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オーボエの真ん中のCに必要なこと、不要なこと

こんにちは、ウチダユメミ(@yumemi_uchida)です。

山梨に移住して6ヶ月目。
ぶどう農家しながら、音楽活動しつつ、
毎日noteを更新してます。

朝晩の気温は下がりつつありますが、
昼間の日差しはまだまだ健在な盆地です。

* * * * *

オーボエの真ん中のド(C)

さて、今日はオーボエの話。

オーボエの真ん中のド(以下、C(ツェー))、嫌いな人、多いのではないでしょうか?
あの、平べったい、開いた音になっちゃいやすいC。
曲中にCが出てくるたびに憂鬱になったり。。。
そんな経験、ありませんか?

じゃあ、プロのCは平べったいかしら?
綺麗なCなのよね。
なんででしょうか?

私も過去、オーボエを始めたての頃は、
Cが開いちゃって、平べったくて大嫌いでした。
なるべくCにはシャープが付いててほしいくらい(わがままw)

じゃあ、いつ頃、平べったいCを脱却できたのか?

呼吸、息が安定して、
アンブシュアのコントロールができるようになってから、かな。

観察

まず、真ん中のCが現れた時のご自分を観察してみてください。

・他の音を吹いてる時と真ん中のCを吹く時と何か違いはありますか?
・どこかの関節(脚でも腕でも)にクッと力(ちから)が入るところはありますか?
・Cが現れる瞬間の背中はどうですか?
・骨盤の向きはどうですか?
・アンブシュアは噛んだりしてませんか?

観察してみて、どうですか?
他の音の時とCの時と何か違いを発見できましたか?

他の音の時とCの時、何か違うこと(力が入っちゃうなど)をしてたら
それが不要なこと。
ジェットコースターで降りる瞬間、目をつむってしまうのと同じこと。
Cが嫌だったり怖いから力入ってしまうのですよね。
まずはそれをやめてみる。

背中

Cの瞬間の背中はどうですか?
丸まったりしてませんか?
それと同時に骨盤が後ろに倒れたりしてませんか?
もし、それをしてたとしたら、
管楽器にとって大事な「息」のコントロールを自分で難しくしちゃってるかもしれません。

肺の下に横隔膜という膜状の筋肉があります。
試しに背中を丸めて深呼吸をしてみてください。
その後、背中を丸めないで深呼吸をしてみてください。
どちらが呼吸がしやすかったですか?
どちらがたくさん息を吸えましたか?

横隔膜

背中を丸めた時、横隔膜が仕事をしにくい状態になってるのです。
横隔膜が仕事をしやすい状態を作ってあげると「息」は安定します。
管楽器を吹く時に安定した「息」だったら、どうでしょうか?
Cを吹く時もその「息」が必要なのです。

骨盤底筋群

背中を丸めると横隔膜にも影響が出るけど、骨盤の傾きにも影響します。
骨盤の一番下にも、「息」にとっても大事な筋肉が存在します。
骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)という筋肉。
骨盤が後ろに倒れていると、この骨盤底筋群がうまく仕事ができません。
骨盤が倒れずに吹いてみてください。
パワフルな「息」が実感できるかも。
そして、「息」が安定します。
ぜひ、この骨盤底筋群のパワーも活用してみてください。

噛まずに済むアンブシュア

そうすると、Cの時にアンブシュアを噛むことなくなるかもしれません。
噛むと余計に平べったくなります。
唇に余裕を持たせてあげるとふくよかなCになります♪

まとめ

・Cの時、別の動き(りきみ)をしてたら、それをやめる
・背中をまるめないと横隔膜と骨盤底筋群が仕事できて息が安定する
・横隔膜と骨盤底筋群がうまく仕事できるとアンブシュアを噛まずに済む
・上の事を注意するとふくよかなCが実現する

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