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2024年2月8日 L'Arc〜en〜Ciel ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND [LE-CIEL PRESENTS]ファンクラブ会員限定公演

※ネタバレを含みます
※セトリ・MCの内容を記憶する能力が著しく劣っているため、有益な情報は一切掲載されていません
※作品の解説・考察とかもしていません
※ライヴにまつわるオタクの日記です

“ファンクラブ会員限定公演を含む、全国4ヶ所10公演アリーナツアー開催決定!”

そんなメールが届いたのは、私がマウピのオーラスのチケットを探している時でした。え、んん?ちょっと待て…ツアー初日の2月8日ってマウピのオーラスの2日後やん…。しかもFC限定…。
私は4年前に初めてFC限定公演に参戦予定だったのですが、直前で中止をくらっていました。4年前、といえば何があったのかご存知でしょう。COVID-19という得体の知れないウイルスの感染が拡大していた最中でした。
2月の上旬、さいたまスーパーアリーナで行われた公演には参戦していました。この時のセットリストがものすごく良くて、Round and RoundやLOVE FLIES、 Shout at the Devil、STAY AWAY、風にきえないで、I'm so happyなんかは学生時代を思い出してすごく胸が熱くなりました。そして何よりTIME SLIPが演奏されたことに私は飛び上がるくらい感激したのです。この曲は当時hydeさんが雑誌のインタビューで話していたエピソードを覚えているくらい大好きな曲です。
セトリがすごい。近年のラルクはファンに「セトリ固定」と言われるくらい王道のセトリばかりを演奏していたのですが、今回のセトリは今までと違う。
アンコールの
ガラス玉
TIME SLIP
風にきえないで
I'm so happy
ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE
の流れは本当に感動しました。

ちなみに、以下の楽曲はこんな感じで数字で見てもいかにレアな曲であるかがわかるかと思います。
Round and Round 22年ぶり
LOVE FLIES 9年ぶり
ガラス玉 8年ぶり
TIME SLIP 12年ぶり
風にきえないで 22年ぶり
ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE 20年ぶり

それだけに、2月末に控えたFC限定公演への期待は高まっていました。しかし、公演の2日前に中止が発表されました。
あの時の絶望感は忘れられません。

14年ぶり開催、夢のマウピ。
4年前のリベンジ、ラルクのFC限定公演。

どちらも参戦するという選択肢もあったかもしれません。でもこの時私は既にDIRのFC限定公演と、マウピ、sukekiyoの漆黒の儀で有休を使うことが確定していました。正直、マウピとラルクの優先度が圧倒的に高く、DIRとsukekiyoに関しては今回見送ってもよかった気がします…。でもDIRとsukekiyoのチケットを販売するサイト「Ticket Town」にはリセール機能がないのです(全チケットサイトにリセール機能を義務付けて欲しいのですが…)。

ラルクの東京公演に全て参戦するとなると、2月がどえらいことになります。もし、運良くマウピのチケットが見つかった場合、
2月5日(月) マウピ
2月6日(火) マウピ
2月7日(水)
2月8日(木) ラルク※FC限定公演
2月9日(金)
2月10日(土) ラルク
2月11日(日) ラルク
と、こんな感じになり、この週は7日と9日しか勤務しないことになります。私は「仕事でライヴに行けなくなったから」という理由で前職を辞めており、チケットをとったライヴは絶対に行く、その代わり普段の仕事もちゃんとやる。と決めています。今の職場ではとりたいときに有休をとってきましたし、有休申請をして嫌な顔をされたことは一度もありません。しかしそんな私でもさすがに今回は気が引けます。この週以外にも、1月17日(水)、2月20日(火)に有休をとっていて、こんなにハイペースで有休をとったことはなかったかもしれません。
情報解禁のタイミングが悪すぎる…。
しかしそもそもラルクのチケットがとれるかどうか、まだわかりません。ラルクの当落次第でマウピのオーラスについては考えよう。奇しくもラルクの当落発表の翌日がマウピの一般発売でした。

今回のラルクのライヴは最速1次先行が2023年11月30日(木)23:59時点でW会員だった人に限定されていました。つまり、ツアーが発表された時点でW会員である必要があり、チケットに申し込みたいからといって今からW会員になっても間に合わないということです。
私はばっちりこの条件を満たしていたため最速1次先行で申し込むことができました。SNSでは「信じてW会員更新していて良かった!」などの声が聞かれましたが、私の場合は、クレカ自動引き落としにしていたので、「うーん、まあ更新しておくかー」と放置していただけでした(限定コンテンツとか全然見ていないけど…)。めちゃくちゃ意識の低いW会員だったので、棚からぼたもち状態でした。
この条件、賛否両論あったのですが、ラルクのライヴはいつだって賛否両論あります。W会員というシステムについてもいろいろ言われており、まあ私も思うことはありましたが、それは後述することにします。

