むことで、思い悩んで苦しむ自分をさらに奥底に沈めることでラクにしたかった。
この本を読んで、また「これまで」に囚われて悩んでいる自分に驚きと、変に俯瞰している反面、「本当に大切な事は、何度でも出会える」自分が、幸せ者であることに感動していて、今は複雑な気持ちだ。
そんな複雑な気持ちの中、本を読んで確信したことがある。
私には、人生においてどうしても続けていきたい仕事がある。
それは、人を「感動」させる仕事なのだということ。
私はこれまで食品メーカーの営業として、管理栄養士として働いてきた。そして今も働いている。
管理栄養士になったのは、自分が苦しんできたダイエットで、正しい食事の知識が必要だと思ったから。
メーカーに就職したのは、「食」を多くの人に楽しんでほしい思ったから。
私は、管理栄養士として、人に「食の知識」や「食の楽しさ」を提供することが自分の使命であり、一生の仕事であるとずっと思ってきた。
でも、それはあくまでスタート地点であり、一つの手段でしかないと思った。
私が本当にやりたいのは人を「感動」させること。
管理栄養士になろうと思ったのは、食の知識に惹かれたわけじゃない、最初の最初は、食べられなかったごはんはこんなにも美味しかったのだ。と、「感動」したから。
食品メーカーで働こうと思ったのも、食べる楽しみが人々のライフスタイルに「感動」を与えてくれるものだと思ってたから。
だから今、マニュアル化されてしまった業務にモヤモヤしてしまったりその反面、映画や音楽、ブログや本、広告、自分が「感動」するものに惹かれている自分がいる。
ずっと苦しかった。私はなりたかった管理栄養士をやっているのに、どうして悶々としてしまうのか。わがままなのではないか。と
でも今日その答えを見つけることができた。
勿論、管理栄養士としては、もっと自分のスキルを高めてやりがいを見つけて、働くのも一つの手である。
でも私の人生は、管理栄養士としての枠にとらわれず人を「感動」させる仕事をしてもいい。
勝手に自分に思い込みをかけていたが、許すことができて、心が軽くなった。
人を「感動」させる仕事をしよう。
この本が私の心をつかみ私の心を解放してくれました。
本に出会えたことを、深く感謝します。
次の目標は、私も言葉で人を「感動」させる仕事を見つけることです♪
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