【隠れ毒親】世界に唯一のカセットテープと自分の感情を捨てられた話
こんにちは、ウチダユメミ(@yumemi_uchida)です。
山梨に移住して5ヶ月目。
ぶどう農家しながら、音楽活動しつつ、
毎日noteを更新してます。
* * * * *
さて、今日は毒親関連。
3年ほど前、まだ私が自分の親が毒親だと気付いてなかった頃の話。
私が生まれた時の声が入ったカセットテープが見つかったと母から言われました。
そのカセットテープには兄たちの声も入ってたそうです。
それは聞いてみたい、
自分が赤ちゃんだった頃の声なんて、自分では覚えてないし。
母曰く、そのカセットテープを
「こどもたち(兄、兄、私)の人数分、CDに焼いて渡すわ」と。
そう言えば、
父親も何かと人数分、焼き増ししたり、ダビングしたりする人間だった。
普段、嫌い嫌い言ってても夫婦って似てくるもんなんだな、私たち夫婦も似てくるんだろうな、と
めちゃくちゃ微笑ましい気持ちで
「お父さんとお母さん、似てるね」と伝えたら
母親は物凄い嫌な顔をして、ダンマリ。
めちゃくちゃ不機嫌になりました。
私にしたら、何を怒る事があるのか、と
その場はやり過ごしたのですが、、、
次に母に会う機会があった時、
「そういえば、あのカセットテープ、どうしたの?ダビングした?」と聞いたら
「捨てた」と。
正直、何をこの人は言ってるのだろうと
耳を疑いました。
もう私が赤ちゃんだった時の声って録音出来ないよ。
世界に唯一のカセットテープなのに。
え、なんで?と。
「私、お前に、『旦那に似てる』って言われてすごく嫌だったのよ。だから捨てた」と母。
正直、今でも意味が分からない。
嫌だったらその時、そう伝えてくれたら謝ったのに。
それに、そんなに嫌いなら、さっさと別れれば良いのに。
父のみならず、父を紹介してくれて仲人をやってくださった方の悪口をずっと何十年も吐き続ける人生なんて。
私はとてもポジティブな意味合いで話した、その言葉、
母には物凄いネガティブな意味合いでしかなかった。
そして、嫌だったから感情の赴くまま、捨てた、と。
カセットテープが捨てられたと言う事より、
形に残ってた思い出をサラッと捨てられたことに
物凄いショックを受けた。
ショックを受けた私なのに、その頃の私は、
母にとって嫌な言葉を言ってしまったという罪悪感で
謝り続けたのだ。
今、思えば、謝るのは、私ではない、母だ。
これが、自分の親が毒親だという認識がない状態だと思う。
毒親から洗脳されてる状態。
謝る私に母は「もういいよ」だけ。
カセットテープが捨てられたと知った夜は、
何がショックなのか、もう自分では混乱しまくって
放心状態で帰宅し、
夫の前で子供のように声を上げて泣きじゃくったのでした。
泣き止んでから、あれ?これはなんかおかしいと気付き、
自分(母)の感情を最優先に、それが嫌だと伝える事もせず、
嫌だったから、もう目に触れたくないからカセットテープを捨てた、と。
そして、思い出が捨てられたんじゃない、
私の気持ちが捨てられたんだ。
私の感情はずっと無視されてたんだ。
そういえば、
母は自分の愚痴を吐きたくて急に電話してきて
こちらが「今、ちょっと忙しい」と言えば
その瞬間に何も言わずにガチャっと電話を切ったり。
慌てて(洗脳されてるからね)こちらが掛け直して機嫌を取ったり。
そうよ、ずっと私の感情や状況は
無視されてたのよね。
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