そんなわけで当落発表当日。
私はどこかしらが当たっていれば御の字、という感じで一応東京の公演は全て申し込んでいました。2月のことで頭がいっぱいだったので書き忘れましたが、3月にも東京で2公演あるので、計5公演もあります。さすがにどこか1つくらい当たっているでしょう。当たっていてください。
私の場合、比較的倍率の低い地方の公演を保険で申し込むということはしません。そもそもチケットが12,990円と高額なので当たっても旅費がかかる地方公演に行くのは金銭的に厳しいからです。あとあと面倒なので、行けない公演にはとりあえずで申し込んだりしません。
結果はなんと5公演すべて当選。
え、あれ?そうなん???と、思わず思ってしまいました。FC限定公演もちゃんと当選しています。W会員が少なかったんだろうか…?そんなわけないのですが、そう思うほど予想外の結果でした。

さあ、これで2月8日の有休は確定です。
断腸の思いでマウピのオーラスは諦めることにしました。

ところでメールでライヴ開催のお知らせがくるのって、なんだか地味…というか、家で一人で文字を眺めていても実感が湧かないというか。昔はファンクラブによって、ライヴの詳細が書かれたニュースペーパーが送られてきたんですよね。ででーん!と大きくツアータイトルが印字されたあれを見ると、ライヴが始まるのかーというわくわくがありました。あとは、ライヴの最後に告知するパターンですね。これが一番上がります。まあでもラルクは活動が限定的なのでこの方法の告知はあんまり使えないですけどね。今はメールの文面を見て、SNSで検索して、みんなの反応を見て、ようやく実感する感じです。

さてさて、今回のラルクのツアーには新しいチケットの制度「プレミアムチケット」なるものができていました。前回まではW会員シートという、ちょっとお高いけれどアリーナ前方を確約してくれるチケットがありました。
具体的には
W会員シート > SS席  > S席 > A席
といったランクに分かれた席種が存在していました。
しかしチケット発売当初アリーナ席を確約していたSS席が、ステージプランの変更によりスタンド席を含む、と条件を変更されてしまいました。当たり前ですがファンは大激怒です。消費者庁に苦情が相次ぎ、景品表示法上の優良誤認にあたるとして、再発防止などを求める措置命令が出される事態にまでなりました。その後、該当のチケットを持っていた方には返金対応をしています。
私はW会員シートをとっていたので、この騒動には巻き込まれなかったのですが(W会員シートは当初の発表通りアリーナ前方でした)。
そんな一件があったからでしょうか、今回は全員が一度一般席を購入したのち、希望者は追加料金を支払うことでアリーナ席が確約されたお席にアップグレードできるプレミアムチケットというものが誕生しました。一般席(12,990円)にアップグレード料金(12,990円)がかかるので、要はチケット代が倍になるということです。
私は迷いました。
丁度北海道に滞在しているときにアップグレードの申し込み案内がきたので、既に遠征費でかつかつの状態だったのです。
しかし、前回の公演で苦い思いをしたファンには申し訳ないですが、私はW会員シートでめちゃくちゃ良席だったのです。一度W会員シートを経験してしまうと……どうしても、手を出さずにいられない……。なんだか違法な何かを感じますが、合法に正規ルートでお金を積むシステムです。
当たったらラッキーくらいの気持ちでFC限定公演と、まあFC限定は外れるかも知れないので平日で比較的倍率の低そうな公演を記念で一つ申し込みました。

ほどなくして、申し込んだ2公演のプレミアムチケットが当選したと連絡がありました。
どうなっているんだ…今回の公演……。
というか、チケット代がえらいことになってるが大丈夫なんか、私は…。

そして私はDIRのライヴで血糊をかぶることなく、マウピの大雪で風邪をひくこともなく、無事L'Arc〜en〜Ciel ARENA TOUR 2024 UNDERGROUNDの初日、LE-CIEL限定公演当日を迎えました。ちなみにマウピの翌日とラルクの前日は朝早出をして仕事に励みました。職場へのフォローもばっちりです。

昨年はライヴをしていないので、何気に久しぶりなのですが、ラルクのライヴは開演前にやることが多いことを忘れていました。
原宿口から入ってすぐの場所にツアトラが展示されていたので、まずはこの写真を撮ってしまいましょう。マウピの大雪は一体何だったんだ…というくらい良いお天気で、自然光で綺麗に写真が撮れました。仕事をしていた2日間は一歩も外を出ていなかったのですが、2日ぶりに外に出たらまだ道の隅っこには雪が残っていました。すごい雪でしたからね…。

