人とのおしゃべりに勝る趣味はない
世の中にはたくさんの興味深いことがある。
ユーチューブやらネットサーフィンやら、サッカー観戦、エンジェルス大谷の追っかけ、山登りやら、旅行やら、グルメにスイーツ‥‥数え上げたらきりがない。
ただ、続けざまにひとつのことを繰り返すと、どれも必ず飽きる瞬間が訪れる。
だから、自分なりの楽しみを適度な間隔で味わうのが正解だろうと思う。
しかしながら私にとって決して飽きることのないものが1つだけある。
それは人とのおしゃべりである。
相手は誰でも構わない。気の置けない相手ならもちろんのこと、初対面の人でもなんでも相手は選ばない。
そして、世間話でない深いテーマをじっくりと話すことが大好き。
できれば1対1がベター。なぜなら3人以上だと、ペースを乱されて、言いたいことがほとんど言えなくなる。
喋らないタイプの人、喋りたい人のどちらとでもオーケーで何時間でも話していたい。
その動機や理由を考えてみた。
まずはどんな人でも、あらゆるタイプの人とも、その相手のことを知りたい気持ちがすごく強い。自分とは正反対の人、両極端のタイプほど興味深い。
どうやら『人間という存在そのもの』に対しての興味が強いようだ。一言でいえば“人間が大好き”なのかも。
だから地球上に存在する出来るだけ多くの人のことを深く知りたい。
世界情勢が落ち着いたら、世界を半年づつ回る準備を進めているんだけど、動機はこういったことなんだろうと思う。
これは何も自分だけのことでなく、人間誰しも深層心理として持っている欲求のようだ。
便利屋という職業がブームになったころ、草分けとなった人物の逸話が面白い。
一ヶ月に最高4000万稼いだこともあったそうで、ある常連客はその人の話をひたすら聞いてあげるのが条件だったとのこと。相づちすら打つことなく。それで毎回、数十万円置いていったらしい。
ここに人間の根源的な一面を観る気がする。
誰しももので満たされることのない虚しさから、心のつながりに飢えているのだろう。
いろんなことに好奇心が強いほうだけど、基本的には群れるのが苦手。だから1対1の対話に関しては、もはや最大の趣味かもしれません。
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