今回のアー写お気に入りです

お次はアプグレ オリジナルグッズの受け取りです。これは前回のライヴでめちゃくちゃ並んだ記憶があります。終演後のお渡しはしていないとのことなので、まずはこれを最優先で並びたいところですが、会場の案内を見てもどこにも受け取り場所が書かれていません。メールやライヴの特設サイトも読んでみましたが、場所の指定がありません。SNSを調べてみても、同じくオリジナルグッズの受け取りどうなってるの???と疑問に思っている人は見かけますが、肝心の答えは出てきません。若干不安ですが、ここでこれ以上時間を食うわけにはいかないので、一旦次へ行きます。次はL'LOTO。ハズレなしの無料のくじなので、これはやっておかないと損です。私はW会員なので、1公演3回くじを引けます。
が、しかし…ログインした状態でサイトにアクセスしているのにボタンが押せない…。
設定 > プライバシーとセキュリティで位置情報サービスはオンになっています。
その時、私の脳裏には30thの苦い思い出が蘇ります。30thのライヴではラルくじというアプリを使用してくじが引けたのですが、Bluetoothをオンにしても位置情報をオンにしてもアプリが感知してくれませんでした。会場限定のため、位置情報を取得しないとアプリが使えないのです。開演時間までいろいろ試したのですが結局最後まで位置情報が反映されず、なんとラルくじが引けないまま帰ったのです…。
今回も同じ目にあってたまるかい!
私は恥を忍んでお問い合わせ窓口へ向かいました。今回はお問い合わせ窓口なるものが設置されているのです。ありがたい。昔は困ったことがあっても人に聞いたりすることが出来ない性格でしたが、歳をとるにつれて抵抗なく聞きまくることができるようになりました。心も立派におばちゃんになったということでしょうか…。
私は比較的早い時間に会場へ到着していたので、この時点でLE-CIELブースは誰も並んでおらず、サクッと窓口へ行くことが出来ました。スタッフの方に相談したところ、設定 > プライバシーとセキュリティ > 位置情報サービスの配下に「SafariのWebサイト」という項目があり、そこで位置情報を有効にする必要がありました。なんと。めちゃくちゃ初歩的な質問をしてしまった気がしますが、スタッフさんに聞かなかったらまた解決しないまま帰宅するところでした。スタッフの方にお礼を言ってLロトを引くとステッカーが3枚当たりました。このステッカーは黒地にツアーのロゴが入っておりロゴの色が全部で7色あるのです。今日はピンク、青、黄色でした。

今度は入り口にある看板?というのでしょうか。ツアー名とメンバーの写真が載ったあれを撮ります。ここもそんなに人がおらず、気兼ねなく写真が撮れました。近くに空いたスペースがあったので、そこで本日分のMEMORIAL STAMPとKEYWORD RALLYを取得しておきます。
MEMORIAL STAMPはラルクのライヴではお馴染みで、以前は会場に掲示されているQRコードを読み取って、公演日のスタンプを取得していたのですが、近年は特設サイトからアクセスして取得する仕様に変わりました。私はLE-CIEL会員用とデジタル会員用の二種類取得します。大した手間ではないのですが、W会員はボタンひとつで両方取得できるシステムにならないでしょうか…。
KEYWORD RALLYは今回のツアーの企画になります。公演日に特設サイトへアクセスしてキーワードを一文字ずつ取得していき、集めたキーワードを送るとなんかもらえるっぽいです(ちゃんと読んでいない)。
L'LOTOやMEMORIAL STAMPと違って、こちらは会場限定ではないので、自分が参加しない公演日も忘れずにキーワードを取得しなければいけません。なんだかとっても忘れそう。

まだ雪が残っている…

やるべきことは一通り終わりました。
BDの予約を迷っていたのですが、会場で予約をするとポスターがもらえるとのことで…。もらったところでポスターを部屋に貼るタイプではないのでしまっておくことになるのですが。ここは折角なので予約してみることにします。完全生産限定盤を予約したので、ポスター4種すべてもらえました。

ポスター用のファイルに入れたらはみ出てしまいました…

グッズを会場受け取りにしたのですが、思ったよりサクサクことが進んだので、集合時間までまだ余裕がありました。これならラルカフェに並んで食べながら待つのも良さそう。ということで、ラルカフェに並びます。丁度お昼時だったからか、けっこう列ができていて、思ったより進みません。私は食べるのが遅いので、少し時間が心配になってきました。グッズの受け取り時間まであと30分…というところで無事ワッフルとココアラテを購入できました。ランダムでコースター(全6種)がもらえるのですが、スタッフさんの手元のかごにスクエア型とラウンド型が2枚ずつ交互に入っていて、それを順番に渡しているので、一度にたくさん注文した方が効率よくいろんな種類を集められそうです。しかし私はひとりでそんなに食べられないので、コースターを収集するのは諦めます。今回はスクエア型2枚をもらえました。あと30分で食べ切れるのでしょうか。ギリギリな気がします。
周りでみんながおしゃべりをしながら食事を楽しんでいるところ、無心で口を動かし続けてワッフルを食べていきます。ワッフル2枚ぐらいちょろいわ、と思っていましたが、なんかずっしりと重たいワッフルで、しかも大量にチョコレートや生クリームがかかっており、甘い。甘すぎる。普段はすっぱいものが苦手でいちごもあまり食べないのですが、今日ばっかりはいちごソースの酸味が爽やかに感じます。いちごソースで甘さを中和しながら、食べ終わる頃には動くのが苦しいくらいお腹がいっぱいになりました。年々食が細くなっている気がします。他のメニューも気になりますが、果たして食べられるのでしょうか。ココアラテは上にたっぷり乗ったクリームが一向に溶けそうもありません。待っていられないので、ワッフル用にもらったフォークでクリームをすくって食べます。ココアラテをこんなに勢いよく飲む人はいるのだろうか、という勢いで飲み干して、お化粧直しをします。ここで丁度グッズの集合時間に!

グッズ受け取りの列に並ぼうとしたのですが、既に長蛇の列が…。集合時間15分しかないけど、間に合うのかい…?という感じです。すると前の方では集合時間に間に合わなかった人が後に回されています。…不安。
列は長かったですが、時間には間に合いました。15:00〜15:15集合でしたが、15:15までに着けばいいや〜と思って行動していると危ない気がします…。
今まで会場受け取りは瞬殺で埋まっていたので予約が取れず、今回初めて利用したのですが、注文商品をまとめて置いてあるわけじゃなくて、その場でひとつひとつ取りに行くスタイルなんですね。そりゃ並びますよ…。普通の物販と手間が変わらないですからね。まあ、あえて利点を上げるなら品切れで買えないということがない、とかですかね…。確かにラルクは何時間も並んだ末、欲しかった商品が売り切れていたというパターンが多かった気がします。
私が知っている中ではANDROGYNOSの物販が優秀だったなぁと思います。事前に特設サイトでグッズを購入して、会場では一人一人の購入商品がショッピングバッグに入った状態で置かれていて、受付番号と引き換えに受け取るだけです。ショッピングバッグ代をとってもいいのでこのスタイルの方が楽だなぁ、と思います。

持ち手が白のバイカラーの方が可愛かったのですが「会員限定」という言葉に弱く真っ黒な方を買ってしまいました(MMXXのスカーフは映えそう)

グッズも受け取ったので、開演前にやることは完了です!プレミアムチケットの特典だけが謎のまま残っていますが。もう一度SNSで調べてみますが、答えに辿り着いた人はいないもようです…。私だけが受け取り損ねていたらショックですが、みんなわからないようなのでこの件は再び保留といたしましょう。一旦会場を離れて休憩したりトイレを済ませたりして、開場時間になったらまた会場へ戻ります。

開場時間に戻ってくると、プレミアムチケットの入り口にはすでに列が。そしてこの時になってやっと「プレミアムチケットに付いているオリジナルグッズは入場後にお渡し」ということがアナウンスされます。
ルールが変わったんなら教えてくださいよ…!
列がなかなか進まず、30分くらい経ってやっと建物の中に入れました。本人確認をしてグッズを受け取ります。周りで開けている人を見ているとなんだか、座布団…?おしゃれにクッションと呼びたいところですが、この厚さ、形…これはおそらく椅子に乗せるタイプの座布団。アリーナ席でお使いくださいってか。
座布団がそこそこの大きさだったのでショッピングバッグに押し込みながら自分の席を探していくと、アリーナ最後列でした。いや、それでも十分近いんですが。多分前回が良すぎた気がします。今回は「アリーナ確約」ですが、前回は「アリーナ前方確約」ですからね。席に座って入り口でもらったチラシをぼーっと見つつ開演を待ちます。ステージ上のモニターでは大雨の映像が流れていて会場内には雨音と雷鳴が響いています。いつもはメンバーセレクションのプレイリストが流れているのですが、今回は雰囲気が違って既にダークな気配。ツアーのタイトルにも「UNDERGROUND」とあるとおり、今回のセトリはレア曲が多くなる予定とメンバーもコメントしています。さらに、1曲目ではサイリウムの使用禁止、と公演日直前に公式から注意されています。一体どんなライヴになるのでしょうか。期待が高まります。1曲目が終わってから2曲目の間にサイリウムをバキバキ折って手につけることを考えると、なんだか面倒くさい気もしますが、グッズを購入した時点でそんな注意事項は聞いていなかったので、こちとらいつもの感覚で一公演2本として、6本もサイリウムを買ってしまっているのです。他で使うところもないので意地でも消費します。暗転している中でも取り出しやすい位置にサイリウムを用意して準備万端。

会場が暗転して、聴こえてきたのは。ピアノの音。
こ、これは……All Deadだー!!!!!!!!
無線制御されているペンライトは消灯して客席は真っ暗な中、ステージだけに照明が当たりますが、幕に覆われているためメンバーのシルエットだけが見える状態です。
めちゃくちゃダークな始まり!
このままダークに突き進むのか…!

M02 - EXISTENCE
と思いきや二曲目はEXISTENCEで空気がガラッと変わります。一曲目でイキリ過ぎて不安になったんでしょうか。これもライヴでは12年ぶりとかで充分レア曲なんですが。
私はSMILEまでリアタイしていたのですが、AWAKE、KISSはリアタイしておらず、BUTTERFLYで戻ってきたという経緯があり、SMILE以前を「昔の曲」、AWAKE以降を「最近の曲」と思っている節があります。
なんか久しぶりにライヴへ行ったら「これから3年間はライヴはお休みします」と言われて、なかなかどうもラルクとはタイミングが合わなかったんですが、BUTTERFLY以降はいい感じで活動を追えていると思います。
それはさておき、二曲目でステージを覆っていた幕が降りて、メンバーが姿を現しました。hydeさんは軍帽をかぶっていて、ハードな雰囲気。

M03 - THE NEPENTHES
ここでまた空気が一転して妖艶に。学生の頃めちゃくちゃ聴いていたので、懐かしいー!という感じですがライヴでは16年ぶりだそうです。当時、田舎の学生でアルバムのツアーに行けなかったのでライヴで聴くのは初めてかもしれません。もしかしたら聴いているかもしれませんが、普通に忘れていたりするのであてにならない記憶です。REALは今でも大好きなアルバムなのでセトリに選んでもらえてうれしいです。REALからはa silent letterもセトリに入っていました。

M04 - 砂時計/M05 - silent letter/M06 - Ophelia
NEPENTHESからの砂時計でけっこう緩急をつけてくるな、と思ったのですが、silent letter、Opheliaと続いてゆったりした曲が続きます。てか!hydeさんサックス持ってるー!ひえー!しかし、なんというか、あれだ。音が安定していない…。吹奏楽ってメンタルと直結してるというか、難しいからですね…。あーでも、サックスをやるならLORELEYもお願いしたいところですー!LORELEYやりませんかね…。Opheliaも好きですが。なんなら最近のアルバムの中でも結構好きな方です。いかにもhydeの曲って感じがしますよね(雑な感想)。
そして今更なんですが、前の席の人がけっこう身長高くてステージが半分隠れています…。サックスを吹いているhydeさんは丁度見える位置にいたので良かったです。

M07 - Taste of love
心の中でhydeさんを応援しつつ見守っていたらTaste of loveが始まった!ひー!すごい。この曲を今のラルクがやっちゃうのね…!幕張でDuneが解禁された時も飛び上がるかと思ったけれど、もうここまでずーっとびっくりセトリすぎて感覚が麻痺してくる(笑)。エモいねーエモい!このイントロ…!!スクリーンにはtetsuyaさんの手元がアップで映っています。
あのですね、個人的には2つめのブロックっていうのかな?SNSにあがっているセトリだけ見るとMCしか書かれていないのだけれど、実際はMC以外にもお色直しするために一旦はけたりするので、そこでブロックわけをするなら、この2つめのブロックがすごい熱かったです!!

M08 - Voice/M09 - Vivid Colors/M10 - flower
メンバーが立ち位置を移動するタイミングでちょっと間が空いたりもするんですが、ここからVoice→Vivid Colors→flowerが一連になっていて、ずっとボルテージ上がりっぱなしでした!

活動休止前のシングル6曲をワンセットで考えると(そんな考え方が一般的かどうかはさておき)、Vivid Colorsってそんなに自分の中で上位の曲じゃないんですよね。でも、今回のライヴが終わってみたらここがけっこう熱量高いポイントだったなーと思いました。あとVivid ColorsはMV見たさにカラオケ行ったら入れますね(笑)。
いつも歌っているはずなのに急に歌を振られるとあわあわしてしまいます。「風の声を聴きながら」なのか「思ってみても空しくて」なのか、どっちがどっちやったっけ!?状態です(私はいつもこんなことを言っている気がする)。
私がラルクと出会った頃はflowerが代表曲みたいな扱いだったので、ラルクといえばflower!というイメージがずっと残っています。
活休前のシングルだとBlurry Eyesと風にきえないでが好きです。
Blurry Eyesは前回のドームでやってますしね、まあまあ定番でしょうか。今回はセトリ落ちしてしまいましたが、聴けるチャンスは多いはずです。
風にきえないでが…UNDERGROUNDって感じじゃないしセトリも落ちやむなし、という感じですが。そう思うとやっぱりMMXXのセトリ最強すぎます。今回もすごいけれど、MMXXも改めて本当に良いセトリだったと実感。
あと意外に夏の憂鬱を聴いたことがない気がするんです。周年とかでちょこちょこやっているようなのですが、最近はやっていないのではないでしょうか?記憶にないだけ?かもしれません。
arkとrayが発売されるまでの間、既存の5枚のアルバムをずーっと繰り返し聴いていたので、活休前の曲を聴いていると学生時代の頃の気持ちとか、通学路、当時の自分の部屋なんかを思い出します。2ブロック目はREAL、DUNE、heavenly、Trueから楽曲がセトリ入りしているので、まさに中学生の一番頭がおかしい時期に、ライヴにも行けず部屋にこもって聴いていた曲が集まったブロックという感じ。

M11 - It's the end
MCあけて、これまたエモい曲。
arkとrayが初めてリアタイで購入したアルバムになるので、かなり聴き込んでいました(だがしかし、次の日あんなことになろうとは…この時知る由もなかったのだ…)。

後半はAWAKE、BUTTERFLY、KISSからの曲が多かった印象なので、まあいつものライヴというか。個人的な思い出が蘇るというよりは、ライヴで聴いて馴染んだ曲が多く、これまでのライヴを懐古するような感じでした。

M19 - ミライ
「みんなで歌いたい」と思って作られたとhydeさんが仰っていましたが、やっとその意味がわかりました!コーラスの部分を私たちが歌うんですね。コーラスはまかせろ!
hydeさんが思い描いていた景色は見られたでしょうか。明日はもっともっと上手に歌えるようにしますね。

ちょっとMCに関してはどこのタイミングで何の話をしたっけな?という相変わらずポンコツな記憶力なんですが。なんだかkenちゃんが大人しいなぁと思ったら「最近なんかうるさいやん?」とどうもコンプライアンスを気にしているよう…。なんて世知辛いんだ!ラルクのライヴはいつまでもkenちゃんが自由にのびのびとお話しできる空間であってほしいよ!hydeさんに促されたkenちゃんが話し始めたのは、おっぱいの海を泳いでみたいという話でした。その場合きっと平泳ぎの方が良さそう。kenちゃんの話に誰よりも楽しそうに大笑いするhydeさん。この図が好きなんよ!hydeさんはkenちゃんのことを天才だというけれど、泳ぎ方まで考えてるのは私も天才だと思うし、遠近感おかしくなりそう…と懸念点まで話し始めてkenちゃんの才能が発揮されていましたね。本当は全然こんなもんじゃないのも知っています(笑)hydeさんはkenちゃんがーと言いますが、hydeさん、tetsuyaさんも大概ですからね!なんか、まったくkenちゃんったら〜みたいな感じ出してますけど同じ穴の狢ですからね。なんだかこの言葉さえ卑猥な言葉に聞こえるじゃないの!私は何を言っていますか???もし今の時代にFLYING〜L'Arc〜ATTACKが放送されたら不適切!と言われてラルクは音楽界から消されてしまうのでしょうか…?

hydeさんが「今日は変な人いないかなー」と言いながら客席を見ていましたが、どうも30thツアーのたまアリで起きたことをまだ根に持っているようで笑いました。3m先の目の前にhydeさんがいるのに、ずーっとtetsuyaさんのことを見ているファンがいたそうで、その時もその場でつっこんでいましたが。私はまさにその公演に入っていて目撃していました(笑)。
Opheliaのサックスは(ああ……そうね、そんなこともあるわね…)と心に留めていたのですが、直後のMCの時に自分で「全然あかんかったな」って言ってました。リハまではできてたんやけど…って言ったらすかさずtetsuyaさんが「リハではできてた!」って言っててほっこり。なんだかね、今回のライヴはメンバー同士が仲良しでほっこりします。私は基本的にみんなもういい大人なので仲良しこよしを求めませんし、良き仕事仲間でいてくれたら良いと思っていて、あんまりメンバーの一挙一動を大げさに取り上げて、やれあの時のあのやり取りは良かった!だの、やれ尊い!だのみたいなことは言わないのですが、そんな私でさえなんだか仲良しだわ…と思いました。

そして今回の公演ではラルクイズというコーナーがあるんです。参加する人はその場で立ってペンラの色を変えて解答するのですが、1問目でけっこう脱落者が多かったですね(笑)。私もです。不正解の場合は座ります。正解するとカメラで抜かれます(ひええ…)。前のドームでは「今日のためにネイルしてきた人ー!」というkenちゃんの呼びかけにファンが手をあげてネイルを見せていたのですが、カメラさんが咄嗟に対応できず…ということがありました。なので今回はカメラさんもがんばっています!
ファンクラブの名称がCielからLE-CIELになったのはいつ?という「うわーこれいつだっけー???」となる問題もあれば、ツアーで使用した車両の走行距離は?のような「知らんがな!」という問題も割と出てきました(笑)座った後も一応解答していたのですが、私は正解率50%といった感じでした。移動中のトラブルとか、選択肢が文章になっていてもはや字が見えない(笑)黄色で袋文字だと視認性が悪過ぎます。ラスト問題でお一人だけ残って、会場のみんなで見守っていたのですが、まさに最後の問題が走行距離のやつでした。いやさすがにわからんやろ!結局その方も不正解になってしまい、会場全体がおーん…(´・ω・`)という雰囲気に。その後健闘を讃えて自然と拍手が湧きました。ほっこり。広い会場ですが、なんだかアットホームな空気でした。この知らんがなクイズは他の公演でも実施されるのでしょうか?FC限定?
ちなみにこの後ドLたちはtetsuyaさんから、正解者いなかったの?え?今日ってLE-CIEL限定ですよね…?って詰められます(笑)

今回のペンラは無線制御と知った時、最初は無線制御にするなら国立の時のように、デザインは凝らず機能性に全振りしても良いのでチケットに付属してほしいなぁと思っていました。でもこのタイミングで「無線制御ではない昔のペンライトは演出の妨げになるので使用できません」とすることで、マラカス(通称:ラルカス)の騒音問題を解決できたのかもしれません。声を出せなかった時は、マラカスを鳴らすことで、メンバーの呼びかけに応えたり、その場を盛り上げることに一役買いましたが、声が出せるようになった今、「マラカスがうるさい」という人が必ず出てくることが考えられました。自分の近くでシャカシャカ聞こえたら私ももやもやしてしまいそうです。
別のアーティストのライヴでは、過去に使用したペンライトでも無線制御のものであれば他の公演でも使えるとあったので、もしかしたらラルクも今後そうなるかもしれませんね。

あとこれもタイミング忘れましたが、お色直し後のtetsuyaさんのブラウスが可愛かったです。ご自身のブランドの服かしら?胸元に大きなお花みたいなリボンが付いていました(お花なのかリボンなのかどっちだ)。

しかもtetsuyaさんがhydeさんとハグ。
私がメンバーの一挙一動に何も思わなくなってしまった原因の一つにサイレント活休があります。バンドやメンバーがしんどい時って、不思議とファンにも伝わりますよね。あの、目まぐるしい程の活躍をしていたラルクが立ち止まってしまったとき、私は本当に不安で怖くて仕方ありませんでした。いつ、メンバーの口から決定的な言葉が出るんだろう、と。それを恐れながら過ごした時間でした。今はその不安がなくなったわけではありません。今年はライヴがなかったなーとか、そんな本当に些細なことで私はまだ心細くなってしまいます。でも、最近はあと何回ラルクのライヴが見られるんだろう?と思うようになりました。今まで私がラルクと過ごしたきた時間より、おそらく残された時間の方が、もう短いのではないでしょうか。だから、終わりを恐れて不安になるよりも、今、目の前にいて、私の人生と共にあった大好きな曲を演奏してくれている。その事の方をもっと大切にしたいと思っています。ただ、メンバーの言動一つ一つに期待したり、悲観したり、批判したりするのはもう、疲れてしまいました。そのため自衛で不感症みたいになってしまう癖がまだ抜けないようなのですが…。
彼らはエンターテイナーですから、ファンサービスとして、そういうパフォーマンスをする事だって容易いでしょう。どこかでそう思ってしまう天邪鬼な自分。
でも、でも、30thラピバのDuneで一緒にくるくる回るてつはいを見た時も、今日ハグをするてつはいを見た時も、ふーんって涼しい顔をしながら、でもどこか心の奥が熱くなるのを感じました。
願わくば、私たちが楽しいと感じたように、メンバーにとってもこのツアーが楽しい時間でありますように。

今回はFC限定公演で、しかも私がいた席は周りがみんなプレミアムチケットをとった人たちなので、ものすごく熱量が高かったように思います。全員本気!隙がありません。息のあった動きよ…!普段はスタンドとかでお隣の方が大人しかったりすると、ちょっと遠慮してしまったりするんですが、今日は全員本気で、私も全力で楽しめました!28年ぶりの曲だろうとラルクの曲は全員が完璧に知っています。
アリーナ席だったのですが、最後列までは銀テが届かず…少し残念に思っていたのですが、前の方のお席だった方が、帰り際銀テをお裾分けしてくださり…本当に本当にうれしかったです。FC限定公演でファンの優しさに触れられるのはうれしいことです。いただいた銀テは大切に保管します。直接何かお返しをすることは叶いませんが、私も機会があれば、同じようにシェアできる気持ちを持ちたいと思いました。

本当に本当にありがとうございました!!

あした一日乗り切れば週末は再びラルクのライヴです!ライヴの合間合間で仕事しているので全然身が入りません!

W会員について、私の思うことを書きます。
公式のファンクラブLE-CIELがあるのに、デジタルファンクラブなるものが同時に存在しているのは違和感ありすぎます。私も納得していない、というのが本音で、当初はデジタルファンクラブに入っていませんでした。
ところが、ラニバの直前にエイトのコンサートでチケットが全滅してしまう、という事がありました。エイトやKAT-TUNの場合、自分の名義だけでも最低一公演は確保できていました。なので、全滅というのが初めての経験で、それはそれはとんでもなく辛かったのです…。その後にラニバのチケット受け付けが始まるのですが、全滅のショックを引きずっていた事もあり、ひよって思わずデジタルファンクラブに手を出してしまいました。ラニバの時点ではW会員じゃない友人も普通にチケットがとれていたので、今後しばらくライヴがないようであれば、デジタルファンクラブは退会しても良いかなぁと考えていました。私のファンクラブ更新時期は年末なのですが、年末にうっかりW会員枠でラルカフェのチケットをとってしまい、年明けのラルカフェに行く時までW会員を継続しなければいけなくなりました。そこでまた一年W会員を継続したわけです。あの、本当に「やむを得ず更新した」みたいな状態でしたし、お金を積んだから偉いなんてことは全く思っていません。
今回のW会員の当選率の高さや、LE-CIEL会員にも関わらず落選率が高かった、という状況を見て、私も心を痛めていますし、W会員の私だけ当選してLE-CIEL会員の友人は落選してしまったりして、いつもは当落結果を報告しあって会場で会おうねーご飯行こうねーなんて話していたのに、最初の当落以降、こちらから連絡する事ができずにいます。
W会員の制度が納得いかないからといって、もうLE-CIEL会員に戻ることも出来なくなってしまいました。それはすなわちチケットを諦めることになってしまうからです。
先ほどの話の繰り返しになってしまうのですが、コロナ禍以前から私の中には「あと何回ラルクのライヴに行けるんだろう」という気持ちがありました。元々コンスタントに活動しているバンドではないですし、メンバーだけではなく私自身もまた歳をとりました。少し気が早いかもしれませんが、人生の折り返し地点まできているのかもしれません。毎日大量の抗うつ薬、睡眠導入剤を飲んでいるので長生きできそうにはありません。仮に生きていたとしても、ライヴに行ける状態でいられるのか…自信がありません。そう思うと、可能な限り一回でも多くライヴに行きたいです。W会員に納得いかない気持ちよりも、ライヴに行きたい気持ちの方が優っている、というのが今の私です。
W会員枠、LE-CIEL枠があれば充分なので、L'モバは早々に退会しました。毎月壁紙をDLするくらいしかなかったので…。


解説:

情報解禁のタイミングが悪すぎるとは?
以下のような流れで情報解禁されました。
2023年9月4日 漆黒の儀決定
2023年10月4日 マウピ決定
2023年11月8日 MY BLOODY VAMPIRE決定
2023年12月7日 ラルクツアー決定
私の中ではラルク≠上田くん>sukekiyo>DIR
といった優先順位なので、先にラルクが情報解禁していれば、平日公演のsukekiyoとDIRは諦めていたかもしれません…。

ANDROGYNOSとは?
2017年にDIR EN GREYとPIERROTが合同で行ったライヴ。DIR EN GREYのファン(通称:虜)とPIERROTのファン(通称:ピエラー)は何故か折り合いが悪いとされ、同時期に勢いのあったバンドでありながらPIERROTが解散する2006年まで一切交流はなかったため、歴史的なライヴとなった。ちなみにDIR EN GREYのドラマーであるShinyaとPIERROTのヴォーカルであるキリトは誕生日が同じで、ファンが敵対しあっていることはさておき、合同で誕生日を祝っていたことが判明した。

FLYING〜L'Arc〜ATTACKとは?
1999年から2002年まで放送されていたラルクのラジオ番組。
目まぐるしく活動していた最中の1999年から、実質活動休止状態だった2002年にかけて放送されていた番組だったため、放送開始時期はメンバー同士一緒に収録していたが、終盤では一人一人ばらばらで収録しており恐ろしく雰囲気が変わる。全盛期の放送内容は不健全極まりないため親が絶対に部屋に入ってこないことを確認して聞く必要がある。


他のARENA TOUR 2024 UNDERGROUNDの日記もあわせてどうぞ。

2月代々木第一体育館


3月代々木第一体育館


4月横浜アリーナ

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